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2020/05/11 12:01
映画『みをつくし料理帖』 旬な女優・松本穂香&奈緒のドラマチックなポスターが解禁
今最も旬な女優・松本穂香、奈緒の共演、角川春樹生涯最後のメガホン作として話題の映画『みをつくし料理帖』。10月16日公開予定の同作より待望のポスタービジュアルが解禁となった。併せて主題歌アーティストの手嶌葵、作詞・作曲の松任谷由実、主題歌の編曲並びに劇中音楽担当の松任谷正隆が発表となった。
本ポスターのメインビジュアルには、本作の名シーンの澪(松本穂香)と野江(奈緒)が起用された。澪の指でかたどられているのは、二人にとって忘れることのない思い出。そして、切ない表情の二人の視線は何を意味しているのか…。豪華出演陣の写真と共に、ドラマティックなビジュアルが完成した。
さらに松任谷由実が書き下ろした主題歌「散りてなお」を、透明感溢れる声の持ち主・手嶌葵が歌唱することも発表された。大切な人や故郷…心に刻まれるものが簡単に消えはしないというメッセージをのせて、人々の胸に優しい希望を抱かせてくれる名曲が誕生した。なお主題歌の編曲並びに劇中の音楽は松任谷正隆が担当する。
●手嶌 葵コメント
この映画で角川春樹監督の描いた世界は、優しい気持ちが自然に湧いてくるとても素敵なものでした。そして、そんな世界観に寄り添うようなユーミンさんが作って下さった主題歌。歌わせていただけて本当に幸せでした。是非映画をご覧頂いて、優しくて、そして美しいこの歌を皆さんにも口ずさんでいただけると嬉しいなぁと思います。
●松任谷由実コメント
この作品の主題歌を作ることが出来て、本当に良かった。愛すべき、破茶滅茶な角川春樹さん。常人には測り知れない長い苦悩が、人生の最終章で、こんなにも丁寧なやさしさに昇華されていることに、今は感動しています。私も手嶌葵さんの質感豊かな歌唱を得て、心の奥の故郷や希望は決して消えないと、映画と共に伝えられたらうれしいです。
●松任谷正隆コメント
僕は映画音楽が下手だ。たぶん音を資料として頭の中にストックしておけない体質だからだと思う。観たときの感情が勝ってしまって、結果暑苦しい音楽になる、というのが自己分析である。「こんな僕でいいのですか?」と聞いたら「お願いします」と角川さんに言われた。この映画が角川映画の集大成、というのならこれは僕の音楽の集大成だ、と言っておこうかな。
■映画『みをつくし料理帖』物語
時は、享和二年。大坂。8歳の澪(松本穂香)と野江(奈緒)は、暮らし向きが違えども仲の良い幼馴染だった。「何があってもずっと一緒や」と約束を交わす二人だったが、その約束の夜から大坂に大洪水が襲う。――それから時は流れ、江戸の神田にある蕎麦処「つる家」に、女料理人として働く澪の姿があった。あの大洪水で両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまった澪は、「つる家」の店主・種市に助けられたのだった。種市に天性の料理の才を見出され、女でありながら料理人として働いていた。しかし江戸の味に馴染めず試行錯誤の日々を過ごしいたのだが、やがて「つる屋」の看板料理を見出していく。たちまち江戸でも評判になっていく店にある日、吉原の扇屋で料理番をしている又次(中村獅童)という強面の男がやってきた。吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために澪の看板料理を作ってくれと頼むのだった。そして、この日を境に運命の歯車が動き出す。果たして、澪と野江は再会を果たせるのか? 幾度となく訪れる艱難辛苦を乗り越えながら、料理に真摯に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と、不変の友情を描いた爽快な物語。