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2020/12/24 07:01
「お弁当お持ち帰り事件」というあまりにも平和なスキャンダルで日本を笑顔にした「ももいろクローバーZ」のドキュメンタリー本 コロナ禍の舞台裏にも迫る
ももいろクローバーZ公式記者・小島和宏の最新刊『ももクロの弁当と平和』(ワニブックス・刊、1400円+税)が、12月24日に発売となった。
異色すぎるタイトルの由来は、ももクロがテレビ局からお弁当を持ち帰る姿を激写された、という平和なスキャンダル。コロナ禍で暗いムードが漂っていた2020年の日本列島に笑顔を振りまいた行動をクローズアップするため、本の装丁も「のり弁」風にし、カラー口絵では、この本のためにわざわざ撮り下ろした「お弁当持ち帰り事件」の再現写真を大きく掲載している。
ただし、本の内容はゴリゴリの密着ドキュメンタリー。百田夏菜子が新・国立競技場でのコンサートを宣言した「ももいろクリスマス2019」から、突然、襲いかかってきたコロナショック下での変則的な活動と、その舞台裏でのメンバーの言動をつぶさに取材してきた小島記者ならではの視点で掘り下げていく。
ももクロの1年間を追いかけたドキュメントであるのと同時に、2020年というエンターテインメント業界にとって、あまりにも特別すぎる1年間のリアルな史実を綴った資料として読むこともできる一冊となっている。