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2019/12/26 08:16
アニメオーディション「第8回アニストテレス」グランプリは15歳の高校1年生・涼泉桜花さん「すべてが『ドラゴンボール』から始まっているんです」
伊波杏樹、楠木ともりらを輩出したソニー・ミュージックアーティスツ主催のアニメオーディション『第8回Anistoteles (アニストテレス)』が今年開催され、15歳の高校1年生・涼泉桜花(すずみさくら)さんがグランプリに選ばれた。オーディション情報サイト「デビュー」は涼泉さんに早速インタビューを行った。
■『第8回アニストテレス』グランプリ・涼泉桜花さんインタビュー
――グランプリおめでとうございます。約2ヵ月が経ちましたが、オーディションの時のことを振り返ってもらえますか?
【涼泉さん】「演技も歌も経験はないのですが、歌は大好きなので、オーディションという場であったとしても、上手く歌うというより、何かを伝えられる歌を歌いたいと思いました」
――歌唱審査ではどんな歌を選んだんですか?
【涼泉さん】「2次審査では雨宮天さんの『Eternal』、3次審査ではZARDさんの『Don't you see!』を歌いました。特にZARDさんはずっと歌っていたので、自分が一番胸を張って歌える歌なんです。お父さんお母さんの世代の歌かもしれませんが、家では、毎日歌っています」
――面接審査ではどんなことを話したんですか?
【涼泉さん】「“クラスではどういう立ち位置?”って聞かれたとき、すごくビックリして。周りの人は“なんで目指したの?”とか聞かれていたので、私も準備していたのですが、『え? そんなこと聞くんだ』って思いました。正直、クラスではうるさい人だと思います(笑)」
――今回アニストテレスに応募したきっかけは?
【涼泉さん】「『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のイベントの映像をYouTubeで観たんです。最初はもちろん“声優さん、歌上手い!”って思ったんですけど、間奏の部分で客席が映ったときに、みんなすごく幸せそうな顔をしていて。こういう空間を作れる人になりたいって思ったのが最初です」
――アニストテレスにピンと来たポイントは?
【涼泉さん】「好きな声優の伊波杏樹さん、楠木ともりさんが所属している事務所のオーディションだったので応募しました。高校受験が終わったらオーディションを受けようと考えていたので、タイミング的にもピッタリでした」
――グランプリだと聞いたときはどんな気持ちでした?
【涼泉さん】「電話で“グランプリがあるのを知っていますか?”って言われたので、“はい!もちろんです!”と返したら、“今年のグランプリはあなたです!”と言われて、“えーっ!!!!!”ってなりました(笑)。私、毎回リアクションが大きかったらしくて、それが面白いって。でもとにかく驚いて、心臓バクバクでした」
――では少しさかのぼって、アニメを好きになったきっかけを教えてください。
【涼泉さん】「すべてが『ドラゴンボール』から始まっているんです。アニメを好きになるきっかけ、声優さんを好きになるきっかけ、音楽を好きになるきっかけ…『ドラゴンボール』に出会ってなかったら、ここにいないと思います! 本当にそれぐらい大きな存在です。お父さんが弟に見せようと思って借りてきたビデオに、私がハマっちゃって。今は家族みんなドラゴンボールが大好きなんです」
――声優という仕事を意識したのは?
【涼泉さん】「声優を意識したのは雨宮天さん、早見沙織さんのお二方です。早見さんは映画『聲の形』で主人公の女の子を演じられていたのですが、耳がきこえないという役が、自然と演技で伝わって来て、すごいなって思って。演技力に憧れています」
――涼泉さんの声も、すごくナチュラルで、耳に優しく響く感じがします。
【涼泉さん】「実は、自分の声はあまり好きじゃなかったんです。声優を目指すようになってからは、私の声には特徴が無いなって思ったので。でもこういう声だから演じられる役もあるのかなと。結果、今はこの声でやっていこうという気持ちです」
――ちなみに最近ハマっているアニメ作品はありますか?
【涼泉さん】「最近は『五等分の花嫁』と『ご注文はうさぎですか?』が猛烈に来てます!(笑)。可愛い女の子がたくさん出てくるアニメって、なかなか抜け出てくれないので、ずっと好きなキャラがたまっていって…。推し変はしないで推し増ししていきます(笑)」
――今後声優デビューしたら、どんな作品でどんな役を演じてみたいですか?
【涼泉さん】「こういう役というのに縛られずに、いろんな役を演じてみたいです。まずは自分の役をいただけるように頑張ります。希望を言えば、女の子がわちゃわちゃしている作品がいいです(笑)。やってみたいのはお姉さん系のポジションなのですが、自分の声に合うのは元気な子かなぁと」
――歌が大好きということで、アーティスト活動も希望を?
【涼泉さん】「歌もぜひやらせていただきたいです。曲も自分で作ってみたい。楽器ができないので作曲は難しいですが、詞については想ったことを書き留めたものがあるので、いつか形にできたらなぁと思っています」
――将来どのようなアーティストになりたいですか?
【涼泉さん】「伝えることが一番大切なので、そういうことを大切にできるアーティストになりたいです。誰かの希望になれればと思っています」
■涼泉桜花(すずみさくら)
2004年3月5日生まれ、15歳の高校1年生。特技は小学4年生〜中学2年生まで習っていた篠笛。