ミュージカル「(愛おしき) ボクの時代」の1stプレビュー公演が15日、東京・青山DDDクロスシアターにて開幕。脚本・演出を手掛ける西川大貴をはじめとする代表者コメントと舞台写真が到着した。

　日本人特有の身体感覚・言語を素直に使って表現する「日本発」のミュージカルを創り上げることを目的とした本プロジェクトでは、脚本・演出・音楽・俳優と、各部門においてプランのブラッシュアップを図りながら本公演を目指すために、2回にわたるプレビュー公演期間を設けるという、とても実験的で、作品作りとしては大変贅沢なトライアウト公演を実施。

　脚本・演出を担うのは、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などに出演し、アーティストとしてもオリジナルアルバム2枚を発表するなど、幅広いフィールドで活躍する西川大貴。ミュージカルの要とも言える音楽を手掛けるのは、昨年スティーブ・ガッド、ウィル・リーとのトリオアルバムを発表し、クインシー・ジョーンズにも認められたジャズピアニストであり作曲家の桑原あい。また、舞台を華やかに彩る振付を担当するのは、西川、桑原と同世代であり、JAZZ、HIP HOP、THEATER他、オールジャンルのダンスをこなし、振付家としても十分な経験値を持つ加賀谷一肇。

　さらに、若手日本人スタッフに加え、本場のミュージカルを熟知し、海外における小規模トライアウト公演の実績もあり、日本においても『ミス・サイゴン』『ゴースト』など有名ミュージカルを演出した経歴のあるダレン・ヤップ氏をスーパーバイジング・ディレクターとして招き、海外の視点からも客観的に作品をクリエイトしブラッシュアップしていく。

　全出演者はオーディションで、400名を超える応募者から、天羽尚吾、猪俣三四郎、上田亜希子、梅田彩佳、岡村さやか、奥村優希、風間由次郎、加藤梨里香、塩口量平、四宮吏桜、関根麻帆、寺町有美子、橋本彩花、深瀬友梨、溝口悟光、宮島朋宏、吉田要士（※五十音順）といった個性光る精鋭17名が出演。

　初日開幕にあたり、脚本・演出の西川、音楽の桑原、振付の加賀谷からのコメントが到着。

【脚本・演出：西川大貴 コメント】
ミュージカル「(愛おしき) ボクの時代」いよいよプレビュー開幕です。1stプレビューは3,500円でご観劇いただけます。今回のトライアウトは、より良い作品を完成させるための第一歩。まだ「完成形」ではありません。日々脚本や音楽、構成の手直しが入る可能性がありますし、同じ公演は一度たりともありません。客席の皆様と一緒に作品を作り上げていくこのプロジェクト。その誕生の瞬間をぜひ目撃してください！

【音楽：桑原あい】
あっという間に開幕の時が来てしまいました。ここまで来るのにたくさんの感動と努力とパッションがありました。いつかこのミュージカルが大きくなった時、この作品が生まれた瞬間を見たと、変わっていく様子を見たと、何よりオリジナルキャストで見たと、多くの方にドヤ顔で言っていただきたいです。1ヶ月誰一人欠けることなく突っ走れますように。皆様にとって愛おしき作品になりますように。音楽にも是非注目してみてください。

【振付：加賀谷一肇】
勇気と情熱と覚悟が無ければこの素敵な企画は立ち上げられなかったと思います。
そして、同じく三つの要素を持ったキャストとスタッフが集まって試行錯誤を重ねております。
最終目標は初日でも千穐楽でもありません。
完成されたものを観て終わることが当たり前の日本で、客席でこの作品を育てる責任を買った皆様には、実感して頂けたら嬉しいです。
何かが生まれて大きく育っていこうとしている素敵な時間に立ち会えていることを。
愛を持って観て頂けますように。
大きな一歩でありますように。

◆公演概要
ミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』

脚本・演出：西川大貴　　音楽：桑原あい
振付：加賀谷一肇
スーパーバイジング・ディレクター：ダレン・ヤップ

出演 ： 天羽尚吾／猪俣三四郎／上田亜希子／梅田彩佳／岡村さやか／奥村優希／風間由次郎／加藤梨里香／塩口量平／四宮吏桜／関根麻帆／寺町有美子／橋本彩花／深瀬友梨／溝口悟光／宮島朋宏／吉田要士　（※五十音順）
※スウィング制度により、出演者は変更となる場合が有（詳細は公演公式HPへ）
ピアノ演奏：上浪瑳耶香／森本夏生

公演日程：
1stプレビュー公演：2019年11月15日(金)〜18日(月) 　　
2ndプレビュー公演：2019年11月23日(土・祝)〜26日(火)
本公演：2019年11月30日(土)〜12月15日(日)

会場：DDD青山クロスシアター

WEBサイト：https://www.bokunojidai.com/
公式ツイッター： @musical_aiboku

企画・主催：シーエイティプロデュース