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2021/10/28 19:01
研音への所属&改名で新たな一歩を踏み出した若手女優、新井舞良「今後はお芝居の仕事をもっとやりたい」
学園ドラマやミステリー、ラブコメディー、人気漫画を原作とした作品、ホームドラマなど、バラエティに富んだラインナップの「秋ドラマ」が続々スタート。新たに抜擢された新鮮な顔触れのなかから、次世代のスターを探すのも楽しみ方の一つだ。新人俳優の発掘に関わり、新人をバックアップしてきたメディア「デビュー」では、秋ドラマに抜擢されたフレッシュキャストに注目。今回、読売テレビ・日本テレビ系 プラチナイト モクドラF『アンラッキーガール!』(毎週木曜 よる11:59〜)にて、福原遥演じる主人公・幸と同じ「くじ売り場」で働く三田亜子役で出演中の新井舞良(あらい・まいら)にインタビュー。今年5月に研音への所属&改名で心機一転、女優として新たな一歩を踏み出した彼女に、初の連続ドラマレギュラー出演への想いやドラマの見どころ、演じる役柄について、さらには女優業への意気込みや将来の夢などを聞いた。
同ドラマは、とにかくツイてなさすぎる、“世界一不運”な3人のオンナたちが、次々とトラブルに巻き込まれながらも、幸せを掴もうと奮闘していくアンラッキーコメディ。新井は、くじ売り場で働く幸(福原)の同僚で、後輩だが、空気を読まず幸を振りまわす三田亜子役で出演。マイペースで、あまり人や運に興味がない性格という役どころを演じている。
■『アンラッキーガール!』三田亜子役/新井舞良インタビュー
――初の連ドラレギュラーが決まった際の想いから教えてください。
【新井舞良】「『アンラッキーガール!』が幸運や不運、占いにまつわる内容のドラマということを聞いて、私自身、占いが好きなので、そういったドラマに携われることに対して、すごくウキウキしましたし、光栄に思いました。私にとって初めての連続ドラマのレギュラー出演なので、三田亜子という役を丁寧に、大切に演じたいなと思いました」
――台本を読んで、どんなところに魅力を感じましたか?
【新井舞良】「一気に読み進められてしまうくらい、もう全部が面白くて! 部屋の間取りや登場人物の名前の画数とか細部まですごく凝っていて、読んでいてとても面白かったです。主人公たちがどんどん大変な出来事に巻き込まれていく展開も、“こんなこと起きる!?”みたいな感じで面白くて笑えるし、個人的には生瀬(勝久)さんが演じる占い師・指宿がとても魅力的な役で好きです」
――演じている三田亜子は、どんな人物だと捉えていますか。
【新井舞良】「亜子ちゃんは、マイペースな女の子で、良く言えば天然だけど、悪く言えば自己中。自由すぎて自分のことしか考えていないし、それが知らず知らずのうちに、幸を振り回してしまっていて、その噛み合ってない感じをクスって笑ってもらえたらいいなと思って演じています」
――ご自身と似ている部分はありますか?
【新井舞良】「マイペースなところに関しては、家族といるときの私に近いかなと思います。それ以外の時やお仕事をしているときの“ON舞良”は、周りを見て行動しないといけないので、亜子ちゃんみたいにはならないけど、家族といるときの”OFF舞良“は亜子ちゃんみたいな感じです(笑)」
■「主演の福原さんは可愛いし優しくて、毎回とても癒されてます」
――演じる上で心掛けていること、意識していることは?
【新井舞良】「基本的に自分のことしか考えていない女の子なので、あまり周りを気にせずに思うがままにやるようにしています。あまり気を張りすぎないよう、リラックスしつつ、幸と他愛もない話をしながら適当に仕事をしている、という感じを意識しています」
――撮影現場の雰囲気はどんな感じですか?
【新井舞良】「みなさんとても面白いし、楽しいです。主演の福原さんもいろいろと話しかけてくださいますし、とても可愛いし優しいので、毎回とても癒されてます。スタッフさんも監督をはじめ、みなさん温かい方ばかりの空間で、すごく楽しいです!」
――事務所の先輩(福原)が同じ現場にいるというのは心強いですか?
【新井舞良】「とても心強いです。今までのドラマの現場ではそういうことがなかったので。だいたい一人で初めましての現場に行くことが多かったのですが、同じ事務所の先輩がいるというのは安心します。福原さんはめちゃめちゃ話しかけもしてくれるし、私からも話しかけやすい雰囲気を作ってくださるので、一緒にいてとても心強いですし、いろいろと助けていただいてます」
――新井さんご自身はラッキーガール、アンラッキーガール、どちらだと感じています?
【新井舞良】「“ついてないな〜”と思うことは1回もないかも。世間的に見てついてないことだったとしても、私がそれをすぐにポジティブなものに変換してしまうので、ついてないと思うことはないです。私、基本的にポジティブシンキングなので。落ち込む時間がもったいないし、落ち込んでいても良いことはないから、ポジティブなことに変換しちゃいます」
――高校生のとき、InstagramのDMでスカウトされて芸能界入りされた新井さんですが、“この世界でやっていくんだ”と覚悟を決めたのはいつ頃ですか?
