西川大貴×風間由次郎×梅田彩佳らが挑む、日本発オリジナルミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』への想い | ニュース | Deview-デビュー

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2019/11/13 12:32

デビュー

西川大貴×風間由次郎×梅田彩佳らが挑む、日本発オリジナルミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』への想い

ミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』脚本・演出の西川大貴(中央)、キャストの風間由次郎(右)と梅田彩佳(左)(C)Deview
ミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』脚本・演出の西川大貴(中央)、キャストの風間由次郎(右)と梅田彩佳(左)(C)Deview

 11月15日からDDD 青山クロスシアターにて開幕する1st、2ndのプレビュー公演を経て、11月30日より本公演を上演するミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』。次世代を担う若手クリエイターを中心に、オフ(小劇場)からオン(大劇場)へのステップアップを目標にした、日本発のオリジナルミュージカルを創り上げるTRYOUT公演がいよいよ始動する。本作の脚本・演出を手がける西川大貴と、400人を超えるオーディションの中から抜擢された17名のキャストの中から風間由次郎と梅田彩佳に、本番への意気込みや見どころ、オーディションでのエピソードなどを聞いた。

【ミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』/西川大貴×風間由次郎×梅田彩佳 インタビュー】

■「”小劇場から大劇場に進出することを視野に入れたプロジェクト”という点にすごく魅力を感じた」

――2回にわたるプレビュー公演を経て、本公演を上演するという、とても実験的な本作について、最初にお話を聞いたときはどんな想いでしたか?

【西川大貴】「去年の10月くらいに、プロデューサーと2人でたまたま焼き鳥屋に行く機会があって。そこで、“日本発のミュージカルを作っていかないとね”というような話をしていて、プロデューサーから『日本オリジナルのミュージカルを作るためには、しっかりと時間をかけて失敗と修正を繰り返しながらやっていく必要があるから、こういうシステムが必要だと思う』という話を伺いまして。
『そんな素晴らしい環境でできたらすごく良いことだと思うし、ぜひやりたいです!』という話をしました。そういう提案をいただいて驚きもありましたが、すごく嬉しかった記憶があります。そこから脚本を書き始めて、最初は6〜7人くらいでできるミュージカルを想定して書いていたんですが、改良を重ねていく中で、20名程度のキャストでやれるものをってなっていって……」

【風間由次郎】「へ〜、だいぶ増えたね(笑)」

【西川大貴】「そうなんですよ。プロデューサーが『DDD 青山クロスシアターだから楽屋的にも最高で7人くらいかな』って言っていたんですけど、翌日になったら『やっぱり20人くらいは必要かな』って言い始めて、最初は“えっ!?”ってなったけど、本来はそうあるべきだなと思って。オフからオンへっていうのを目標にしているし、今回で完結させるプロジェクトとして書くつもりもなかったので、そうなると少人数だとやっぱりスケール感とかも小さくなってしまうしなと思って。いろいろと話をしていく中でキャストは全員オーディションで選ぼうという風に決まっていきました」

――風間さんと梅田さんは、どんなところに魅力を感じて、このオーディションを受けようと思われたのでしょうか?

【風間由次郎】「僕は、小劇場から大劇場に進出することを視野に入れたプロジェクトであるという点にすごく魅力を感じました。普段、ミュージカルのオーディションを受けるときって、“この役を演じたいから”“この作品に出たいから”というような想いを持って準備して挑むオーディションが多いんです。
でも、今回は作品の内容は何も知らない、ただ面白そうな企画があるってなったときに、自分と同じような想いを持っている同世代の人たちがいるんじゃないかなと思って。そういう人たちに会ってみたかったんです。そんな感覚でオーディションに応募したことを覚えています。いま稽古をしていても、そのさらに先を意識しているというのをヒシヒシと感じていますし、とてもいい環境で稽古ができているなと思っています」

【梅田彩佳】「私もこの企画を聞いたときに、面白そうだなって思いました。2回にわたるプレビュー公演があるということで、普通の舞台だったら初日が開けたら、多少の変化はあってもそのまま千秋楽まで行くことが多いけど、今回は作って壊してより良いものを創り上げていくという感じで。それってけっこう勇気がいることだし、それをまた次に見せたときに受け入れてもらえるのかっていうのも怖い部分がある。でも、常に“初日”のような気持ちで立てるだろうし、挑戦っていう意味では、与えられたことだけをするのではなく、自分でやりたいなと思いながらできるって、すごく幸せなことだなと思いました。
それと、私は今回演出を手がける西川さんをすごく尊敬しているので、西川さんがやるものを私もやりたいと思ったんです。どんなものが生まれるのか、脚本がどんなものなのか、曲も物語もオーディションのときは全然わからなかったけど、自分が尊敬している人がやるものだし、私にとってもこの1ヵ月〜2ヵ月はとても勉強になるだろうなと思って、オーディションを受けました」

