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2020/10/09 08:01
ミスセブンティーン2020・藤村木音インタビュー「前回の落選で自分を見つめ直して成長できました」
広瀬すず、永野芽郁、横田真悠などティーンにカリスマ的人気を誇るモデル、女優を多数輩出する、ファッション誌『Seventeen』(集英社)の一般公募型モデルオーディション「ミスセブンティーン」。今年行われた『ミスセブンティーン2020』では、3446名の応募のなかから、藤村木音(15歳)、入江美沙希(14歳)、秋本レイラニ(13歳)の3名が選出された。今回、二度目の挑戦で「ミスセブンティーン」の栄冠をつかんだ藤村木音に話を聞いた。
■ミスセブンティーン2020・藤村木音インタビュー
「セブンティーン読者の方に認めてもらえる存在になりたいです」
――ミスセブンティーン2020、おめでとうございます! 率直な感想をお願いします。
【藤村木音(以下・藤村)】「ミスセブンティーンにはずっと憧れていたので、信じられないぐらい嬉しすぎて、合格の知らせ聞いたときは泣きました。地元の福岡にいたのでマネージャーさんからテレビ電話で聞いたのですが、“決定したよ”と聞いた瞬間、“えっ?”って信じられなくて、その後どんどん、“ああ、合格できたんだ…”って実感してきて、涙が出てきました。テレビ電話だったので、泣いてるところをバッチリ見られちゃいました(笑)」
――ミスセブンティーンにはどんな思い入れがありましたか?
【藤村】「元々『Seventeen』がすごく好きで愛読していましたし、たくさんの有名な先輩方が活躍されているので、いつかはミスセブンティーンに合格して、セブンティーンモデルになりたいという想いは強かったです。なかでも久間田琳加さんがすごく好きで、モデルになろうと思ったきっかけも久間田さんなので、同じ雑誌にデビューすることができて嬉しいです」
――ミスセブンティーンのオーディションの中で特に記憶に残っていることは?
【藤村】「面接の時、緊張し過ぎて、立っているだけで足がガタガタ震えちゃったのが記憶に残っています。そんな状態でも、私はファッションや美容、コスメが本当に好きなので、その好き度をセブンティーンの編集部の皆さんにどれだけ伝えられるか、ということは心がけていました。熱く語りました!」
――オーディションのために準備したことはありますか?
【藤村】「私は応募書類を出した時点から、最終候補になるまでずっと気を引き締めていました。不安もありましたが、“絶対になるぞ!”という強い気持ちを基に、食事の面でも栄養バランスに気を付けたり、生活リズムを崩さないように心がけたり、基本的なことを見つめなおして、土台造りをしっかりしました」
――昨年も「ミスセブンティーン」に挑戦したそうですが。
【藤村】「昨年もすごくなりたいという気持ちで臨んだんですが、自分の力不足で落選したときはかなりショックを受けてしまって。大好きな『Seventeen』も読めなくなるぐらい、なかなか立ち直れませんでした。でも周りの子たちが活躍している姿に刺激を受けて、一度で諦められる目標ではなかったので、再チャレンジしました」
――そのころの自分に足りなかったものは?
【藤村】「その時期の写真を見直すと、“私、こんなだったんだ”って思いますね。その時は自分の精一杯のことをやっていたつもりだったのですが、それだけじゃ足りなくて。表情やポージング、スタイルなど、基礎的なことから改善しました」
――悔しい思いをしたことで、さらに意識が高まったんですね。
【藤村】「もし仮に前回受からせていただいていたとしても、その頃は自分と向き合うことができていなかったので、セブンティーンモデルとしていい結果を残せていなかったと思います。前回落ちてしまったことを経て、自分を見つめ直す機会ができたので、より成長できたんじゃないかなと思います」
――デビューのきっかけを教えてください。
【藤村】「元々地元・福岡のダンススクールに通っていて、踊ることが好きな普通の女の子という感じで、芸能界も遠い世界というイメージでした。友達のお母さんに事務所のオーディションを教えてもらい受けました。その頃は小学3年生で何も分からなくて、面接で“好きな女優さんは?”と質問されても全然答えられないぐらいでしたが、それをきっかけに今の事務所に入りました」
――そこからモデルという目標が芽生えていったんですね。
【藤村】「事務所に入ったばかりのときは、カメラテストで初めてプロの方にメイクしていただいて撮影したり、すべてが新鮮でワクワクしっぱなしという感じでした。その後ファッション雑誌を読むようになりましたが、先輩方が考えられないぐらいキラキラしていて、その姿が衝撃的で、私もこういうお仕事がしたいという目標ができました。そして、このお仕事をちゃんと続けていきたいと思いました」
――今回選ばれた「ミスセブンティーン2020」の入江美沙希さんは、同じ事務所の所属で、『ニコ☆プチ』モデルの先輩後輩でもあります。入江さんは藤村さんに対してどんな印象をお持ちですか?
【入江】「『ニコ☆プチ』を読んでいた時から憧れの存在だったので、一緒に撮影できるなんてありえない!と思ってました。今もこうやって一緒に取材を受けさせていただいていることがすごく幸せです。とにかく顔がかわいい!すごく優しくて憧れです」
【藤村】「照れちゃいますね…(笑)。これから一緒に『Seventeen』で撮影できるのが楽しみです。同じ雑誌でモデルをやっていた仲間と一緒に、次のステップに上がれることが心強いですし、これからもよきライバルとして、お互いを高められる存在になれたらいいなって思います」
――ここで期待しているセブンティーン読者の皆さんにメッセージをお願いします。
【藤村】「オーディション期間中、不安になってしまう時も、ファンの方からの“応援してるよ”という言葉がすごく支えになりました。応援していただいた分、セブンティーンモデルとして読者の方に認めてもらえる存在になりたいですし、今後、ファッションや流行を発信していけるモデルさんになりたいです」
――藤村さんのキャラクターについても知りたいんですが、趣味や、今ハマっているものを教えてください?
【藤村】「私はずっと音楽が好きです。聴くことも好きですが、演奏することも好きなんです。いままでギターとピアノは弾いたことがあるんですが、ドラムにも挑戦したいと思っていて、今練習中です。好きなアーティストは、くるりさんとかフジファブリックさんで、両親の影響を受けて、小さいときから流れていた曲は今でも好きです。自分自身が音楽に関する名前ですし、音楽に囲まれて生活しているので、これからも音楽を楽しんでいきたいなって思っています」
――これからの目標や夢を教えてください。
【藤村】「モデルとしてもっともっと成長したいのはもちろんですが、女優業にもすごく憧れています。いろんな役を演じて、スクリーンから何かを伝えられるような女優さんが目標です。ちょっとミステリー系の怖い役だったり、学園モノにも出演したいなぁと思っています」
■藤村 木音(ふじむら・きのん)/2005年4月8日生まれ、福岡県出身。中学3年生・15歳。身長162cm。スターダストプロモーション所属。コスメ集めとメイクが趣味で、香水やアロマオイルなど特に香りものをたくさん集めている。食べることが大好きで、好物はお寿司と栗まんじゅう。夢はセブンティーンモデルOG・永野芽郁さんのような女優になること。
ヘアーメイク:大森幸枝