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2020/07/23 17:01
コロナ禍以降のオーディションに必要な心の準備は? 芸能プロダクションの審査担当者が重視する選考ポイントを公開
オーディションメディア38年目の『デビュー/Deview』が、芸能プロダクションとのリレーションを活かし、新人発掘に積極的な126社の新人募集情報を一挙掲載する大特集『夏の特別オーディション2020』が開催中(8月11日まで応募受付)。芸能界デビューに向けた芸能プロダクション所属の審査にも、就活同様抑えておくべき基本がある。今回、募集を行う事務所の審査担当者に、審査で重視する点、合格のポイント、そして「するべからず」という悪例に至るまでの証言をいただいた。就職活動や入試の出願・面接にも役立つかもしれない豊富なコメントの数々にぜひ耳を傾けていただきたい。
「書類選考、面接審査で重視した選考ポイント」について聞くと、「ビジュアル、年齢、身体バランス」(インセント)というように、まず「写真での第一印象」を挙げる会社が多い。とにかく写真には徹底的にこだわったほうがいいだろう。写真の撮り方については、デビューの中でも「オーディション写真で失敗しないコツ」(https://deview.co.jp/Article?am_interview_id=774)という記事にまとめてあるのでチェックしてほしい。
写真に関しては具体的に「書類審査の際に、表情がよくわかる、適度に明るい写真を添付してほしい。加工した写真も実際の顔がわからないため、避けてほしい」(キューブ)「プロフィール写真は加工したものではないもので応募してほしい」(タンバリンアーティスツ)と、加工写真は審査対象にすらならない可能性があるので要注意だ。高性能な写真加工アプリで盛れたとしても、審査の土俵に乗れないのでは逆効果だ。
また、写真にこだわる必要があるのは、ただ単に本人のビジュアルだけが問題にされているのではない。「応募書類にやる気が見える方だとお会いしてみたいなと思う」(フォスター/フォスター・プラス)「この世界でやりたい思い、気持ちがどれだけ強いか」(アイエス・フィールド)という部分を重視するように、写真の撮り方一つ、書類に書かれている言葉一つから伝わる「やる気」の勝負である場合も多いのだ。
面接審査については「自身を客観的に見れている、もしくは見ようとしている方は今後の伸びしろも大きいのかなと思う。また、面接の際、遅刻はもちろん禁物ですが、予定時刻より20分や30分はやくいらっしゃると長い時間お待たせしてしまう可能性が高いので、あまりはやく到着されない方が良いかなと思います」(エヴァーグリーン・エンタテイメント)など、常識的な行動をとれるか、という部分は芸能オーディションとは言え、その重要性は同じだと言える。
そして最後に、今回「夏の特別オーディション」に応募を考えているユーザーに向けてのアドバイスを聞いてみた。すると「1人1人の魅力、個性と向き合いたいので、偽らず素直に向き合ってほしいです」(イマージュエンターテインメント)「自分のアピールをしっかり、どんな人になりたい、目指している人、好きな人は1人でなく、何人かいたほうがいいです。役者を目指してる方は好きな作品、俳優、監督名など伝えられるよう勉強して挑んで欲しい。服装は清潔感のある服装で」(オフィスパレット)という具体的に活かせるアドバイスも多数寄せられた。
一方で、「今後さらに、外見以上に中身重視の選考が増えていくと思いますので、目指すジャンルの勉強や趣味特技の充実を頑張ってください」(GVjp)「世の中がとても大変な時ですが、芸能(エンタメ)の世界は更に大変になっていくと思います。軽い気持ちで挑むと後悔すると思いますので、強い気持ちと目標をしっかりと持つ意思が必須だと思います」(浅井企画)と、コロナ禍以降のエンタメ界で求められる存在となるために、必要な心の準備を促す声も多く聞かれた。
ここで紹介したのは全体のほんの一部に過ぎない。芸能プロダクションの審査担当者のコメントはオーディション情報サイト「デビュー」で紹介されている。『夏の特別オーディション2020』はオーディション情報サイト「デビュー/Deview」でエントリー受付中。応募の締め切りは8月11日(月)まで。WEB上で履歴書を作成でき、多数の事務所に即座に簡単に応募することが可能な、デジタル応募も利用可能だ。