【西川大貴】「幕が開いたら、“もう少しここをこうすれば・・・”っていう疑問が湧いたとしても、最後までそのまま千秋楽までいってしまうというのが普通の環境なんですよね。それに対して、このままでいいのかなっていう思いもあったし、こういうプロジェクトができたらいいのになって思っている“種”みたいなものはいろんなところで感じていて。きっと同じ風に思ってくれる人ってたくさんいるんだろうなと。僕は、まだまだクリエイターとしてのキャリアも全然ないし、自信なんて全然ないけど、そういうことをやっていかないとなと思いましたし、僕らの世代がやっていけば、そういう種が芽吹いていくような気がしていて。今回は、そういうチャレンジができるし、そういう風に思ってもらえていたのは嬉しいなって思います」

■「オーディションでは全然踊れなかったし、全然歌えなかったんですよね(苦笑)」

――オーディションで印象に残っていることは?

【風間由次郎】「全然踊れなかったし、全然歌えなかったんですよね(苦笑)。ただ、お芝居の審査では、大貴くんが役者目線で僕らの良いところを見ようとしてくれていて。リラックスさせてくれたり、“本当はそうじゃなくて、もっとできるでしょ!?”っていうように、いろいろとトライさせてくれるお芝居のオーディションだったので、そこで何とかリカバリーしようとやっていました」

――手応え的なものは?

【風間由次郎】「踊れない、歌えないっていう状況だったし、絶対に落ちたなって思いました。“きっと、今回はダメだな”と思いつつ、こういう人たちがやろうとしているこのプロジェクトって良いなって思いながら帰ったことを覚えています」

【梅田彩佳】「私もまったく踊れなかったんです。振り入れ中に諦めました(笑)」

【風間由次郎】「僕も諦めた!(笑)」

【梅田彩佳】「ワンエイトだけ覚えて、そのあとはもう自分なりでいいやって。普通のオーディションだったら役に近づけるように頑張るんですけど、今回は自分自身を見せるオーディションだから自分を最大限に披露できる曲を選んでいこうと思って。ダンスは本当に皆無だったので、そのあとは自分の好きなジャンルのダンスを全力でやって、“これが私です!”っていう感じで踊るのが一番いいなと思って切り替えて、思い切りやりました。
あんなにオーディション中に笑ったのは初めてかもしれません(笑)。振り入れしている途中から“もう、踊れないや、コレ”って思ったら、なんかハイテンションになっちゃって、それで最大限のボルテージまでいけたんですよね。自分を出しきれたし、これでダメだったらしょうがないって思いました」

【風間由次郎】「僕にとっては一番苦手なジャンルの踊りだったんですよね」

【梅田彩佳】「そうそう。ぜんぜん踊れなくて、“もう、終わったな”って思いました(笑)」

――そうだったんですね。審査する側としては、どんな点を重視されたんですか?

【西川大貴】「何か一つに長けているという方よりも、いろんなことに対して探究心がある人で、新たな挑戦を恐れない人とご一緒したいなと思っていました。なので、お芝居のオーディションで、風間くんが“もっとできるでしょ?”みたいな感じで引き出してくれたと言っていましたが、その逆で、その人の苦手そうなことやあまり好きじゃないんだろうなと思ったことへのディレクションを出したりして、そこに対して飛び込んでくれるかどうかっていうのは見たりしていました」

【風間由次郎】「そういえば、すごく変な注文されたのを思い出した。途中で『カウボーイっぽい感じでやってみて』って言われた気がするし、そこに飛び込んだ覚えはある(笑)」

――風間さんと梅田さんを選ばれたポイントというか、お二人に期待する部分というのは?

