『第54回ミス日本コンテスト2022』の開催告知＆ファイナリスト紹介記者発表会が都内で開催され、来年1月24日に行われる本選大会に臨むファイナリスト11名が勢ぞろいした。ファイナリストの一人、国家公務員の守田栞さん（もりた・しおり／24歳）は、内閣府の広報で働く中で国民の声を聴き「私個人として何か出来ないか」とコンテスト挑戦を決意したことを明かした。

　1950年に初開催されたミス日本は、「日本らしい美しさ」を掲げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。同大会からは、女優やタレントだけでなく。芸術家、音楽家、学者、医者、映画監督、会社経営者、財団代表、政治家、女将、主婦など、分野を問わず、活躍する女性を輩出している。

　国家公務員として内閣府で勤務する守田さん。「私の祖母が身体障害となったことから、祖母のような方のための社会づくりをしたいと思い、この職に就きました」と、現在の仕事に就いた経緯を語る。

　そして「以前広報の業務をしており、お手紙やお電話で国民の皆様のお声を知ることが出来ました。“助けてほしい！”“どうにかならないの？”という様々な想いを聴き、私個人として何かできないかと思い、そして自分が成長できるような新たな体験がしたいと思い、このコンテストに応募しました」とコンテスト挑戦に至った心境を明かした。

　珍しい職歴のファイナリストでもあり、取材者からは“コンテスト出場の周囲の反応は”という質問が。守田さんは穏やかな口調で「お仕事のことはお話しできませんが、周りの方からは“がんばって”と応援していただいております。当たり前のことを当たり前にするということで、職業第一として、このコンテストには一プライベートとして参加しております」とコメント。

　最後に「このコンテストを通じて、より自分を成長させ、10年以上続けているバスケットボールで培ってきた俯瞰的な視野と、持ち前の愛嬌を活かして頑張ります。宜しくお願いします」とアピールした。

　今年のファイナリスト11名は、国際基督教大学3年の河野瑞夏さん（こうの・みずか／21歳）、国家公務員の守田栞さん（もりた・しおり／24歳）、大妻女子大学4年の属安紀奈さん（さっか・あきな／22歳）、経営者である山本紗也さん（やまもと・さや／26歳）、京都外国語大学フランス語学科3年の相馬あすかさん（そうま・あすか／21歳）、東京医科歯科大学3年の横山莉奈さん（よこやま・りな／21歳）、大妻女子大学3年の佐藤梨沙子さん（さとう・りさこ／21歳）、東京大学文科一類2年の奥田香綸さん（おくだ・かりん／20歳）、青山学院大学3年の土屋佳蓮さん（つちや・かれん／21歳）、養護教諭の横田陽菜乃さん（よこた・ひなの／22歳）、モデルで女優の成田愛純さん（なりた・あすみ／19歳）の11人に決定している。

　ファイナリストたちは、来年の1月23日に都内で前日審査（社交力審査）、翌24日に最終審査（振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など）に臨み、24日のステージで結果発表が行われる。

■第54回ミス日本コンテスト2022ファイナリスト
１．河野瑞夏(21歳／東京／大学生）
２．守田栞（24歳／佐賀／国家公務員）
３．属安紀奈（22歳／山口／大学生）
４．山本紗也（26歳／新潟／経営者）
５．相馬あすか（21歳／栃木／大学生）
６．横山莉奈（21歳／兵庫／大学生）
７．佐藤梨沙子（21歳／東京／大学生）
８．奧田香綸（20歳／岐阜／大学生）
９．土屋佳蓮（21歳／東京／大学生）
10.横田陽菜乃（22歳／愛知／養護教諭）
11.成田愛純(19歳／神奈川／モデル・女優）