TBS『ランク王国』11代目MCを務め、舞台女優・声優としてマルチに活躍する、茨城県出身のタレント・加藤里保菜が26日、有楽町にある茨城県のアンテナショップ・IBARAKI sense -イバラキセンス-のリニューアルオープン1周年を記念して、1日店長イベントを行った。

　茨城県で生まれ育ち、茨城を愛する加藤は、ゆくゆくは茨城のPRを担う「いばらき大使」の大役を務められるよう、日々茨城のプロモーションに余念がない。自分の冠ラジオ番組に茨城県庁・茨城県営業戦略部 プロモーション戦略チームの担当者をゲストに招いたことも。そんな努力が実っての茨城県アンテナショップの1日店長。加藤は「『いばらき大使への道、第一歩』という感じ！」と喜びを隠さない。

　「今年に入ってから“茨城のお仕事をしたい”って口に出して言うようになって、そこからこの10月で1日店長が決まったので、早い一歩だったなと。いろいろなところに積極的に挨拶に行くようになって、茨城の方々との繋がりが出来て、このようなお仕事が出来て嬉しい」と語る。

　ラジオドラマ『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』に茨城訛りで、茨城から電車で通っているという役で登場することもあった。しかし「私自身のストーリーをそのまま物語に乗せていただくこともあったんですが、これまで、ファンの方やメディアに向けて茨城出身ということを積極的に伝えていなかったんです」という。

　そんな中「茨城でお祭りのMCをさせていただいたとき、ファンの方が東京や地方から茨城に来てくださったんですが“茨城ってこんなに近いんだね”“行き易いんだね”っていう声が多くて。まだ県外の人に知られてないことって多いんだって思ったとき、私の言葉で発信できる茨城の魅力ってもっとあるんじゃないか？　もっと茨城のことを伝えたい！って思ったんです」と、いばらき大使を目指す気持ちが固まったのだという。

　ただし、「茨城のお仕事をしたいと伝えに行くと『磯山さやかさんがいるから…』って（笑）。磯山さんがかなり強いので、そのバトンをいつかもらえるように、今からちょっとずつ頑張りたいなって思っています」と気を引き締め、野望を語った。

　今回、アンテナショップ「イバラキセンス」1周年を祝うべく、イベントを開催した加藤。「イバラキセンスってホントにセンスが良いんですよ！！　お皿や民芸品など置いてあるものもお洒落だし。東京にいると、茨城の美味しいものを教えても、なかなか食べてもらえる機会が無いので。有楽町という場所だからこそ足を運んでもらえるので、茨城と東京をつなぐいいお店だなと思います」と1日店長らしくアピール。

　加藤おススメの商品は、店内に手書きの可愛らしいポップを飾ってPR。「茨城はおいもがすごく美味しくて、私も小っちゃい頃から干芋を食べていますが、お店のほうにもたくさん置いてあるので、ぜひ皆さんにもおやつとして食べてほしいな。おススメの5つを選んで、思ったことを細かくポップに書かせていただいたんですけど、おつまみに合うもの、お土産に合うもの、おやつにちょうどいいものなど、いろんなジャンルのものを選んだので見に来てください」。彼女おススメの県産品は、福袋にも入れられファンに販売された。

　加藤はツイッターで「#1日1ビール」とつぶやき、ビール好きの一面を見せているが、今回のトークイベントでも、同店で提供している地ビールや、茨城産のおつまみを紹介。「すでに飲んだ地ビールもあるし、お名前はだけ知っているけどまだ飲んだことがないビールもあって。茨城にはビール工場がたくさんあるんですが、気になっていたブランドもラインナップされていたので楽しみです！　お酒のこともアピールして、ゆくゆくは茨城の地ビールをアピールできる活動もできたら！」と、ややテンションが上がっていた。

　女優やタレント、MC、グラビアの活動のほか、近年はメディアミックスプロジェクト「D4DJ(ディーフォーディージェー)」のユニット「燐舞曲（RONDO）」の青柳 椿のキャラクターボイスで、声優・アーティストとしても活動中。「来年にもアニメやゲーム展開する『D4DJ』は、現在ライブ活動から着々とスタートしています。以前私はアイドルとして活動していたんですが、久々に歌をやるとなったら、燐舞曲はロックテイストのグループだったんです！　今までとまた違うジャンルに私も戸惑ってるんですけど、また新しい里保菜をD4DJで見てもらえるんじゃないかと思っています」と期待する。

　そして現在、D4DJの第6のユニット「Lyrical Lily(リリカルリリィ)」のキャスト募集が行われている（下記リンク参照）。加藤は「現在絶賛募集中のLyrical Lilyの子たちが、2020年1月までに揃うということで、私たち燐舞曲もそこからまた新しくスタートして、新しい風が吹くんだろうなって思っています。D4DJはそれぞれの色を持っていて、このLyrical Lilyも新しい色を出してくれるんじゃないかと私も楽しみにしています。これから私たちと一緒に新しいD4DJの物語を作っていけるメンバーをお待ちしています！！」と呼び掛けた。