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2021/04/07 12:11
女優・小野莉奈の主演最新作『POP!』、「MOOSIC LAB [JOINT]2020-2021」コンペティション部門でグランプリ&最優秀主演女優賞受賞
女優・小野莉奈の主演映画『POP!』が、現在開催中の「MOOSIC LAB [JOINT]2020-2021」のコンペティション部門でグランプリを受賞。同時に小野莉奈が最優秀主演女優賞を獲得した。
本作は二宮健監督の『とんかつDJアゲ太郎』や『疑惑とダンス』などの作品に俳優として出演し、個性ある演技で異彩を放つ小村昌士の初長編監督作品。チャリティー番組のオフィシャルチャリティーサポーター・柏倉リン(19)が子供と大人の狭間で周りに対する違和感に気付いていく物語。
主人公・リン役は映画『アルプススタンドのはしの方』で注目を集め、4月クールのドラマ「コントが始まる」に出演が決定するなど、今後が期待される新人女優の一人・小野莉奈が演じ、三河悠冴、小林且弥、野村麻純、菊田倫行、木口健太、成瀬美希、中川晴樹らの俳優が脇を固める。また気鋭のビートメイカー/ボーカリストのAru-2が音楽を担当したことでも話題となっている。
同作がグランプリと最優秀主演女優賞を受賞。小野は「『POP!』は、リンちゃんだけでなく私自身も前に進めるきっかけとなった大切な作品です。劇中ではリンちゃんが大人になった姿までしか描かれていませんが、その成長の続きを小野莉奈として皆さんにお見せできるように頑張ります」とコメント。
監督の小村は「約十日間の撮影を終えた時に僕が感じた高揚感が、審査員を含め観た人にも伝わったのかな、と思います」喜びの声を寄せた。映画『POP!』は4月12日(月)19時から新宿K's cinema、4月17日(土)18時30分からUPLINK渋谷にて上映。
■小野莉奈コメント
「今回このような賞をいただき、大変光栄に思います。『POP!』は、リンちゃんだけでなく私自身も前に進めるきっかけとなった大切な作品です。劇中ではリンちゃんが大人になった姿までしか描かれていませんが、その成長の続きを小野莉奈として皆さんにお見せできるように頑張ります。POP!をこれからもよろしくお願いします!」
●小野莉奈プロフィール
2000年5月8日生まれ。東京都出身。2017年ドラマ『セシルボーイズ』(CX)で女優デビュー。2019年3月、ファーストPHOTO BOOK『好みの問題』を発売。同年6月、『アルプススタンドのはしの方』で初舞台。同舞台の映画化でも主演を務め、第12回TAMA映画賞特別賞を受賞。主な出演作に、テレビドラマ『中学聖日記』(TBS系)、映画『テロルンとルンルン』『リビングの女王』『たぶん』(2020年)などがある。2021年は4月期連続ドラマ「コントが始まる」(日テレ)にレギュラー出演する。
■小村昌士(監督)コメント
「映画『POP!』がこの度MOOSIK LAB[JOINT]にてグランプリ、そして小野莉奈さんの最優秀女優賞を受賞しました。撮影前の準備期間では孤独な時間が多く、不安と緊張で毎日どうにかなりそうで実際どうかしてた思うのですが、約十日間の撮影を終えた直後は『なにかを作ることが人間ができる一番素敵な行為なんじゃないか』という綺麗事が浮かんだぐらい高揚感に包まれていました(その後の編集作業でまたどうにかなりそうになりますが)。それは素晴らしい出演者とスタッフに恵まれて、その全員がベストを尽くしてくれたことで生まれた高揚感です。
なにが言いたいかと申しますと、映画は内容もそうですが、それ以上に作っている人たちの気持ちが反映されるのものだと思うので、グランプリを受賞したのはその僕の感じた高揚感が審査員の方にも伝わったのかな、ということです。そして、今回の映画では主演の小野さんの魅力を伝えることが一つ監督としての僕の役目でもあったので、最優秀女優賞を小野さんが受賞したことでその役目を果たせたのかなと感じております。この度の受賞を映画『POP!』を代表してここに感謝の意を表します。ありがとうございました!」
●小村昌士プロフィール
1992年大阪府生まれ。大阪芸術大学映像学科を卒業後、ENBUゼミナール映画監督コースに入学。これまでに数本の監督作と脚本作、また役者としての出演作がある。映画『POP!』が初の長編監督作になる。
■『POP!』あらすじ
地方テレビ局のチャリティー番組「明日のアース」でオフィシャルチャリティーサポーターをつとめる柏倉リン(19)。リンは番組内でハート型のかぶりものを被り「世界平和」を謳っていながらも、実生活では二十歳を目前にして「愛」というものに悩んでいる。スタッフの大人達とは馬が合わず、バイト先の駐車場でも無断駐車されるなど上手くいかないことが多い。リンは周りの大人たちの言動に疑念的な感情を抱きながら、二十歳という人生の節目を迎えることになる。