漫才コンビさながらの息ぴったりな崎山つばさ&鳥越裕貴、ドラマ『カミシモ』』への意気込みを語る「ついに芸人さんの役が来たか!」 | ニュース | Deview-デビュー

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2021/10/06 21:02

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漫才コンビさながらの息ぴったりな崎山つばさ&鳥越裕貴、ドラマ『カミシモ』』への意気込みを語る「ついに芸人さんの役が来たか!」

「あいつが上手で下手が僕で」に出演する崎山つばさ(左)と鳥越裕貴(右)(C)Deview/撮影:mika
「あいつが上手で下手が僕で」に出演する崎山つばさ(左)と鳥越裕貴(右)(C)Deview/撮影:mika

 10月6日より日本テレビ、10月9日(土)読売テレビにて放送スタートのドラマ『あいつが上手(かみて)で下手(しもて)が僕で』。寂れた劇場へ“島流し”された4組のお笑いコンビたちが、劇場の脱出を目指し奮闘する芸人青春群像劇を描く。オーディションサイト『Deview/デビュー』では、同作品で漫才コンビ"らふちゅーぶ"を演じる崎山つばさ&鳥越裕貴に直撃インタビュー。

 ネタ合わせも阿吽の呼吸で始まるほど相性抜群な二人に、本作の見どころをはじめ、演じるキャラクターと自身との共通点やお互いの役者としての印象などを聞いた。漫才コンビさながらの、ボケとつっこみが入り乱れる息ぴったりな掛け合いをお届け。

【崎山つばさ×鳥越裕貴インタビュー】

■「あ、相方につーちゃん(崎山)来たか…クセ強いな、ちょっと変えてもらってもいいですか!?って思った(笑)」

――芸人たちの青春群像劇、という内容を聞いたときは、どんな印象を持ちましたか?

【崎山つばさ】「おもしろいと思いました。ただおもしろい、笑えるというだけでなく、人間ドラマもしっかりと描かれている。そんなところもこのドラマの魅力だと思いましたし、自分が演じることに関しても、使命感みたいなものを感じました」

【鳥越裕貴】「ヨーロッパ企画さんに関しては、僕はもともとめちゃくちゃファンでしたから。上田(誠)さんの脚本でできるのはすごくうれしかったです。そして“ついに、芸人さんの役が来たか!”と」

【崎山つばさ】「ハハハ!」

――いつかはやりたい、という気持ちがありました!?

【鳥越裕貴】「尊敬もしていましたし、いつかできるように、引き出しいっぱい持っておこうと常日頃、意識はしていたんです。なので、ついに、ここで来たかと」

【崎山つばさ】「意外となかったよね!?」

【鳥越裕貴】「うん、意外となかった。しかも、ツッコミ役ですからね」

――お互いが相方だと知ったときは、どう思いましたか?

【崎山つばさ】「ちょっと、そこどうにかなりませんかと」

【鳥越裕貴】「おいおいおい!」

【崎山つばさ】「ハッハッハ!」

【鳥越裕貴】「僕はもう、誰でもいいですよ〜とオールマイティなスタンスでいたんですけど。あ、つーちゃん来たか、クセ強いな、ちょっと変えてもらってもいいですか!?って」

【崎山つばさ】「おいおいおい(笑)。お互い、NG出しとるやん!」

【鳥越裕貴】「真面目な話、つーちゃんとはもともとの関係性ができていた分、きっとおもしろくなるやろうなと思いました。初めましてだと難易度上がりそうですから」

【崎山つばさ】「関係値を作っていくところから始めないといけないからね。出会ってから何年も経っているけど、僕ら、意外とちゃんとお芝居をしたことって少なくて。キャストが大勢いる中で共演しているパターンが多かったので、今回みたいなのは初めてです」

【鳥越裕貴】「しっかりした会話劇でね」

――キャラクターに関しては、エッセンス的に当て書きな部分もあるのでしょうか。

【崎山つばさ】「どうだろう? 当て書きではないみたいです。僕はあまりケンカはしませんし(笑)」

【鳥越裕貴】「一番離れたところにいるな(笑)」

【崎山つばさ】「好きなものや、手に入れたいものに関して、演じる鳴宮のストイックに取り組む部分は共感できます。僕も普段から、役者に還元できるものはないかと考えているので。鳴宮もそういう人なのかな、という感じはありますね」