【新井舞良】「高3で上京を決めたときには覚悟していました。もともとカナダの大学に進学する予定だったのですが、『VOCE』専属モデルが決定して、カナダ行きを辞めて上京するって決めたのが高3の夏。東京に行く=芸能の仕事をするためという意識だったので、『VOCE』のオーディション(『VOCE BEAUTY MODEL AUDITION〜顔面最強女子決定戦〜』)でグランプリを頂いたときに決めました」
■「片っ端から録画して観るくらい、ドラマっ子だった」
――お芝居に関しては、最初からやりたいという想いがあった?
【新井舞良】「地元が北海道の名寄市というところなのですが、映画館とかもなかったし、何もないところなので、家でドラマを観るくらいしか楽しいことがなくて(笑)。月曜〜日曜までゴールデンタイムのドラマから深夜ドラマまで片っ端から録画して観るくらい、ドラマっ子だったんです。なので、最初にスカウトしていただいたときも、『もし芸能やるなら、お芝居がやりたいです』と伝えてました」
――特にハマっていたドラマとかって?
【新井舞良】「『奪い愛、冬』は、高校1年生の頃、クラスの女子がみんな観ていて、水野美紀さん演じる蘭がクローゼットの中から『ここにいるよー!』って、出てくる名シーンがあったじゃないですか。あれを、教室の掃除ロッカーに隠れて、バーンって開けて『ここにいるよー!』ってマネをするっていうのが流行っていて、みんなでやって盛り上がっていました」
――モデルの仕事からスタートした新井さんの芸能生活。そこでの経験が女優業やドラマの現場で活きることもありましたか?
【新井舞良】「“見せ方”という部分に関しては、モデルで学んできたものを活かせているのかなと思います。たとえば、ドラマの撮影で横顔が映っているシーンの時に、カメラの位置を確認して、顔の角度を変えたりしています。同じ横向きでも黒目がちょっとでも見えたほうが絵的にも良いし、感情も伝わりやすいので、ちょっとだけ正面よりにするとか。自分がどう映っているのか、というのはモデルのお仕事でずっと学んできたことなので、そういう細かい映り方というのは女優の仕事に活かせていると思います」
――オーディションに受からなかった時期もあったとか。そういう時期、どんなことを原動力に頑張っていたのですか?
【新井舞良】「私を信じてくれる人たちが周りにいたというのはとても大きかったと思います。今回のオーディションがダメだったとしても、絶対に私に合った道が見つかる。タイミングは人それぞれあるし、人はそれぞれ輝く時期が違う。同世代で売れている子がいようが、私には私のタイミングがきっとある。それが今じゃないだけで、絶対に今後いつかくるんだ!って、自分もそう思っていましたし、そう言ってくれるマネージャーさんや監督さんが周りにいてくださったことは大きかったし、モチベーションにつながりました。私自身より、私の将来を信じてくれる人たちがいてくれて、この業界で長くやってきた人たちがこうやって言うなら、私もその言葉を信じて、自分を磨いておこう!という感じでやってきました」
■「力みすぎず、自分の良さを出せるよう意識してます」
――オーディションではいつもどんなことを心掛けていますか?
【新井舞良】「今もたくさんオーディションを受けていますが、緊張しすぎてしまったり、絶対に受かりたい!という強すぎる想いが自分の魅力を消してしまうことにも繋がりかねないので、極力リラックスして自分らしさを出せるようにしています。やる気は十分に出しつつも力みすぎず、自分の良さを出せるように意識しています」
――いま、夢を叶えている真っ最中だと思いますが、新井さんが夢を叶えるために大切にしていることはなんですか?
【新井舞良】「部屋を綺麗にすることです! 部屋が汚いと運気が下がるというか、悪い運が滞ってしまう気がしていて。窓を開けて換気をして、クローゼットとか暗いところもできるだけ風が通るようにしています。部屋を綺麗にすると本当に仕事が舞い込んできたりするんですよね。最近それを特に実感しているので、部屋を綺麗にすることは常に心掛けています」
――部屋は自分の心の状態を表すとも言いますしね。では、最後に新井さんの今後の夢を教えてください!
【新井舞良】「今後はお芝居の仕事をもっとやりたいという想いがあって、今回のドラマがその第一歩だと思っています。ここからが新しいスタート。まずは日本で女優として活躍して、賞などもいつか獲りたいですし、実力と知名度を兼ね備えた女優になりたいと思っています。それと、祖父母がカナダに住んでいるので、日本だけじゃなく、海外でも活躍できる女優になって、祖父母がその作品を観てくれたらいいなというのが大きな夢です」
■プロフィール
新井舞良(あらい・まいら)●2001年1月10日生まれ、北海道出身。研音所属。2018年「VOCE BEAUTY MODEL AUDITION〜顔面最強女子決定戦〜」にて応募 2,415名もの中からグランプリを獲得し、『VoCE』(講談社)専属モデルとしてモデルデビューを果たす。主な出演作は、『WOWOW 連続ドラマW セイレーンの懺悔』、『戦国炒飯TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜』、『#スーサイドダンス』、『レッドアイズ 監視捜査班』、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』など。2021年5月、「研音」へ所属と「新井舞良」への改名を発表。