アニメとアイドルの架け橋になる存在を目指して活動する、宇佐美幸乃、咲本美桜、板山紗織、桧垣果穂、城崎桃華の5人組グループ「Luce Twinkle Wink☆」（ルーチェ・トゥインクル・ウインク／以下ルーチェ）が、18日にグループ最大規模のキャパとなるZepp Hanedaにて、3rdワンマンライブ「Luce Twinkle Wink☆ 3rdワンマンライブ〜Shall we Luce?〜」を開催した

　ブロードウェイの舞台の看板のようなネオンをあしらった階段状のステージ。スクリーンに映し出されたオープニングでは、劇場の楽屋を思わせるようなシーンで、本番を控えるメンバーのイメージ映像が流れる。レッドカーペット、リムジンなど、ゴージャスなイメージが挿入され、華やかなステージへの期待が高まる。

　スウィングする特製のオーバーチュアに合わせて、メンバーが一人ずつスポットライトの中に登場。上品でクラシカルなムードのキュートな衣装に身を包んだ5人が揃い、「Shall we Luce?」の合図で、3rdワンマンのコンセプトを象徴するような、ミュージカルナンバー風の「Shall we Luce?」からライブがスタート。

　宇佐美の「Luce Twinkle Wink☆の5人が織りなす、スペシャル輝く夜にようこそ！」というメッセージに乗せて「1st Love Story」「go to Romance＞＞＞＞＞」「Fight on!」と、これまで歌ってきたアニソンを連発。そして、3rdワンマン実現に向けて行ってきた企画「カルチャーズ満員企画〜応援するーちぇ☆」のなかで音源化された「初恋ペンタグラム」も披露。

　人気のシングル曲を、大きなステージをダイナミックに使いながら、シンクロ率をそのままにパフォーマンスしていく5人。新メンバー・城崎桃華を加えた新体制で臨む初めてのワンマンであるが、よりパワーアップした姿を会場のファンと配信を見守るファンに見せつけた。そして、宇佐美と桧垣による椅子を使ったセクシーなダンス、咲本、板山、城崎による、アンブレラをステッキのように使ったキュートなダンスを挟み、傘を差しながら切なく「恋のprologue*」を歌うと、雨音の中暗転し、第一幕が終了。

　換気タイムを兼ねたインターミッションが明けると、雨に濡れる街の映像から第二幕がスタート。前半とは一転してハードでクールな楽曲を畳みかける。「Password」「ラブ×タイムソルジャー 〜未来と君を行き交う戦士〜」とダークでカッコいい系の曲から、希望が差し込む「Twinkle“5”stars!!」へと続き、スクリーンは、雨から日差し、虹の映像へ。そこで前向きなメッセージの「Twinkle Note」、5人の物語「Luce Luce Twinkle Wink」が歌われ、物語を感じさせる“エモい”構成でファンを感動の渦に巻き込んだ。

　ラストスパートは、ファンが歓声出せないご時世だけに「クラップを聞きたい！」と、メンバーがステージいっぱいに展開して拍手を煽る。可愛さにあふれる「Symphony」、スケール感のある「Wonder Five」そして、ラストナンバーとしてメジャーファーストシングル「恋色 思考回路」でまとめると大団円。そして最後は再び「Shall we Luce?」でカーテンコール。最後まで一つの作品として作り上げることにこだわった演出で、Luce Twinkle Wink☆の新たな可能性を見せつけた。

　2021年1月4日より放送開始のTVアニメ『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』エンディングテーマ「I’mpossible？」（2021年3月17日発売）を歌うルーチェ。2021年の躍進を予感させるワンマンライブだった。