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2021/08/10 18:03
鞘師里保、モー娘。卒業後約5年ぶり初のワンマンライブ ファンの「おかえり」サプライズに涙
8月4日に1stEP「DAYBREAK」をリリースしたばかりの鞘師里保(23歳)が9日、モーニング娘。卒業後、約5年半ぶりのLIVEかつ、初のワンマンLIVE「RIHO SAYASHI 1st LIVE 2021 DAYBREAK」をチームスマイル豊洲ピットにて開催した。
公演タイトルの「DAYBREAK」の意味は“夜明け”。活動再開を“夜明け”と表現しつつ、モーニング娘。へのリスペクトとして「新しい朝」と言う意味も込められている。本来なら5月28日の鞘師の23歳の誕生日を祝う予定で準備を進めていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言を受け、公演は延期。6月より細心の注意を払いながら楽曲制作を再開し、7月末よりリハーサルを進め、会場キャパシティ50%以内で無事に公演を開催した。
ライブのオープニングは暗転したステージに浮かび上がる一人のシルエット。「少し震える肩硬く握る両手」と緊張感のある繊細な歌声が響き、まるで今の自身の気持ちを歌に乗せたかのような『BUTAI』で開幕。イレブンプレイのダンサーMAYUとNAGISAとの3人によるシンクロ率の高いダンスで圧倒し、“THE・鞘師里保”を体感させられるダンスナンバーを披露。
1曲目を歌い切った鞘師の口から噛みしめるように出た言葉は「ただいま」の一言。そして先行配信時にはトレンド入りした『Find Me Out』を披露。鞘師のダンスがハマるシティポップを聴かせる。さらにバウンシーなビートが特徴の「Simply Me」をパフォーマンスしたあとは、初の作詞曲となったバラード曲「あの日約束したから」をしっとりと歌い上げた。
その後のVTRでは、『LAZER』という曲で振り付けに初挑戦するも「踊るのと生み出すのは全然違って大変だった」と苦労を明かす。そしてMCでは「この瞬間のために過ごしてきた、生きてきた。その想いが発揮できるように、全員に届けられるように、このLIVEをそういう時間にしたい」と熱く語る。そして「2022年1月の1stツアーが開催されること」「来月9月にドキュメンタリー映画が上映されること」「1stツアーの会場の一つは中野サンプラザ」と発表されると、会場のみならず、SNSでも大きな反響があった。
続く「Puzzle」では歓声こそ出せないものの、オーディエンスが一斉に手を揺らし、会場が一体感に包まれる。会場のボルテージがマックスを迎える中、鞘師の心の叫びを歌にした『LAZER』を、途中涙をこらえながらエモーショナルに歌い上げた。
本編のラストには会場を訪れたファン全員から「おかえり」と書かれたプラカードのサプライズ。鞘師は「歌うことを辞めそうだったけど、ファンの皆さんの声が届き続けていたから少しずつ前を向けました」と涙を流しながら感謝の気持ちを語った。最後は「またね」と笑顔で締めくくり大盛況のライブは幕を閉じた。