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2020/09/26 12:40
ミス・ワールド日本代表の18歳・金谷鞠杏さん「日本の素晴らしい点、問題点を10代の代表として発信したい」
世界3大ミスコンテストのひとつ『ミス・ワールド2020世界大会』に出場する日本代表を決める『ミス・ワールド・ジャパン2020』が24日、都内で開催され、日本代表には、ダンス&ボーカルグループGENICメンバー・金谷鞠杏さんが選出された。
「目的ある美」をスローガンに、今年で70回目を迎える『ミス・ワールド』。その日本大会『ミス・ワールド・ジャパン』には、今年応募総数8788人の中から選ばれた35人のファイナリストが登壇。モデルや会社員、大学生から、北陸のご当地アイドル、タッチラグビー日本代表選手まで個性的な女性たちが顔を揃え、“品格”“知性”“タレント性”そして“美しさ”を競う審査会を経て、この日、各賞受賞者と日本代表が決定した。
■ミス・ワールド2020 金谷鞠杏さん記者会見
――日本代表に選ばれた感想は?
「とても嬉しい気持ちでいっぱいです。予選の時から、自分が日本大会の舞台で名前を呼ばれることイメージしてずっと過ごしてきたので、それを実現することができた嬉しさもありますし、日本代表としてもっともっと、自分磨きを含めていろいろなことを勉強していかないといけないという気持ちです」
――ミスとしてどんな活動をしていきたいですか?
「Beauty with a purpose(目的ある美)のプレゼンテーションで、私はSNSでの誹謗中傷についての課題を取り上げました。自分はSNSを毎日更新している身として、伝えられることがたくさんあると思います。そして、ファイナリストの皆さんが素敵なプレゼンテーションをしてくださったので、皆さんの想いを私を通じて伝えていける存在になりたいです」
――ミスの活動とグループの両立はいかがですか?
「やりきります! どちらも好きでやらせていただいていることですし、すべての日常の経験が、自分の生きる世界でのこれからにつながってくると思いますので、すべて全力でやらせていただきたいです!」
――大会のために頑張ったことはありますか?
「Beauty with a purposeについてです。この大会で最も重視されている項目ですし、自分は何を伝えなければいけないのか、自分は何ができるのかということについて、大会の期間中に向き合った時間はすごく多かったです。Beauty with a purposeをきっかけに日本の問題や課題について興味を持ちはじめたので、SDGsやボランティア活動にこれから参加していきたいと思います」
――今後の具体的な行動としては?
「SNSは非常に便利ですし、私を応援して下さる方と簡単に繋がれるツールでもあると思います。しかし私は、数字で評価されてしまうところや、誹謗中傷で命を落としてしまう人がいるところに問題があると思っています。SNSを自分が正しく使うためにも、どうしたらそうした問題が少なくなるのかをこれから勉強して、取り組んでいきたいです」
――秋田県の出身ということですが、地元秋田はどういうところですか?
「本当に秋田の人たちは優しくて、あたたかい人たちばかりです。私は15年間秋田で育ったことをものすごく誇りに思っていますし、ミスワールドとしても、秋田県出身としても地元の魅力を伝えていきたいです。それが恩返しになるように」
――この先に控える世界大会での目標は?
私の中では、世界大会の想像は難しくて具体的にビジョンを描けていないんですが、普通に生きていたら体験でいないと思いますし、世界のミスを観て、たくさん吸収して、そのなかで日本の良さを負けないように伝えていきたい。
――今回は新型コロナの影響で普段とは異なる大会運営となりましたが、金谷さん自身、コロナの前後で変わったこと、変わらないことは?
「コロナ禍のなかで気付いたのは、自分がどれだけ幸せな環境にいるのかということです。私が所属するグループ・GENICは5月27日にデビューして、ツアーを控えていたんですが中止になってしまい、デビュー1年目のライブが無くなってしまったんです。皆さんと近い距離で楽しむ時間が無くなってしまったっていう事実に、あたり前のことじゃないんだと感じました。一方で、家族の支え、友達、メンバーからの愛は変わらないなって思いました、どんな状況でも自分の周りにいる人は、いつも自分を大切にしてくれます。自粛期間を通じて、みんなに会えることの大切さを実感しました」
――美を維持するためのケアやトレーニングについて教えてください。
「日ごろから自分磨きを毎日心がけているんですが、今回は本当に素敵なスポンサー企業の方々のサポートで、肌が荒れやすい体質を改善する食事やトレーニングをする機会をいただきました。毎日続けていることが体型にも現れると思うので、これからも継続していきたいと思っています」
――最後に改めて日本代表としての意気込みをお願いします。
日本代表として、ファイナリストの皆さんの想いを胸に、日本の素晴らしい点、問題点を積極的に、10代の代表として発信していけるように頑張ります。