【西川大貴】「風間くんに関しては、オーディションで芝居をやってもらった時点で、今回お願いしている役があるんですが、これは風間くんしかいないなって思いました。芝居を見た瞬間、“あ、来たな”と」

【風間由次郎】「マジですか!? これは是非、太字で!!(笑)」

【西川大貴】「いや、本当にそう思ったんですよね。梅ちゃんとは以前1度共演したことがあったので、どういう芝居をして、どんな風に歌うのかというのは知っていたのですが、今回は本当にハジけていて(笑)。今日みたいな取材とかだと、けっこうしゃべるんだけど、たまにキュっと萎縮することがあって……」

【梅田彩佳】「けっこうな人見知りだったりするので……」

【西川大貴】「でも、今回のオーディションでは、歌もダンスも思い切りやっていたし、僕以外の初めて梅ちゃんを見る人たちも『あの子はエネルギーがすごい』『やっぱり目を惹くよね』っていう話をしていて。オーディションの映像をスーパーバイジング・ディレクターのダレン(・ヤップ)にも送って、項目ごとに“彼はここが良い。でもこれは未熟だね”など、全員分のコメントが届いたんですが、梅ちゃんに関しては『彼女はどこかクレイジーなエネルギーを持っている。エキセントリックガールだ』って言っていて。めっちゃ良い意味でね(笑)」

【梅田彩佳】「え〜〜!! 初めて言われた。すごく嬉しいし、ありがたいですね」

■「もっともっと試行錯誤してやっていきたい」

――台本を読んだ際、どのような感想を持ちましたか?

【風間由次郎】「最初に台本を読んだとき、何か起きているんだろうってわけがわからなくて。正直、みんなで本読みするまで腑に落ちない感じも多かったんです。でも、人の声でそれぞれがその役に対して思っている言葉としてセリフを聞くと、“あ、こういうことなのかも”って、理解できた。それに、稽古中にダレンが来て、『この台本はまだ完成じゃない。どんどん君たちのクリエイティブなものをぶつけていって、君たち一人ひとりが役作りをしてそれでやっとこの本が完成するんだ』と言ってくれて。
普段僕は、けっこう演出家のイメージを理解しようとしてそれに近づけてやっていくというやり方をやってきていたけど、今回はダレンもそういう風に言ってくれているし、どんどん自分の考えを出してトライしていこうと。けっこう恥ずかしいんですよ、“今、僕はこういう風に思っているんだけど……”って、役づくりに関してみんなの前で説明するのって。僕自身は、こっそり練習しているほうが好きなので(笑)。でも、今回に関しては、自分のトライだと思ってチャレンジしています」

【梅田彩佳】「今回、私が演じる役は今までにやったことのない役だなと思いました。これまでは受け身タイプの可愛い女の子というか、いわゆる“ヒロイン”っぽい女の子の役が多くて、自分から『聞いて、聞いて!!』みたいに、自ら主導権を握るような役ってやったことないなと。普段の生活でもそういうタイプじゃないし、どちらかといえば率先するよりも誰かに付いていったほうが楽だなって思うタイプで、AKB48在籍時もキャプテンとかやったことあるけど、引っ張っていくというような感じではなかったですし……。
なので、今回の役はとても難しいなと感じているのですが、1個ギアを上げるみたいな感覚で、やってみたらきっと自分の幅も広がるだろうし、やっていて日々新鮮です。セリフを言いながら、“あ、今のは違ったな”って、心折れることもめちゃくちゃあるんですが、今までとはぜんぜん違う役だからやっていて単純に楽しい。新しい自分を見られている気もするし、もっともっと試行錯誤してやっていきたいなと思っています」

――奇妙な旅を通して、自分の原点や大切なものに気付いていくというようなお話ですが、みなさんの原点というか、人生の中で大きな影響を受けた作品や人についてもお伺いしたいのですが。

【西川大貴】「僕は『レ・ミゼラブル』ですね。以前、今回の振付担当の加賀谷(一肇)くんと一緒に出ていたアルゴミュージカルで、主役の亡くなってしまう男の子をやっていたんです。当時、先生から厳しく言われていたけど、プロ意識みたいなものが正直なくて。最後の死ぬシーンで、誰かがセリフを噛んでしまって、思わず笑ってしまったことがあったんです。一番良いシーンだし、しかも銀河劇場のど真ん中で死ぬ役の僕が笑うっていう大失態を犯してしまって……。
もちろん演出家にめちゃくちゃ怒られたんですけど、そのときに“『レ・ミゼラブル』を観たことがあるか? エポニーヌという少女が死んでしまうシーンがあるんだけど、これから芝居をやっていくんだったら絶対に観たほうが良い”って言われて。それで『レ・ミゼラブル』を観に行ったんですが、意味は正直わからなかったけど、根拠なく曲が頭に残る感じだったり、体に沁み渡っていく感じだったりとか、ものすごい衝撃を受けて、そこから自分の夢になりました」

