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2020/06/01 05:01
ジャンプ連載の人気漫画『アクタージュact-age』舞台化決定 ヒロイン「夜凪景」役全国リモートオーディション
週刊少年ジャンプ(集英社)連載中の「アクタージュ act-age」が2022年に舞台化されることが決定。ヒロイン「夜凪景」役全国リモートオーディションが開催される。
週刊少年ジャンプの異色作として絶大な人気を誇り、累計発行部数300万部を超える役者漫画「アクタージュ act-age」。その舞台化作品『アクタージュ act-age〜銀河鉄道の夜〜』は、『デスノート THE MUSICAL』や『ミュージカル「生きる」』など話題作を多く手がけるホリプロの公演事業部が制作、2010年『自慢の息子』で第55回岸田國士戯曲賞を受賞し、現代社会をドライ、かつ強烈な美意識で立体化することで熱い支持を集める劇作家・演出家・俳優の松井周が脚本と演出を務める。
この舞台化に伴い、本舞台のヒロイン「夜凪景」を演じる女優を、全国規模にて公募、次世代を担う女優を発掘する。グランプリは株式会社ホリプロインターナショナルと専属契約し、ヒロイン・夜凪景役で舞台デビューを果たす。なおこのオーディションは新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、在宅環境からも参加可能なリモートオーディションを導入して行う。
応募資格は12〜17歳の女性。応募の方法はオーディション情報サイト「デビュー」に掲載されている。
■「アクタージュ act-age とは?」
2018年より週刊少年ジャンプで連載を開始。主人公・夜凪景が役者として見いだされ、芝居に奮闘する様を描く役者漫画。累計発行部数は300万部を超え、映画・演劇界からの評価も高い。
■「銀河鉄道の夜」編とは
宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」を舞台上演する演出家と劇団員たち、そして主演を務める夜凪景との人間模様を描いた作中屈指の人気エピソード。
◆原作者・演出家からのメッセージ
■原作マツキタツヤのメッセージ
アクタージュという作品への拘りから応募されると、却ってその方自身や舞台そのものの色んな可能性を狭めてしまいそうですので、俳優として末長く活躍したいと考えてる方の一つの入り口のような作品になることを願ってます。
■舞台『アクタージュ act-age〜銀河鉄道の夜〜』演出家 松井周のメッセージ
舞台版の脚本・演出を担当する松井です。
「アクタージュ act-age」は俳優という「仕事」の話です。俳優はときに奇跡を起こします。でもそれは魔法によって起きるわけではありません。「アクタージュ act-age」では「演劇ってこんなふうに魔法っぽく作られているのだろうな」というなんとなくのイメージではなく、俳優がどこからヒントをもらって、何を考えてそれを表現に落とし込むのか、といった点が丁寧に描かれています。登場人物たちが俳優という「仕事」を通して、自分の居場所を求める姿を面白く描けたらと思っています。
演劇は集団創作です。人が集まることで創作は始まり、人と会うことから不思議と力が湧きます。作るということはどこまでも自由です。そこで大事なことは、誇張することも卑下することもない「自分」です。そんな「自分」が集団の中でどんなふうに変化していくか、そしてまた、他の誰かが変化していくことを楽しんでもらいたいです。今まで知らなかった「自分」の居場所が思ってもみないところに見つかるという事が、演劇ではよくあります。
応募者の方には、このオーディションを通してそういう居場所を見つけてほしいし、自分そのままの魅力を発揮してもらいたいです。僕は俳優もするのですが、舞台や人前でどう振る舞うかより、ふっと力が抜けた時の「隙」にこそ、その人の姿が見えてくるし、そこが面白いと思っています。自分に才能があるかはわからないけど、演じるのって面白いなと感じている方は、ぜひ挑戦してみて欲しいです。