【鳥越裕貴】「僕、ちょっと頭おかしいところがありまして(笑)。地に足がついた上でのおかしさなんですけど、そういうポジションでいると、いろんなことがすごくやりやすいんです。実際に当て書きではないかもしれないですが、重なる部分はみんな、ある気がします。つーちゃん(崎山)の演じる鳴宮にしても、つーちゃんをだいぶオーバーに肉付けした感じはするしね。熱さをわかりやすく表に出して、ちょっとスパイスをふりかけたら、きっとこうなるんやろうなって。(橋本)祥平とかも、勝ち気というか、とんがっているところはあるだろうし、(田中)涼星の演じる犬飼の感じもわかる。制作の方たちがいろいろと見てくれて、もしかしたら、こうなんじゃないかっていう“if”を混ぜつつ、僕らがやりやすいように作ってくれたんやなぁと思います」

【崎山つばさ】「ストレスなくできる現場だよね。鳥ちゃんも、100点で言ったら……40点ぐらいなんだけど」

【鳥越裕貴】「なんやそれ! 一番、中途半端やないかい! 60点、どこに置いてきてん!」

【崎山つばさ】「アハハハ! スタート時点で足並みはそろえられていたし、関西弁っていうところもね。ボケる側からしたら、関西弁でつっこまれるのは気持ちがよかったりするので、すでに僕ら“らふちゅーぶ”は出来上がっていた気がするな。あと、2人とも、B型?」

【鳥越裕貴】「そうやね」

【崎山つばさ】「お互いにペースを持っているので、本当に顔以外は何もストレスがないです」

【鳥越裕貴】「オイ!(笑)」

■「天然記念物みたいなキャラクターだよね、蛇谷は」

――(笑)。鳥越さん演じる蛇谷明日馬は、ド天然とのことですが、そういう部分ってありますか?

【崎山つばさ】「どう? 天然なの?」

【鳥越裕貴】「それが、ちょっとあるんですよね。ものを知らなさすぎるが故の言い間違いとか」

【崎山つばさ】「天然記念物みたいなキャラクターだよね、蛇谷は」

【鳥越裕貴】「保護してくれや!」

【崎山つばさ】「そう言えば、ひとつ天然エピソードあったわ! ドラマの中で、鳥ちゃん演じる蛇谷が、耳の上に麻雀の点棒乗せているっていうシーンがありまして。次の場面で耳に点棒がなくなっていたから、『どうしたの?』って聞いたら、トイレで下を向いたときに落としてしまった…って(笑)」

【鳥越裕貴】「はい。芝居ではどんだけ動いても取れなかったから、つけたままってことを忘れてトイレに行ってしまったんです…」

――お互い、役者としてはどんな印象をお持ちですか?

【崎山つばさ】「鳥ちゃんは演劇人って感じですね。舞台もたくさんやっているし、観にも行っているしで、本当に舞台が好きなんだなって思います」

【鳥越裕貴】「つーちゃんは、ちゃんと作ってくる人。自分の中でのプランがいくつもあって、現場で主張をしつつ、バランスを取ってお芝居をする。自分はこう思っていて、というのを伝えるって、なかなかできないことなんですけど、それができるというのは素晴らしいですよね」

――役者は基本、ひとりで仕事をしていますが、今回のドラマを通して、“相方”というものについて、どう感じましたか?

【崎山つばさ】「一言で相方と言っても、いろんな形があると思うのですが、鳥ちゃんは、楽屋が一緒でもいける人。今のところは(笑)」

【鳥越裕貴】「オイオイオイ! 今後、何があるんや!?」

【崎山つばさ】「好きなものが似ていたりするしね。僕にとってはレアな人なんですよ。サウナも神社も好きっていう」

【鳥越裕貴】「確かに。この2人は、近づくときは近づくし、マイペースなときはそれぞれが好きなことをしているっていうコンビなんです。お互い、空気も読めるから、ノンストレスです」

【崎山つばさ】「ネタ合わせも、どちらかがなんとなく『はい、どうも〜らふちゅーぶです』って言ったら、そこから自然に始まるよね。『ネタ合わせやろうか』って言い合わなくても、なんとなく始まることが多いのが、僕はとても心地よいです」

【鳥越裕貴】「お互い、わかっているんですよ(笑)。不安要素があるなって。もうちょっとやっておいたほうがいいかな…?って感じているときに、なんとなく始まるから」

【崎山つばさ】「そういうのって、意外と難しいんだよね。役者同士で台詞合わせをするのも、その人のリズムやタイミングがある。今はそういう気分じゃないなっていうのは、誰にでもあると思うんです。でもそれでノッキングすることなくできたのは、すごく大きかった。鳥ちゃんだからなのかな」

【鳥越裕貴】「(ドヤ顔で)そうやろうな!」

――(笑)。『あいつが上手で下手が僕で』は、なかなか芽が出なくてもがく若手芸人たちを描いていますが、お二人にも、努力がなかなか実を結ばず、悶々とした日々はありましたか?

