ボクシングWBA世界ミドル級チャンピオン・村田諒太、全国高校ボクシング部キャプテンにオンライン授業でエール | ニュース | Deview-デビュー

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2020/06/04 11:56

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ボクシングWBA世界ミドル級チャンピオン・村田諒太、全国高校ボクシング部キャプテンにオンライン授業でエール

高校生に向けて「オンラインエール授業」を行った村田諒太。
高校生に向けて「オンラインエール授業」を行った村田諒太。

 インハイ.tvと公益財団法人全国高等学校体育連盟は、全国高等学校総合体育大会(以下、インターハイ)全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からのエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」を始動。プロジェクト第1弾として、アスリートたちから高校生や高校部活動指導者に向けた「オンラインエール授業」を5月26日にスタートした。その第1回の講師はプロボクサーで現WBA世界ミドル級チャンピオン・村田諒太。授業には全国高校ボクシング部のキャプテン(部の代表)が集い、村田と「いまとこれから」を話しあった。

 授業冒頭、ボクシングを始めたきっかけなどの話から、今の状況についての話になると、「インターハイが中止になってしまった人の気持ちが少しわかる」と共感する村田。高校3年の時に、選抜大会とインターハイを制し、高校5冠を達成した村田選手。しかし、当時の村田にとって、「高校5冠」は悔しい思い出だったという。

 当時すでに1歳年上の選手が「高校6冠」という高校記録を作っており、同じ記録に並ぶ間際まで来ていたにもかかわらず、そのチャンスをかけた大会に出場できなかった悔しさを明かしながら、「高校6冠という記録は達成できなかったけど、目標を違うところに変えて、モチベーションを保ち、挑戦したことは今でも自分の誇り。今のチャレンジ精神にもつながっているんじゃないかと思う」と振り返った。

 次に「今、このような状況ですが、村田選手だったらどのように行動していましたか?」と学生からの質問に村田は「みなさんのことを考えると、一つの答えにするのは難しいですけど」と前置きしたうえで、「僕が高校3年生だったとしたら、大学には行くつもりだったので、その先を見たと思う。全日本で優勝するとか、大きな国際大会で日本代表になるとか、大きなことを描いた方がよいのでは」と語る。

 さらに、「今まで、どんな練習をしてきてここまで上り詰めることができたんですか?」という学生の質問に対し、村田は「有名な選手に教えてもらうとなると、何か魔法みたいな特別なやり方を知っていると思って、教えてもらおうとするのですが、実はそんな特別な方法はないんです」と回答。「特別なことをするのが難しいのではなくて、簡単なことを毎日続けるのが難しい。教えられたことを毎日ちゃんとやることで積み重なってい
く。特別なことをやったから成功したとは思わないほうがいいと思います」とアドバイスを送った。

 高校卒業とともにボクシングを辞めるという高3から「これから何を目標にしてやっていけばいいでしょうか?」と質問されると「この質問が来ると困るなと思っていました」と考えをめぐらせ、「その答えは存在しない、というのが本音。物事の『よかった』『悪かった』はあとから判断できること。インターハイがなくて悔しい思いをしたから今があると思えるかどうかは、未来の自分にかかっているんだと思う」と、やるせない想いを抱える高校生の背中を押した。

 最後に高校生の代表から「夢の選手である村田さんの話が聞けて、自分も応援されるような選手になりたい」と言葉を送られると、村田は「一つの出来事もどう捉えるかという個人の判断次第。(インターハイが中止になった)今の状況もそうだと思う。これからも自分にとっていい判断をして、成長して先に進んでほしい」と改めてエール。最後には全員でファイティングポーズを取って記念撮影。授業を締めくくった。

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  • 高校生に向けて「オンラインエール授業」を行った村田諒太。

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