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2021/06/13 14:08
一般オーディションで声優デビューの夢を掴んだ中学2年生・石井いづみ、『漁港の肉子ちゃん』舞台挨拶に登壇 初々しい姿に明石家さんまも絶賛
明石家さんまが企画・プロデュースを務める劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』の公開記念舞台挨拶が12日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、さんま、キクコ役のCocomi、二宮役の花江夏樹、トカゲとヤモリ役の下野紘、渡辺歩監督に加え、一般オーディションでマリア役に選ばれ、同作で声優デビューを果たした中学2年生の新人・石井いづみが登壇した。
直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説を『ドラえもんのび太の恐竜2006』(06)『海獣の子供』(19)の渡辺歩が監督を務め、アニメーション制作をSTUDIO4℃が手掛けた本作は、漁港の船に住むちょっと訳あり母娘、肉子ちゃんとキクコの日常を描く感動のハートフルコメディ。
この日の舞台挨拶は、同映画の公式Twitterで募集した質問に答えるコーナーからスタート。自身が演じた役との共通点について聞かれると、キクコ役のCocomiは「独り言が多いという点が自分と似てると思いました。そこが共感できる。一人でベラベラ言っている」と語ると、さんまは「妹さん(Koki,)が原作を読んで『お姉ちゃんにそっくり』と思ったらしいんです」と明かす。
続いて花江が二宮役との共通点について話そうとすると、下野がすかさず「変顔をするところですかね」とコメント。それに対し花江が「変顔はしないですね(笑)。見たこともないでしょ? 僕の何を知ってるんですか」と反論すると、下野は「いろいろ知ってますよ(笑)」と返し、観客の笑いを誘う。
そして、改めて花江は「僕も普段は声が小さいんです。二宮もボソボソしゃべるので、すごくやりやすかったです。最近のマイクは性能がよくて助かりました(笑)」とコメント。すると、さんまから「プロデューサーとしては炭治郎でやってほしかったんですけどね」と言われ、花江は「この世界には全然合わないですよ! さんまさんの首を切ります(笑)」と切り返し、「飛沫の刃」と合いの手を入れ、息のあった掛け合いで場を盛り上げる。
トカゲとヤモリを演じた下野は、役との共通点という質問に困惑しつつも「個人的には……トカゲかな?」と答える。そんな下野に対し、今度は花江が「よく壁に張り付いてますもんね」と答えると、「いやいや、張り付いてないよ!」とすかさず否定。そして「トカゲの焦っている感じは似てるかも」と笑顔を見せた。
1673人の中から見事オーディションでマリア役を勝ち取った石井は、緊張しながらも「そばかすがあるところと髪型です」とコメント。そんな初々しい姿に、花江や下野は「可愛い〜」と顔をほころばす。さんまも「そんなインタビューしたい! 可愛い! 」と絶賛。MCが「雰囲気がマリア役にぴったり。映画から飛び出してきたみたい」と語ると、さんまは「わざとマリアちゃんの役の髪型にいつもしてくれているんです。オーディションの時もそうしてくれていた」とオーディション時のエピソードを明かした。
続いての質問「肉子ちゃんのように最近、満面の笑みになったこと」について聞かれたCocomiが「練習が終わったあと、お気に入りの紅茶と美味しいチョコを食べた時です」と笑顔で答えると、さんまが間髪入れずに「ほんまか、それ! お嬢さんぶって発言してるんじゃないの?」とツッコミを入れる。続いて、石井は「オーディションに受かったことを学校の友達に言ったら、花束とケーキくれて、すごい嬉しかったです」とコメント。
そして最後に、登壇者それぞれが本作への想いを吐露。Cocomiは「一人で多くの方に観ていただき、楽しんでいただいて、心の栄養にしてもらたら嬉しいです」と述べ、花江も「笑って泣いて、そしてお腹がすく…そんな素敵な映画だなと。いろんな人と素敵な時間を共有していただいて、何度も楽しんでいただけたら」とアピール。
声優になりたいという夢を抱いて同オーディションに応募したという石井は「夢だった声優さんをやらせてもらって、この場に立たせてもらって本当に嬉しいです。本当にありがとうございました」と感謝の想いを語った。