新時代の女の子を輩出してきた講談社主催のオーディション「ミスiD」。その2020度グランプリの嵐莉菜（あらし・りな）が、女性ファッション誌『ViVi』7月号（23日発売）から、同誌の専属モデルに起用されることが発表された。ミスiD初代グランプリの玉城ティナ以来、同オーディション出身から8年ぶりにViViモデルが誕生する。

　嵐は、母がドイツ・日本のハーフ、父がイラン・イラク・ロシアのミックスという両親の元、日本で生まれ育ったという5ヵ国のマルチルーツを持つ高校1年生。幼い頃はキッズモデルとして活動し、フォロワー24万人超えのTikTokやネット上で「天使」「可愛すぎる」などと話題に。女性ファッション誌のモデルは『ViVi』が初めてとなる。

　専属モデルに抜擢されたことについて、「びっくりしすぎて何回も確認したくらい、全く実感がありませんでした（笑）」とまずは驚きが先行。そして「大好きな雑誌なので、夢がかなったと実感した時は本当に本当にうれしかったです！」と喜びを噛み締めた。

　その一方で、「このままで大丈夫なのかとすごくプレッシャーに感じて、その日から意識が変わり自分磨きを本気で始めるようになりました」と気を引き締め、「まだまだ未熟ですが、ViVi モデルの先輩たちと並べるように、たくさん勉強して全力で頑張ります!!」と意気込みを新たにした。

　同誌の岩田編集長は「16歳、未経験の経歴を全く感じさせない存在感が魅力に感じました。これからViViの先輩モデルの背中を追いながら、 将来の看板モデルに成長してくれることを期待しています」と、玉城ティナに続くスター誕生の予感を感じている。

　なお、専属モデルが発表される時には必ずモデル紹介ページが企画されるが、4月中旬の撮影予定が、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言で中止に。しかし、編集部のアイデアで携帯カメラ機能を駆使しリモート撮影を決行。オンライン上でカメラマンがパソコン越しの嵐を撮影するという、今の時代を象徴する誌面が出来上がった。この企画内では生い立ちにはじまり、この春に高校1年生になったばかりの等身大の彼女の内面がわかるスナップなどを掲載する。

　なお現在、嵐莉菜が所属するテンカラットが、オーディション情報サイト「デビュー」の特集『TEENSスター特別オーディション2020』で新人を募集している。応募の方法は「デビュー」を参照のこと。また「ミスiD2021」の募集も行われている。

■嵐莉菜プロフィール
2004年５月３日生まれ。埼玉県出身。
趣味は宇宙とオカルト（都市伝説など）。今ハマっているものは「もずく」。