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2020/12/17 18:56
TBSスター女優発掘プロジェクト受付開始 『半沢直樹』『MIU404』『逃げ恥』のクリエイター陣が審査
TBSが全国の10代の女性を対象に、将来ドラマで活躍する女優を発掘・育成する「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」を発足。そのオーディションのエントリー受付が公式HPで17日(木)より開始された。またオーディションの審査を担当するTBSドラマ制作陣の一部も発表となった。
このプロジェクトは、幅広い世代に人気の俳優・タレントが所属する「田辺エージェンシー」、数多くの番組、ドラマ、映画から、アイドルや楽曲など様々なエンターテインメントを手掛けてきた秋元康とのタッグで行われる。
TBSからは、人気ドラマ『半沢直樹』『MIU404』『私の家政夫ナギサさん』『テセウスの船』『恋はつづくよどこまでも』ほか数々のヒット作を手掛けてきたドラマ制作陣らが参画。ともに「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」のメンバーを選出し、デビューまでを全面的にサポートしていく。
プロジェクトでは最終審査を中心に審査過程を追う密着番組を制作。最終審査を勝ち抜いた10〜20名(予定)は「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」のメンバーとして活動。女優になるための幅広い育成カリキュラムに参加。TBSドラマ制作陣が手掛ける連続ドラマへの出演が予定されており、育成期間中の活動を通して適性を審査し、配役が決定される(挑戦するドラマの第1弾は青春群像劇の予定)。メンバーの育成期間中の活動はプロジェクトが全面的にサポートし、活躍の場を検討、長期的にマルチな活躍ができる場を模索する。
今回、オーディションの審査を担当するTBSドラマ制作陣の一部を発表。『半沢直樹』『下町ロケット』シリーズをはじめ、多くの日曜劇場作品の監督を務め、『3年B組金八先生』シリーズでは今をときめくスターたちを若手時代から演出してきた福澤克雄。『MIU404』『アンナチュラル』ほか、幅広い世代から注目される話題作を多くプロデュースしてきた新井順子、『恋はつづくよどこまでも』『逃げるは恥だが役に立つ』シリーズなど、若い世代や働く女性から圧倒的な支持を得る作品を手掛けてきた宮崎真佐子らが、審査員として本プロジェクトに参加。TBSドラマを支えてきた多くのキャスティング、そして独自の新人俳優発掘の視点を駆使して、まだ見ぬ未来の女優を発掘していく。
■TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』審査員コメント(※一部)
●総合プロデューサー・秋元 康
昔の作品は大抜擢というのがあって、それによって何か新しいものが産まれていたと思います。もちろん今旬な俳優さんとご一緒したい気持ちもありますが、みんなで「この人に懸けてみたい!」と思うような方に出会いたいです。
今の新型コロナウィルスなど様々な問題で夢を見るチャンスが少ない時代に、何をしていいかわからないという若い人が多いと思います。そんな初めから才能があったり、チャンスがある人ばかりではないのです。一つ目の階段を上るか、一つ目のドアをあけるかどうかが大事です。
「女優になりたい!」「テレビドラマに出てみたい!」という人はもちろんのこと、「何もやりたいことがない」「夢がない」「私ってなに?」と思っているような人も応募してみて欲しいです。壁にぶち当たった時、壁を乗り越える必要はないし、じっと考えたり、立ち止まってしまうのではなく、右や左に動いてみる、まずは行動してみてほしい。その一つがこのオーディションになったらうれしいです。
ダイヤモンドの原石を磨いてくれるプロと一緒にスターを発掘していったら、素敵な人と出会えるのではないかと期待しています。
●福澤克雄(演出:『半沢直樹』シリーズ、『下町ロケット』シリーズ ほか)
僕が今までやってきて思うのは、「何か特別な才能を持っている人」というのが、いい女優さんだということです。でも、誰もがその才能に自分では気付かない、親も、もちろん先生も気付かない。こればっかりはやってみないとわからないというのが、不思議なものです。セリフのうまさや滑舌は練習すればどうにかなりますが、その人が生まれ持っているものや、惹きつける魅力を持っている人は、磨くともっと大きくなるんです。「私なんて自信ない…」なんて思わずに、もしかしたらとてつもない才能があるかもしれません。これは本当にわからないから、ぜひとも挑戦して、あるかないか見つけてほしいと思います。
●新井順子(プロデュース:『MIU404』、『アンナチュラル』ほか)
私は『中学聖日記』で、有村架純さんの相手役をまだデビューしていない子の中から1年かけて探しました。芸能界に入っていないからこそ持ち合わせている魅力、未知数な可能性にとてもワクワクしました。
たくさんの女優さんとご一緒してきましたが、飾らない素顔や瞬発力が大事だと常々思います。
自分は容姿にも、演技にも自信がないと思っている人がいるかもしれません。でも、正直あまり関係ないと思います。綺麗な人だけがうまくいく世界でもないし、お芝居も努力でいくらでもカバーできます。
「やりたい!」という思いが大切! 「熱意のある人」に会いたいです。
●宮崎真佐子(プロデュース:『恋はつづくよどこまでも』、『逃げるは恥だが役に立つ』シリーズほか)
今回の企画はTBSとしてチャレンジングな企画だと思います。TBSは日曜劇場や火曜ドラマ、金曜ドラマと幅広いジャンルのドラマをやるので、いろいろな役ができる可能性があります。女優さんは本当にいろいろな役をやるので、一番“普通”の感覚を持っていることが大事だと感じています。見ている人が共感できるようにやらなくてはならないので、普段から「この人と仕事したいな!」と思うような人柄が見えてくると魅力的だと思います。
今たくさんのメディアがあるなかで、テレビドラマを通して、見ている人に楽しんでもらいたい、元気を与えたい、夢を持ってほしいと、テレビドラマでエンターテインメントしたいと思っている人に目指してもらいたいです。
(※宮崎の「崎」は正しくは「たつさき」)