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2022/02/08 18:25
パパイヤ鈴木、振付師目線のフィギュア観戦「空気が変わる瞬間に注目」
振付師でタレントのパパイヤ鈴木が8日、自身の著書『パパイヤ鈴木の元気がでるダンス』(1月25日発売/講談社)の発売を記念したマスコミ取材会を行った。
本書の刊行にあたり、「パパイヤ色の強い本を」という出版社の依頼を受けたという鈴木。「ダンスをまだやったことが無い、興味のない人が、テレビの前で腰を浮かすまでのが僕の仕事。そんなふうに“0から1”に特化した本は他に見たことが無い」という想いから、思わず真似してみたくなる、簡単に楽しく体を動かすことからはじめるダンス本を生み出した。
「日常にダンスのヒントは隠れているんです」という鈴木の本では、QRコードで動画と連動しており、「トイレの個室がすべて使用中だったら」「急いでいるのにタクシーが来なかったら」「デスクで肩が凝り過ぎて辛くなったら」など、ちょっとイラっとするシチュエーションが、いつの間にかダンスに変化していく様子が描かれ、誰でもダンスに楽しく触れることができる仕掛けが詰め込まれている。
「掃除機をかける動作も、料理も、手を洗う動きも、普段やっていることを音楽にのせてディフォルメするだけで、なんでもダンスになる。たとえイラっとしてしまうことがあっても、発想を転換してダンスが入って来ると、まろやかになってくるんです」と持論を展開。「身体を動かすことは健康にもいいので、子供から高齢者の方まで、コロナでずっと家にいなきゃいけない状況もあるなか、ダンスってこんなに簡単なんだって感じてもらいたいです」とアピールした。
冬季オリンピックがスタートしたが、ダンスにも「スキーの動きの『ストック』やスケートの動きの『スケーター』など、スポーツにちなんだ名前のついたソウルのステップは実際にあるんです」という鈴木。振付師という仕事柄、フィギュアスケートにも注目しているといい「フィギュアの演技中、匂いというか空気が変わる瞬間に注目しています。アクティブだった動きが急に静かになったり、イメージが変わる瞬間にドキッとさせられます」と解説。特に羽生結弦選手の表情について「ダンスでは表情も大事なんですが、“さあ、いくぞ!”という顔になったときに大きく空気が変わるのかな」と感心していた。