『第53回ミス日本コンテスト2021』が22日、都内で行われ、大阪出身の関西学院大学4年・松井朝海さん（まつい・あさみ／22歳）がグランプリに輝いた。ボートレース界のレジェンド・松井繁を父に持つ松井さんは「父のファンの方に『2人そろって日本一を獲って』と言われていたので、やったよ！って伝えたい」と笑顔を見せた。

　ノルウェーの国立大学に留学するなど、様々なチャレンジを重ね「日本を代表するファッションモデル」を目標に掲げている松井さん。グランプリを獲得したことで「憧れの新井貴子さん（2012年度ミス日本グランプリ）と同じショーに出るのが夢です。それに向かって精いっぱい、内面の美、外見の美、行動の美を培っていきたい」と改めて目標を語った。

　今回の大会に臨むにあたって努力したことについては「ドレスのフィッティングの時に、『顔が丸いね』って言われていたんです。だからウォーキング、ランニング、ジョギングを重ねて、平均体重より2、3キロ落としたんです。そうしたらスタッフの方に『顔つき変わったね』って言われて」と語った。

　生涯獲得賞金でトップに君臨するボートレース界のレジェンドの父は「大阪に住んでいるからマイナスとか考えるな、頑張って来い」と背中を押してくれたという。そんな父には「『やったやろ？』って言っちゃいそうです」と喜びを伝えたいという。「父は尊敬していますし、人としても私が超えることのできない存在だと思っています。父のようになれるか不安ですが、いつか父を超すことができたと思えるように頑張りたい」と想いを語った。

　グランプリのほか、「水の天使」に東京出身の青山学院大学2年・嶺百花さん（みね・ももか／20）、「みどりの女神」「ミス着物」に神奈川出身の慶應義塾大学3年・小林優希さん（こばやし・ゆうき／21）、「海の日」に群馬出身の明治学院大学2年・吉田さくらさん（よしだ・さくら／20）、「ミススポーツ」に兵庫出身のパフォーマー・高垣七瀬さん（たかがき・ななせ／22）が選出された。