女優の北川景子、俳優の窪田正孝などが所属する芸能プロダクション「スターダストプロモーション」の2年ぶりとなる大規模オーディション『第2回スター☆オーディション』最終選考会が7日、LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）にて行われ、応募総数15,918人の中から、13歳の竹野世梛（たけの・せな）さんと12歳の山木雪羽那（やまき・ゆうな）さん、ともに大阪府出身で中学1年生の二人がグランプリに輝いた。

　同オーディションは、スターダストプロモーションが創立40周年を迎えた2019年に、新たなスターの原石が本気でエンターテイメントの世界を目指すとき、初めてチャレンジするコンテストとして歴史を築いていこうとスタートした企画で、今回が2年ぶり2回目の開催となる。

　応募資格は10歳〜22歳までの男女で、オンライン面接やカメラテストなどの審査、ファイナリストを対象としたワークショップなどを経て、17組18名が最終選考会に駒を進めた。

　最終選考会では、ファイナリスト17組による1分間の自己PRのほか、『13人のせっかちなシンデレラと5人の優柔不断な王子様』と題した演技審査の中で、笑顔や表現力、歌やダンスをはじめとする特技披露など、ファイナリストそれぞれが自身の魅力を存分にアピール。

　男性グランプリ・竹野さんのキャッチコピーは「絵を描くことが得意なアート系シャイボーイ」。1分間自己PRでは「スターダストプロモーションに入ってやってみたいことはまだわかりませんが、今回演技をしていてすごく楽しかったので、モデルさんや俳優さんに憧れます」と述べ、「自分はとてもシャイで緊張するのですが、自分に自信を持って、いろんなことに挑戦していきたいと思っています」と緊張しながらも自身の想いをひと言ひと言丁寧に伝えていた。最終審査の特技披露では、5歳から習い始めたというダンスを披露。シャイボーイな面影から一変、音楽がかかり踊り始めると凛々しい顔つきでカッコイイダンスを披露し、審査員と観客を魅了していた。グランプリ受賞に対しては、「緊張して言葉がでないんですけど、すごく嬉しいです」と喜びを噛み締めた。

　一方、「キリッと！ユウナ」というキャッチコピーの女性グランプリ・山木さんは、そのキャッチコピー通り、キリッとした表情と目力で抜群の存在感を発揮。1分間の自己PRでは「今は勉強やダンスを頑張っています。勉強もダンスも自分が前より成長できているなって感じるのがとても嬉しいので、演技も頑張っていこうと思っています」と演技への想いを語り、「春に中学生になって、メイクやお菓子作り、絵を描くことが好きになって、コロナ禍でも楽しく休日を過ごしています。好きなことや心惹かれることが増えて幸せです」と笑顔を見せる。また、最終審査の特技披露では4歳から習っているというダンスを披露。束ねた髪をほどき、迫力あるホッピンダンスで12歳とは思えない力強さと表現力を見せつけた。グランプリ発表で名前を呼ばれた瞬間、驚きの表情を見せ「嬉しすぎて言葉がでないのですが、この星型のトロフィーを家宝にしたいです」と語りつつ、涙を浮かべていた。

　また、グランプリの結果発表には、前回同様、スペシャルプレゼンターとして北川景子がサプライズで登場。ファイナリストたちのパフォーマンスを裏で見守っていたそうで、「もう全員合格でいいじゃん！って思いながら見ていたのですが、一緒にタレントとしてこの世界を盛り上げていける子たちがきっといるんだろうなと心強く拝見していました」とコメント。グランプリを受賞した二人に対しては、「みなさん歌えたり、踊れたり、お芝居も上手かったり、明日にでもデビューできそうな方々ばかりで。その中でもお二人は、壇上に登場した瞬間からパッと目を惹くし、すでにオーラみたいなものがあった」と述べ、「最近の若い子たちはすごいなって思いながらも、”私も頑張ろう”って勇気をもらいました」と笑顔で感想を明かす。

　そして、今回のオーディションに対して、「エンターテイメントの世界も苦しい状況が続いていたのですが、それでもこの世界を志している子たちがいて、そして数あるプロダクションの中からスターダストプロモーションを選んでオーディションに来てくださったというのは、私もイチ所属タレントとして嬉しいなと思っていました」と語り、「オーディションとなると合格する方もそうじゃない方も出てくると思います。結果ももちろん大切ですが、オーディションに挑戦するためにしてきた過程での努力や経験は必ずこの先の人生の糧になると思います。今回この最終選考会の場にいらっしゃらない方が1万5千人以上いらっしゃると思いますが、その方々にとっても、このオーディションがいい経験になってくださったらいいなと思っています」とオーディション応募者たちへのエールを送った。

　なお、同オーディションでは、グランプリ2名のほか、審査員特別賞に、愛媛県出身の16歳・高校1年生の高橋さくら（たかはし・さくら）さん、埼玉県出身の12歳・小学6年生の武田創世（たけだ・そうせ）さん、東京都出身の10歳・小学4年生の山本花帆（やまもと・かほ）さんの3人が選ばれた。

　さらに、この日の最終選考会では、MISS MERCYがオープニングアクトを務めたほか、原因は自分にある。、ONE N’ ONLY、TEAM SHACHIといったスターダストプロモーション所属のアーティストがゲストライブを行い、オーディションに華を添えた。

【第2回スター☆オーディション結果】
▼グランプリ
■男性グランプリ：竹野世梛（たけの・せな）さん／大阪府／2008年8月28日生まれ、13歳・中学1年生／趣味：絵を描くこと、音楽を聴くこと／特技：ダンス／キャッチコピー：絵を描くのが得意なアート系シャイボーイ
■女性グランプリ：山木雪羽那（やまき・ゆうな）さん／大阪府／2009年1月24日生まれ、12歳・中学1年生／趣味：絵を描くこと、メイクをすること、お菓子作り、グミを食べること／ダンス／キャッチコピー：キリッと！ユウナ

▼審査員特別賞
■高橋さくら（たかはし・さくら）さん／愛媛県／2005年2月2日生まれ、16歳・高校1年生／趣味：歌うこと、踊ること、ギターを弾くこと、ピアノとドラムを弾いて曲を作ること／特技：英語／キャッチコピー：桜咲く歌姫
■武田創世（たけだ・そうせ）さん／埼玉県／2009年4月3日生まれ、12歳・小学6年生
／趣味：スポーツ／特技：サッカー／キャッチコピー：100%！ポジティブ!出会った人はみんな友達！
■山本花帆（やまもと・かほ）さん／東京都／2011年7月4日生まれ、10歳・小学4年生／趣味：ミュージカルごっこ、観劇、おしゃれ雑誌を読むこと／特技：歌を歌うこと／キャッチコピー：歌うポジティブガール♪

※高橋さくらさんの「高」は「はしごだか」が正式表記。