【鳥越裕貴】「ありますよ。オーディションにはアホほど落ちるし、その間に同期は羽ばたいていくしで、“僕はいつまでレッスンしてんやろ?”って思っていた時期もありました。エキストラで、“この画角やったら入ってるやろ!?”って、必死になっていたこともありましたね」

【崎山つばさ】「そういう時期があっての今っていうのはあります。くやしい思い、味を知っているからこそ、今演じている役柄の気持ちにも入り込める。大切な経験だったと思います」

■「同世代が活躍している作品を観て、自分を奮い立たせていた時期もあった」

――そこをどう乗り越えてきたのでしょうか。

【鳥越裕貴】「結局、努力しかないんですよね。“今が一番下で、あとは上がるしかない”と自分を奮い立たせつつやるだけ。ネガティブに考えだしたら、人としてどんどん、腐ってしまうと思うんです。自分をええところで保ちながら、レッスンを受けたり、舞台をたくさん観たりしてインプットするしかないなと」

【崎山つばさ】「あえて、同世代の人たちが活躍している舞台や作品を観て、自分を奮い立たせていた時期もありました。反骨精神じゃないけど、“絶対に追いついて、抜かしてやるぞ!”っていう気持ちが生まれる状況に自分を持っていく。目を背けたい部分ではあるんだけど、あえてそこに突っ込んでいって、“自分はまだまだだ”っていうことを認識して、這い上がるしかない」

――そんな経験をしている2人が、人には負けたくない、ここは自分の強みだと思うところは?

【鳥越裕貴】「熱量かな」

【崎山つばさ】「そういう意味では、汗の量かもしれない」

【鳥越裕貴】「なんやそれ!? サウナか!(笑)。確かに、あなたから熱さを感じること、めちゃくちゃありますよ。(自分の胸を刺して)ここの熱さね!」

【崎山つばさ】「ダサいよ! しかも伝わらないって(笑)」

【鳥越裕貴】「ドラマを観てくれたら、きっと伝わります!」

――お互い、自分にはないからこそ羨ましいなと思うところは?

【鳥越裕貴】「顔の濃さ!(崎山を指差して)濃いでしょ!? もう、本当に顔力が強い。僕も一時期、顔力出そうと頑張っていたときがあるんですけど、『それ、やめてもらっていいですか?』って言われてやめました(笑)」

【崎山つばさ】「コミュ力かな。厚かましいだけじゃなくて(笑)、距離の詰め方が上手いんですよね。才能なんだろうね」

【鳥越裕貴】「計算的と言ってくれたまえよ(笑)」

撮影/mika 取材・文/根岸聖子

【ドラマ概要】
「あいつが上手で下手が僕で」
放送:日本テレビ2021年10月6日(水)24:59〜、読売テレビ2021年10月9日(土)24:58〜
配信:Hulu、TVer(日テレTADA、GYAO!含む) 毎話日本テレビOA後配信開始

脚本:上田誠・大歳倫弘・左子光晴・橋本尚和(ヨーロッパ企画)
監督:山口淳太(ヨーロッパ企画)、橋本和明(日本テレビ) 他

出演:荒牧慶彦、和田雅成、鳥越裕貴、陳内将、梅津瑞樹、橋本祥平、田中涼星
石田剛太、酒井善史、角田貴志、町田マリー、指出瑞貴、島田桃依/崎山つばさ

関連写真

  • 「あいつが上手で下手が僕で」に出演する崎山つばさ(左)と鳥越裕貴(右)(C)Deview/撮影:mika

  • 鳴宮良(ナリミヤ・リョウ)役の崎山つばさ(C)Deview/撮影:mika

  • 蛇谷明日馬(ヘビヤ・アスマ)役の鳥越裕貴(C)Deview/撮影:mika

  • 「あいつが上手で下手が僕で」に出演する崎山つばさ(左)と鳥越裕貴(右)(C)Deview/撮影:mika

  • 「あいつが上手で下手が僕で」ビジュアル(C)カミシモ製作委員会

  

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