鳥越裕貴が粗暴で純粋な愛の物語に挑む、舞台『いとしの儚』が幕開け | ニュース | Deview-デビュー

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2021/10/06 20:12

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鳥越裕貴が粗暴で純粋な愛の物語に挑む、舞台『いとしの儚』が幕開け

舞台『いとしの儚』舞台写真(C)Deview
舞台『いとしの儚』舞台写真(C)Deview

 俳優の鳥越裕貴が主演を務める舞台『いとしの儚』が10月6日、六本木トリコロールシアターにて開幕。初日公演に先がけ、公開舞台稽古が行われた。

 2000年に扉座公演で初演、のちにパルコ劇場や明治座、韓国での公演と、20年以上も上演され続けてきた『いとしの儚』は、残酷で滑稽な御伽話の世界の中から見事に人間愛を取り出した、横内謙介の不朽の名作。演出は、現代劇から古典まで、ジャンルはストレートプレイからオリジナルミュージカルまで、幅広く作品を作り出している石丸さち子が担当。

 主人公は女にも金にもだらしない博打打ちで人間のクズ、鈴次郎。人間としては最低だが、博打の神様に気に入られ、博打では負け知らずの鈴次郎は、ある日、人間に化けて賭場に来ていた鬼シゲと勝負になり、「絶世の美女」をもらえることとなった。

 しかし、その美女は墓場の死体を集めてこしらえた女だった。100日経たずに抱くと水になって消えてしまう、その女の名は「儚」。人の夢、儚し、のハカナ。そうして始まった鈴次郎と儚の歪な100日間の愛の物語。博打一筋で生きてきた人間のクズ・鈴次郎に愛のつぼみが芽吹く時、運命の賽子が転がり始める…という物語。人との触れ合いが制限される今、結ばれることが出来ない二人の濃密な絆を描く。

 主人公の鈴次郎役を舞台『弱虫ペダル』やミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ、舞台『文豪ストレイドッグス』など舞台を中心に活躍する鳥越裕貴が演じるほか、ヒロインの儚には鎌滝恵利、鈴次郎に儚を与える鬼シゲ役に辻本祐樹、鈴次郎のライバル・ゾロ政役に中村龍介、鬼婆や僧侶、お地蔵様などの七変化に挑む原田優一、そして、ストーリーテーラーとしてこの物語を語る語り部の青鬼役を久ヶ沢徹が務める。

 ロクデナシの男・鈴次郎の人生は、儚と出会ったことで大きく変化していく。赤子同然の儚に戸惑いながらも育てることとなり、最初は無知で言葉遣いも乱暴だった儚だったが、日に日に成長を遂げ、鈴次郎と共に人間として生きていくことを夢見る。そんな儚の想いに、博打一筋で孤独に生きてきた鈴次郎は心をかき乱されていく。

 熱のこもった体当たりの芝居加え、鈴次郎の心の葛藤を繊細に表現する鳥越、赤子から絶世の美女へと成長を遂げる過程をまっすぐに演じる鎌滝の2人の美しくも儚い愛の物語を軸に、変幻自在に様々なキャラクターを見事に演じきり、観るものを魅了する原田の七変化など、キャスト6人という少数ながらも、飽きさせない演出が随所に散りばめられている。

 舞台『いとしの儚』は、10月6日(水)〜17日(日)まで六本木トリコロールシアターにて上演。

【演出家、キャストコメント】
◆演出・石丸さち子
今という時に、初日を開け、間もなく劇場にお客様が集まってきてくれるということに、興奮し、大きな喜びを覚えています。
だからこそ、舞台と客席で大きな感動を分けあえる時間にしようと、演出家として、出演者やスタッフと、様々に作品を探り、生み出してきました。
胸を打つ愛の物語と、熱のこもった上質のエンタテインメントがお届けできると確信しています。

◆鳥越裕貴
緊張というよりもワクワクしております。
ついに"いとしの儚"を上演出来る。
この作品を知ってから間もないですが、脚本の凄さを稽古する度に更に驚き、どんどん世界観にハマっていっております。
この素晴らしき作品を皆様にも味わって頂けるように全力を尽くしたいと思います。
配信もありますので是非!宜しくお願い致します。

◆鎌滝恵利
一ヵ月の濃い稽古の日々を経て、やっと初日を迎えられたような気がしています。
『いとしの儚』という素晴らしい作品で愛とエネルギーに溢れる石丸さん演出のもと多才すぎる先輩方と初日を迎えさせて頂けること、またこの時期に無事皆様に作品をお届けできることを感謝し、最後まで走ってまいります。

◆辻本祐樹
演出の石丸さん、スタッフさんと、キャストで稽古初日から熱く!楽しく!僕はもがいて準備して参りました。
6人のキャストで登場人物の数を埋めるべく奮闘しております。舞台裏は早替えで舞台上と同じくらい熱気に満ち溢れています。コロコロ変わる役も楽しんで頂ければ幸いです。
そして物語を楽しんでください。
なにより、無事に公演が出来ることを心から嬉しく思います。本日はありがとうございます。

◆中村龍介
とにかく楽しみです。
人前に立ち、皆さんが、作品を通して何を感じるのか、、、
見所としましては、物語は もちろんの事、一人一人のパッションや、滴り落ちる汗の一滴を見て頂けたらと、、、
そして、カーテンコールで横並びになった時に、「あれ?キャスト6人だけ?」
と錯覚していただけたら、、、「生」を皆さんに お届けします。
宜しくお願いします。

◆原田優一
沢山のキャラクターを演じる楽しさと、着替えの大変さと、息切れを隠す辛さにまみれ、いよいよお客様に観ていただけるのかと、心が踊っております。
今は、それぞれのキャラクターに吹き込んだ命をより昇華させるための作業中です。
終演した時に、「あれ?! 6人しか出ていないんだっけ?」と改めて思っていただけるよう努めます。

◆久ヶ沢徹
正直『もう初日?!もっと時間を…』とゲーテばりの気持ちです。
しかしお客様にはそんな事思ってるなど、微塵も感じさせは致しませんし、コレを読んで、そんな事思ってるんだぁと思われながら観劇されても終演後、そんな事思い出させないほどの物をご提供致す所存ではありますが、時間足りなかったのねと思い出させてしまったら、ゴメンねゴメンねーとも思ってます。

関連写真

  • 舞台『いとしの儚』舞台写真(C)Deview

  • 主人公・鈴次郎役の鳥越裕貴

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