＠JAM総合プロデューサー・橋元恵ーを迎え、ArcJewelとタッグを組んだ「Jewel☆Ciel」が7日、新体制お披露目公演を東京キネマ倶楽部で開催した。同公演から牧野真琴と望月希美奈の2名を新メンバーに加えた6人体制で始動。そしてメンバーにもサプライズとして、5月25日に5thシングルをリリース、3月にはグループ名を改名することが発表された。

　昨年末、ユニットのエース・安藤笑が卒業。天音七星、夢咲りりあ、濱田菜々、一色素良の4人で活動してきたJewel☆Ciel。この日前半は4人体制最後のステージを披露。天音は「ここは私たちJewel☆Cielがお披露目された場所で、（後から加入した）すーちゃん（一色）がお披露目された場所。思い出の地で新体制をお披露目できることが嬉しい。すごくエモいよね！」と期待を込めてMC。「今日から新しいスタートを切ります、新体制を楽しみにしていてください」と言って、一度メンバーは袖に下がる。

　そして新メンバーの映像が加わった新SEがかかると、牧野真琴と望月希美奈の2名を新メンバーに加えた6人が、白・スカイブルー・濃紺の爽やかな新衣装で登場。フレッシュで跳ねるような「蒼の向こう」、キュートな「Lipstick」を披露した。ニックネーム“まこっちゃん”こと牧野は「一生懸命頑張ります」、“きーちゃん”こと望月　は「最近ハタチになりました。いっぱい楽しんで記憶に残る日にしたいです」と挨拶。そんな姿を見た一番の後輩メンバー・一色が「半年前の気持ちが蘇りました！　緊張してるよね〜かわいい！って思えるようになりました」と言うと、ほかのメンバーからは「先輩だ〜！　すーさん！」とからかわれていた。

　ラストスパートは「感動ナミダ」「short story」「明日へ！」まで、6人体制のフォーメーションで一気に披露、最後のキメポーズまでぴたりと決めて見せた。そして最後のMCのマイクをとった濱田は「去年の12月に絶対的エース・ぇみちぃさん（安藤）の卒業を見送り、新体制になるまでの間4人で活動してきました。4人での活動のなかで、ぇみちぃさんの偉大さや、私たちがずっと甘えていたことを痛感しました。周りからは“シエル大丈夫か？”と言われることも増えていったけど、私たちの気持ちは、ぇみちぃさんを送り出すと決めた日から、Jewel☆Cielを続けたい、守りたい、ぇみちぃが願った『愛され続けるグループであり続けること』という気持ちだけは何も変わりません」と、涙ぐみながら熱い気持ちを語る。

　続けて「それでも移行期間の私たちを支えてくれたのは、シエルを応援するために足を運んでくださった皆さん、新体制を楽しみにしてくれた皆さんです。本当にありがとうございます」と感謝。「新メンバーとして入ってくれた二人、2週間ちょっとという短い間で必死でダンスと歌を覚えてくれて、今一緒にして―時に立ってくれています。Jewel☆Cielに入りたいと思ってくれたこと、今ここに一緒にステージに立ってくれていること、私はとても嬉しいです」と感謝。

　そして「これから先この6人で進んで行く中で、厳しい試練が今まで以上にあると思っています。それでも今までのJewel☆Cielを超えるグループを創ります。それが夢までの通るべき通過点だと思っています。6人のメンバーと、Jewel☆Cielは必ず売れると信じてくれているプロデューサーの橋元さん、スタッフさん、支えてくれている家族、そしてなにより愛情たっぷりに応援してくださる皆さん、これから出会うかもしれない皆さんと、素敵な未来を観たいです。今日ここからJewel☆Cielが新しく再スタートします。新Jewel☆Cielの応援を宜しくお願いします」と宣言した。

　「ありがとうございました」と最後の挨拶をしたところで、チャイムが鳴り【重大発表】として、「5月25日に5thシングル全3形態をリリース」「3月にグループ名を改名。新グループ名を3月20日「ArcJewel New Year LIVE 2021 in 新木場STUDIO COAST」にて発表予定」という文字がスクリーンに映し出された。メンバーは喜びと戸惑いを同時に感じながら、「6人で初のシングルが春に出るんだね！」「嬉しい！」「Jewel☆Cielじゃなくなります…（笑）」「新たな一歩って気がします！」と口々に想いを語った。

　天音は「世界の状況が良くないなかでも、こうしてちょっとずつ、確実に前に進ませていただけるのがすごくありがたいです。ここから6人でスタートするということで、見たことが無い私たちをもっともっと見ていただけると思うし、私たちの絆、みんなとの絆をもっと固めていって、これからのJewel☆Cielを盛り上げていきたいので、改めてよろしくお願いします」とあいさつ。ファンの大きな拍手に包まれながら、6人の新体制が船出を果たした。