10月も半ばを過ぎ、秋クールの新ドラマが続々スタート。新人抜擢も盛んな秋クールのドラマは、人気俳優の新たな顔合わせ、フレッシュなキャストをチェックするのも楽しみの一つだ。そしてドラマの主役級の女優・俳優をはじめ、脇を固める名バイプレーヤー、次世代を担うフレッシュなキャストなど、注目ドラマの出演者が所属する芸能プロダクションは、ドラマなどで活躍する次世代の俳優を常に求めている。オーディション情報サイト「デビュー」は、芸能プロダクションが求める人材、育成の方針や実例、ドラマで求められる俳優に必要な事について、秋ドラマ出演者の所属事務所に取材。現在新人オーディションを行っている「インセント」に話を聞いた。

　芸能プロダクション「インセント」には、「ソロモンの偽証」（毎週日曜 よる10：00〜 WOWOW）出演の山本舞香、真夜中ドラマ『ごほうびごはん』（毎週土曜 深夜0：00〜 BSテレ東）主演の桜井日奈子、中尾萌那らが所属している。

　インセント求めるのは「目標がしっかり自分の言葉で言えて、一生懸命取り組める人」。今後俳優として育成する候補を審査する際に重視するのは「実直な人、どんなことでも吸収しようとする姿勢」だという。俳優は人気商売である前に、チームワークが必要な職業。人として一緒に仕事ができるかどうかがオーディションでは問われそうだ。

　今後、ドラマへの出演を夢見ているユーザーに対して心がけていてほしい事として「色々な作品を観てください」とメッセージ。「ドラマに出たい」と言いながら、今期のドラマを一つも観ていなかったり、逆にテレビドラマでしか俳優の演技に触れていないようでは、プロの俳優への道は遠いと言わざるを得ないようだ。

　現在インセントは「秋ドラマ特別オーディション2021」として新人を募集中。応募資格は10〜23歳の男女。応募締め切りは11月8日。