オーディション情報サイトの「デビュー」が、全国で開催のコンテストおよびオーディションの優勝者・合格者を紹介する「全国コンテスト＆オーディションWINNER名鑑」。磐梯熱海温泉観光協会が開催する「萩姫まつり」では、磐梯熱海に古くから残る伝説の人物「萩姫」を選抜する「ミス萩姫」コンテストを毎年開催している。

　磐梯熱海温泉には古くから「萩姫伝説」が残されている。南北朝時代・建武のころ、今日に住む公卿の娘で「萩姫」という美しい姫が、不治の病にかかり苦しんでいた。ある夜、不動明王のお告げがあり、「都を去る東北方、数えて五百本目の川岸に霊泉あり。それに浸かれば全快する」と聞きおよんだ姫は、侍女の雪枝を伴い都を旅立ち、幾多の困難辛苦の末、ついに五百本目の川（現在の磐梯熱海温泉地内）にたどり着く。そして、ここに湧き出るお湯で難病も全快し、この湯に深く感謝して京へ戻ったと言い伝えられている。

　以後、磐梯熱海温泉は、美人をつくる名湯として名を広め、郡山の奥座敷として、また、磐梯高原・会津方面の玄関口として賑わいをみせている。毎年8月9・10日に萩姫伝説にちなんで行われる「萩姫まつり」は、磐梯熱海温泉の命とも言える温泉を、年に一度感謝し温泉の永続を願う祭り。南北朝時代の衣装をまとったミス萩姫により、献湯祭や神事を行う。ミス萩姫はその後、年間を通し、各種イベントやキャンペーン時の活動を行う。