ニュース
2020/01/09 11:56
SMAPとも共演したダンサー・上條史織、米最大級のダンス大会でファイナル進出
エンティティー・コンテンポラリーダンス(米ロサンゼルス)に所属するダンサー・振付師の上條史織が、世界的な振付師の大会「カペジオ・エース・アワード2020」でファイナリストに選出され、2020年1月15日に米ハリウッドのモンタルバンシアターで行われるファイナルステージにて自身の作品『Boots』を披露する。
上條史織は、尚美ミュージックカレッジ専門学校ダンス学科を卒業後、東京での活動を経て渡米、現在ダンサーそして振付師としてアメリカの第一線の舞台で活躍。2011年にはリードヒップホップダンサーとして『SMAP×SMAP』(フジテレビ)など、人気番組にも出演。「SMAPのような歴史ある素晴らしいグループの人気テレビ番組で踊ることが出来たのはとても光栄な出来事でした」と当時を語っている。
『SMAP×SMAP』に出演した事がきっかけで、同じフジテレビ系列で放送されていた『笑っていいとも!』のダンスシーンなどにも出演。2012年には、マドンナ、ブリトニー・スピアーズ、リッキー・マーティンなど数々の有名アーティストのダンサー兼振付師として活躍してきたマット・キャディー氏が日本を訪れた際に彼の目に留まり、渋谷公会堂で行われた日本最大級のストリートダンスイベント『Legend Tokyo』にキャディー氏の作品のメインダンサーとして参加。その後も、キャディー氏の推薦によりマドンナの『“レベル・ハート”ワールドツアー』にてアジア・オセアニア大陸エリアのプロフェッショナルリードデモンストレーターとして起用されている。
日本のドイツ大使館で行われたレッドブル・フライング・バッハ2012アフターパーティーでもリードダンサーを務め、独自の日本伝統の舞とコンテンポラリーやジャズファンク、ヒップホップを融合したスタイルとユニークなプロジェクションマッピングとのコラボレーションを披露し好評を博している。
振付における神秘的な表現を追及する過程で、大学で神学を学ぶためにアメリカに渡る。2017年には、アメリカの名門ダンスカンパニー、エンティティー・コンテンポラリーダンスに初の日本人かつ外国人ダンサーとして抜擢され、同ダンスカンパニーがカペジオ・エース・アワード2017で優勝した際のリードダンサーに起用される。留学生としてボランティアで同ダンスカンパニーのリードダンサーを担ってきたが、3年後の今、才能あふれる日本人女性ダンサー・振付師として同じ大会のファイナルで自分の作品を披露しようとしている。
「カペジオ・エース・アワード」は世界中の振付師がアメリカに集まり競い合う、今年で11回目となる大会。2009年の開始以来、アメリカのトップダンスマガジン社『ダンス・スピリット・マガジン』をスポンサーにつけて、業界最大級のプロダクション会社である『ブレーク・ザ・フロアー』プロデュースの元、オリジナルショーを翌年に行う事が出来るチャンスを最良の振付師たちに与えてきた。過去の優勝者は、このショーをきっかけにアメリカに留まらず世界中から振付やダンス講師としてのオファーが来るようになるなど、ダンスシーンにおいて大きな影響力を持つ。
上條史織はファイナリストに選ばれたことについて「恐縮ではありますが、自分の活動がダンサーとしても振付師としても国際的に認められ、大変光栄に思います。世界的に見ても素晴らしい日本の伝統的なスタイルをコンテンポラリーダンスに活かして、この作品を披露出来ればと思っております」と意気込みを語っている。