【風間由次郎】「僕は人物でいうと母親です。母が歌とピアノの先生をやっていて、その関係で児童ミュージカルみたいなものを教えていたんです。そこに僕も参加して『僕もこういうのをやってみたい』って言い出したのがスタート。それまでは何をやるにも兄の影響で始めることが多かった中で、唯一、自分からやりたいと言い出したのが演劇だったみたいで。そこから子役の流れでミュージカルもやっていたりしていたけど、ちょっとずつ大人になっていって本格的にミュージカルをやるようになって出会ったのが『RENT』でした。
事務所の人に『ミュージカル好きって言っていて、『RENT』を知らないの?』って言われたことがあって、最初に映画の『RENT』を観たんですが、当時は何が面白いのか全然わからなくて。なんで、ミュージカルが好きな人はみんなこの作品が良いって言うんだろうと思って、いろいろと調べたら、1980年代終わりのニューヨークでの若い人たちの差別だったり、セクシャルマイノリティーだったり、いろんな問題がミュージカルの中に詰まっているんだなと。ミュージカルってどんなものなのかっていうのを知った入り口が『RENT』で、そこからハマって、よりミュージカルが好きになりました」

【梅田彩佳】「1つは初ミュージカルの『イン・ザ・ハイツ』です。それまで私は舞台には一生出演しないだろうなって思っていたんです。あんなにたくさんのセリフを覚えられないし、絶対に私にはできないって決めつけていて。でも、実際にやってみたら“こんなに楽しいんだ!”って思ったんです。その後、ミュージカルの楽しさを知っていろんな作品を観ていく中で、『レ・ミゼラブル』に出会いました。初めて観たとき、“人ってこんなにエネルギー出るんだ”と衝撃を受けて。初レミゼは2階席からの観劇だったんですが、2階席でも遠く感じないってそのとき思いましたし、すごく影響を受けました」

――芸能界デビューを夢見る読者に向けて、夢を叶えるために大切なことってどんなことだと思いますか?

【梅田彩佳】「以前のインタビューでもお話したことではあるんですが、私は『デビュー』を毎月購読していて、オーディションもたくさん受けてきました。50回受けて、51回目に受けたAKB48のオーディションで受かることができたので、私は諦めないことが大事だと思います。
いつか『レ・ミゼラブル』に出ることが夢なのですが、今の私にはすごく高い壁なので、“どうせ無理だろうな”って思って、オーディションを受けない年とかもあったんです。でも、今は無理かもしれないけど、受けることに意味があると思うし、やっぱり諦めないことが大事だなと思っています。何事も全部挑戦しないと始まらないし、やってみて考えればいいのかなと。なので、みなさんも諦めない心を大切にしてほしいなと思います」

【風間由次郎】「本当に、その通りだと思う。役者においての成功って、月9ドラマ出たら成功なのかとか、映画主演に選ばれたら良いとか、ハリウッド行ったら成功とか、何か成功かのゴールってないんですよね。だから諦めない心というのは本当に大事だと思う。それと、目標があるなら、それをずっと心に持ち続けることも大切だと思います。たとえ遠回りになったとしても、ずっと思っていたらその目標にいつか辿りつける気がしていて。目標としていることに対して、今自分がやっていることは違うんじゃないかって感じることもあるかもしれないけど、“きっとこれは将来に繋がるはず!”と思って続けることが大切なのかなと思います」

■「オーディションは取り繕うとするよりも、素の自分で臨んで挑んだほうが良い」

――どんなことでも自分の糧になると。

【風間由次郎】「たとえば、ミュージカルのオーディションに挑戦するってなったら、歌やダンス、芝居の練習は絶対にやったほうがいいとは思います。準備期間って、自分に自信を持つための時間だと思うんですよね。オーディションで練習した成果を見せるというよりは、オーディションのときに自信を持ってそこに居られるかどうか。それって、その間に何をしていたかによってくると思う。何も準備してなかったら、そりゃ緊張もするし、本来の自分を出せなかったりもすると思います。たとえば、ちょっとでもスタイル良くみせるために、ジムに行くとかでもいいから、とにかくオーディションで自分を出せるように、自分がそこに立つ自信を付けるために、何でもやったほうがいいと思います」

