女優の北川景子、俳優の窪田正孝などが所属する芸能プロダクション「スターダストプロモーション」の2年ぶりとなる大規模オーディション『第2回スター☆オーディション』最終選考会が7日、都内で行われ、ファイナリストの中で最年少の10歳・山本花帆（やまもと・かほ）さんが審査員特別賞を受賞した。

　同オーディションは、スターダストプロモーションが創立40周年を迎えた2019年に、新たなスターの原石が本気でエンターテイメントの世界を目指すとき、初めてチャレンジするコンテストとして歴史を築いていこうとスタートした企画で、今回が2年ぶり2回目の開催となる。

　応募資格は10歳〜22歳までの男女で、オンライン面接やカメラテストなどの審査、ファイナリストを対象としたワークショップなどを経て、17組18名が最終選考会に駒を進めた。

　「歌うポジティブガール♪」というキャッチコピーの山本さんは、歌うことが大好きで、家でミュージカルごっこしているという小学4年生。1分間の自己PRでは、「将来は映画やドラマ、ミュージカルの舞台に出演できるような女優になりたいです。そして、一生懸命努力して、主役になることが夢です」と意気込みを語り、「今の私の気持ちにぴったりな歌を歌います！」と元気いっぱいに宣言し、『リトル・マーメイド』の『どんな夢より』を披露。最年少かつ、トップバッターというプレッシャーをまったく感じさせない、堂々としたパフォーマンスと透き通った歌声で印象を残した。

　また、最終選考会では、『せっかちな13人のシンデレラと5人の優柔不断な王子様』という設定で、『笑顔』『表現力』『歌・ダンス・オリジナティ』を審査する最終審査が行われ、ファイナリストそれぞれが、自身の魅力を審査員と観客にアピール。

　山本さんは、最終審査でLittle Glee Monsterの『ECHO』を歌唱。1分間自己PRの際に披露した可愛らしい歌声とはまた違った、真剣なまなざしに体全体を使った力強い歌声で見るものを圧倒。審査員を務めていたスターダストプロモーション新人部・執行役員の廣長仁氏は、「自己紹介から特技披露まで、ステージ度胸があって、とても良いパフォーマンスを披露していました。将来が楽しみです」と期待を寄せていた。

　ファイナリストのレベルが高く、今回もグランプリの他に『審査員特別賞』が選出され、山本さんのほか、高橋さくら（たかはし・さくら）さん、武田創世（たけだ・そうせ）さん、計3名が受賞。3人の中で最後に名前を呼ばれた山本さんは、「ちょっと緊張していたのですが、特別賞をもらってすごく嬉しい」と笑顔で語り、「応援してくれてありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

　グランプリの受賞者発表には、第1回に続き、北川景子がスペシャルプレゼンターとして登場し、見事グランプリを受賞した竹野世椰（たけの・せな）さん、山木雪羽那（やまき・ゆうな）さんに星型のトロフィーを授与するひと幕も。

　今回のオーディションに対して、北川は「第1回は事務所としても初めての試みだったので、試行錯誤しながらみたいな部分がありましたが、今回は裏もスムーズで。応募してくださる方も1回目と比べて、格段にレベルが上がっている気がする」と語り、「ファイナリストのみなさん、みんな合格でいいじゃん！って思うくら、本当にレベルが高い方々が集まっていて。明日にでもデビュー出来そうな方々ばかりでしたし、その中でもグランプリの二人は壇上に登場した瞬間からすごく目を引くし、すでにオーラみたいなものがあって、最近の若い子たちは本当にすごいなと思いながら、私も頑張ろうって勇気をもらったりしていました」と感想を明かした。

【第2回スター☆オーディション結果】
▼グランプリ
■男性グランプリ：竹野世梛（たけの・せな）さん／大阪府／2008年8月28日生まれ、13歳・中学1年生／趣味：絵を描くこと、音楽を聴くこと／特技：ダンス／キャッチコピー：絵を描くのが得意なアート系シャイボーイ
■女性グランプリ：山木雪羽那（やまき・ゆうな）さん／大阪府／2009年1月24日生まれ、12歳・中学1年生／趣味：絵を描くこと、メイクをすること、お菓子作り、グミを食べること／ダンス／キャッチコピー：キリッと！ユウナ

▼審査員特別賞
■高橋さくら（たかはし・さくら）さん／愛媛県／2005年2月2日生まれ、16歳・高校1年生／趣味：歌うこと、踊ること、ギターを弾くこと、ピアノとドラムを弾いて曲を作ること／特技：英語／キャッチコピー：桜咲く歌姫
■武田創世（たけだ・そうせ）さん／埼玉県／2009年4月3日生まれ、12歳・小学6年生
／趣味：スポーツ／特技：サッカー／キャッチコピー：100%！ポジティブ!出会った人はみんな友達！
■山本花帆（やまもと・かほ）さん／東京都／2011年7月4日生まれ、10歳・小学4年生／趣味：ミュージカルごっこ、観劇、おしゃれ雑誌を読むこと／特技：歌を歌うこと／キャッチコピー：歌うポジティブガール♪

※高橋さくらさんの「高」は「はしごだか」が正式表記。