「レプロ次世代スターオーディション」（2013）で見いだされ、映画『シグナル100』『13月の女の子』に出演するなど、今後の活躍が期待される次世代女優・北村優衣初の主演映画『かくも長き道のり』が、2020年2月13日（土）池袋シネマ・ロサほかにて全国公開順次公開となる。

　同作の監督は、30年以上テレビ現場の最前線に立ち、今も現役の報道番組プロデューサーとして活躍する屋良朝建。2017年伊参映画祭シナリオ大賞、審査員奨励賞を受賞した脚本を、自らのメガホンで映画化。群馬県中之条町の美しい風景を背景に、往年のスタンダードナンバーに乗せて、大人のロマンあふれる珠玉の恋愛ドラマが展開。現地の珍しい秋祭りやコバルトブルーの四万川ダムの絶景も織り込まれている。性格俳優として今注目を浴びるデビット伊東をはじめ、『キル・ビル』出演の真瀬樹里、『サバイバル・ファミリー』出演の坂本充弘、さらにアジアでもライブ活動を行うシンガーソングライター、沖ちづるもゲスト出演する。

　25歳の駆け出しの女優・椎名遼子（北村優衣）が4ヵ月ぶりに故郷の田舎町に帰って来た。オーディションで連続ドラマに抜擢されての凱旋だが、実は彼女には密かな目的があった。上京前からの恋人、村木順次（デビット伊東）と別れるよう所属事務所から迫られていたのだ。その歳の差は25歳、村木は元プロの賭博師で、これから売り出す女優にとっては邪魔な存在。しかし、孤児として生きてきた遼子にとって唯一の愛する人であり女優を目指す遼子を支えてくれた、かけがえのない存在。遼子は別れの決断をできずにいた。一方、事務所はマネージャーを現地に放ち身辺整理を迫る。その時、遼子の身には意外な危険が迫っていた…。

　主演の北村優衣は「初主演ということでとても緊張する中、キャストスタッフ一丸となって作ったこの作品にはとても思い入れがあります。そんな作品が皆さんの元へ届くと思うと、嬉しい反面緊張してきました。（笑）不器用でまっすぐな愛をぶつける遼子と、デビットさん演じる、優しい愛で包んでくれる順ちゃんを見届けてほしいです。中之条町の自然豊かで美しい景色も見どころなので、ぜひスクリーンでご覧ください」とコメント。

　また年上の恋人・村木順次を演じるデビット伊東は「芸能生活33年53歳にして何とも照れくさい純粋恋愛ドラマに参加させていだき、こっぱずかしい極みです。共演の若い役者さん達にひっぱられ、素敵な自然の力も借り、なんとか男の悲哀が醸し出せました。主人公の北村くんが時間と共に素敵な表情になり、成長していく様を観てあげて下さいませ。見どころは北村くんから蹴りをもらうシーンがあるのですが、びっくりするほど本気の蹴りをもらっております。しびれましたあ」と語っている。

　30年以上テレビの報道・情報畑で活動し、本作で念願の劇場映画に初挑戦する監督・脚本の屋良朝建は「ラストシーンを撮り終えた時、新しいヒロインの誕生を実感しました。北村優衣の女優人生スタートの瞬間を、多くの方に見届けてもらいたいと思います」と、ニューヒロインに太鼓判を押している。

　映画『かくも長き道のり』は2020年2月13日（土）池袋シネマ・ロサほかにて全国公開順次公開。