【西川大貴】「よくオーディションで落ちたとき、『西川くんは良かったんだけど、今回キャラクターとは違ったから……』って言われて、“本当は自分の何かが足りなかったからダメだったんだろうな”って、ネガティブに考えてしまうことがあって。でも、今回オーディションをやってみて、本当にそういうことってあるなと思いました。自分を精一杯出した結果、キャラクターに合わないからって言われたら、それはどうしようもない。ただ、今回オーディションを見ていて、限られた時間の中でその人の本質を見たいのに、笑顔で居ればいいとか、上手っぽく歌おう、踊ろうとするのは、本当に残念だなって思いました。
だからこそ、いま仮面を被っているだけで、もっと違う顔があるかもしれないと思って、ちょっと意地悪なディレクションをしたりもしたんです。風間くんが言ったように、オーディションのときは、普段の自分で居られるようなシミュレーションや鍛錬を積んで、本当の素の自分でいてほしいなって思いました。僕も俳優をやっているので、それが難しいことで、簡単にできる人なんて一人もいないっていうこともわかった上で言っているんですが、何かを取り繕うとするよりも、素の自分で臨んで挑んだほうが良いと思います」

――では最後に、本作の見どころアピールをお願いします。

【西川大貴】「企画自体、実験的なことですし、すごく尖ったことをやろうとしているのかなと思われる方もいると思うのですが、ミュージカルのジャンル的に言えば、ポップソングミュージカルだと思います。なので、曲はとてもキャッチーなものが多いですし、前衛的なものを観に行くという感じではなく、ミュージカルファンの方にも楽しんでいただけるよう、そしてミュージカルってちょっと…と思っている人にも見に来て楽しんでもらえる作品を作っているつもりなので、いろんな方々に観に来てもらえたら嬉しいです」

【風間由次郎】「小劇場から大劇場へ……というパワーみたいなものがそれぞれにあると思うし、圧倒する人間力というか、もっと大きい劇場で観たいとおもわせられるようなパワーが今すごくできていると思います。堅苦しいものではなく、距離の近い劇場でもあるので、肌で僕らのエネルギーとかを感じてもらえるような作品になるんじゃないかなと。話の内容に関しても、誰しもが経験したことがあることだったり、共感できるようなものが詰まっているので、ミュージカルファンの方にはもちろん、僕らと同じ若い世代の人たちにもぜひ観てもらいたいです」

【梅田彩佳】「私は他の作品があったので、みんなよりも遅れて稽古に参加したんですが、本読みをしているときに初めて曲を聞いて、素直に『なにこれ、めっちゃ観に行きたい!』って思いました。みんなの歌もすごく良かったし、特に最初の主人公・戸越の曲で、台本の意味とは違う、自分のプライベートの感情と重なってめっちゃ泣きそうになりました。
海外発のミュージカルが多い中、日本発のオリジナルミュージカルって少ないからこそ、日本人の底力を見せたいなって、稽古中のみんなの真剣な顔とかを観ていたらすごく感じて。まだまだ荒削りなところもあるけど、本当に素晴らしい作品だし、プレビュー公演、本公演と重ねていく上で、もっともっとブラッシュアップされていいものを届けたいなと思っています」

◆公演概要
ミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』

脚本・演出:西川大貴  音楽:桑原あい
振付:加賀谷一肇
スーパーバイジング・ディレクター:ダレン・ヤップ

出演 : 天羽尚吾/猪俣三四郎/上田亜希子/梅田彩佳/岡村さやか/奥村優希/風間由次郎/加藤梨里香/塩口量平/四宮吏桜/関根麻帆/寺町有美子/橋本彩花/深瀬友梨/溝口悟光/宮島朋宏/吉田要士 (※五十音順)
※スウィング制度により、出演者は変更となる場合が有(詳細は公演公式HPへ)
ピアノ演奏:上浪瑳耶香/森本夏生

公演日程:
1stプレビュー公演:2019年11月15日(金)〜18日(月)   
2ndプレビュー公演:2019年11月23日(土・祝)〜26日(火)
本公演:2019年11月30日(土)〜12月15日(日)

会場:DDD青山クロスシアター

WEBサイト:https://www.bokunojidai.com/
公式ツイッター: @musical_aiboku

企画・主催:シーエイティプロデュース

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