注目の俳優・神尾楓珠、芋生悠がプロのボートレーサーを目指す若き主人公を演じ、ベテラン俳優のMEGUMI、飯尾和樹が脇を固めるボートレース新CMシリーズ『Splash ボートレーサーになりたい！』が、1月7日より公開。その発表記者会見に出演者の4人が登壇した。

　毎回ドラマ性の高いボートレースCMの新シリーズは、ボートレーサー養成所が舞台。“プロのボートレーサーになりたい”と一大決心し、養成所へ入所したカミオ（神尾）とハルカ（芋生）は、全寮制の養成所の厳しい訓練と「礼と節」を重んじる養成所生活を通じ、所長や教官（飯尾）、食堂のおばちゃんに、時に厳しく、時に優しく見守られながら、仲間たちと切磋琢磨し、人間として成長していく青春物語が展開される。

　そんな作品の撮影について神尾は「今CMの映像を観ただけでも胸が熱くなりました。監督がすごく面白い方だったので明るい現場で、CMなんですけど、映画っぽい雰囲気もありました」と振り返る。一方、自身熊本出身で、作中でも熊本弁で演じている芋生が「熊本弁で感想を言いたいと思います」と言い「Splashということで、風がバーッて吹いたんだけど、ぎゃーんいって、ぎゃーんいって、ぎゃーんかっこいい顔でキメなんばいって言われたけん、私もぎゃーんいって、ぎゃーんかっこいい顔ばしたら、むしゃんよかCMになったと」とアピールすると、飯尾が「とにかく、良かったと言ってます」と通訳する一幕も。

　現役ボートレーサーでハルカの母親役のMEGUMIは「監督からは、心情を丁寧に表現してほしいというリクエストがありました。私も母なので、娘を全寮制の養成所に送り出すときには、寂しくて悲しくてセンチな気持ちになるのかなと思ったんですが、現役レーサーとしての強さや、愛のある突き放しなど、グッと泣きそうになるシーンがありました」と、演じどころを語った。

　養成所の実技教官に就任した“飯尾教官”として新CMに出演している飯尾は、この日も制服姿で登場し「関根（勤）さんからも紺色が似合うと言われてました」と笑顔。しかしいいことを言おうとするたびに噛みまくり、「すでに（養成員の二人に）オーラは超えられたな。どの口が教えてるんだ？って」と自虐的に語った。

　実際の養成員に倣い、神尾は坊主頭、芋生はショートカットにして撮影に臨んだ。神尾は「高校のときサッカー部だったんですが、そのころは見た目よりプレー重視で、心の部分が大事だったので、そのときに戻った感じでした。丸刈りにしたおかげで、ボートへの気持ちに集中できました」とコメントし、芋生は「規則が厳しい全寮制の養成所で一年間みっちり学ぶんですが、プロのボートレーサーになることに覚悟を持って来ているのでみんな輝いている。その輝きをCMに閉じ込められたら」と語るなど、刺激を受けたようだ。

　最後に神尾は、ボートレースファンに向けて「養成所にもストーリーがあるということをCMで知っていただき、今現役で活躍されているレーサーの方も、たくさんの厳しい訓練を耐え抜いてきたというバックグランドも含めてボートレースを楽しんでもらえたら嬉しい」とメッセージ。芋生は「養成員の方は、本当に大変な訓練を積まれていて、悔しくて涙を流しながらも“絶対にプロになるんだ”って耐え抜いているので、その気持ちをそのまま落とし込みたいと思いました。このCMをたくさんの方に見ていただいて、ボートレースに興味をもってもらいたいし、新たなことに挑戦したいと思ってもらいたい」と想いを語った。