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2020/10/27 18:31
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」2022年・日本人キャストで上演 ハリーとドラコの息子役をオーディション
世界中で大ヒット中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」(ソニア・フリードマン&コリン・カレンダー&ハリー・ポッター・シアター・プロダクションによる製作)が2022年夏、日本人キャストで上演される。ハリー・ポッター専用劇場として生まれ変わるTBS赤坂ACTシアター(東京・赤坂)での無期限ロングラン上演に向けて、出演者オーディションを開催する。
ロンドン、ニューヨーク、メルボルン、サンフランシスコに続き(※現在休演中)、現在ハンブルグ、トロントでの開幕を控えている本作。アジア圏で上演されるのはこれが初めてとなる。TBS開局70周年を記念して上演される本舞台は、「ビリー・エリオット」、「メリー・ポピンズ」の日本語版を手掛けてきたホリプロが制作を担当する。
募集するのはアルバス・ポッター役(ハリー・ポッターの息子)とスコーピウス・マルフォイ役(ドラコ・マルフォイの息子)で、ともにダブルキャスト。募集しているのは18歳以上の男性で、身長170cm以下で、14、15歳の役を演じられることが条件となる。応募の締め切りは11月30日(必着)
■募集配役説明
・アルバス・セブルス・ポッター(ハリー・ポッターの息子)
ハリー・ポッターとジニー・ウィーズリーの間に生まれた次男。ハリーの師であるダンブルドアとスネイプから名前をとった。名前をもらった父の師たちに似たのか、性格はやや心配性。兄にジェームズ・シリウス・ポッター、妹にリリー・ルーナ・ポッターがいる。兄に「スリザリンに組み分けされるんじゃないか」とからかわれ、本当に組み分けされたらどうしようという不安に駆られていたところ、実際にスリザリンに組み分けされる。組み分け帽子によると「グリフィンドール、スリザリンのどちらの資質もある」とのこと。グリフィンドールに組み分けられなかったことや飛行訓練など上手くこなせない自分自身と、英雄である父とのギャップに苦しみ、プレッシャーを感じ、ハリーへの反発心がますます強まっていく。
(※過去作の読者には、グリフィンドールはヒーロー、スリザリンは敵、という意識が根付いている)
・スコーピウス・マルフォイ(ドラコ・マルフォイの息子)
ドラコ・マルフォイの一人息子。アルバス・セブルス・ポッターとは同級生。外見は学生時代のドラコと瓜二つだが、性格や思想は異なる。物語では、過去7作でのロンのように、重苦しい雰囲気を緩和するポジション。「歴史オタク」という設定で、過去の出来事などを観客に解説する役割も担う。しかし天真爛漫なだけでなく、アルバスを諭したり励ましたりと現実をとらえる冷静さもある。ホグワーツやハリー・ポッターに憧れる姿には、マルフォイ家に生まれた孤独や、世間からの誤解を受けてきた疎外感、救いである母を亡くした憂いを感じさせる。劣等感や疎外感に苛まれるアルバスとはお互いに支えあい、親友になる。