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2019/08/29 19:15
浦飯幽助役・崎山つばさ「見どころは霊丸を打つシーン」、人気漫画を原作とした舞台『幽☆遊☆白書』が幕開け
冨樫義博による人気漫画を原作とした、舞台『幽☆遊☆白書』が28日、東京・シアター1010にて開幕。初日公演に先駆けて、公開ゲネプロが行われ、主人公・浦飯幽助役の崎山つばさらキャスト陣が囲み取材に応じ、意気込みを語った。
原作となる「幽☆遊☆白書」は、1990年〜94年に渡り、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されていた人気漫画。コミック累計発行部数は5,000万部を超え、1992年から全112話を放送したテレビアニメも高視聴率を記録し、日本国内のみならず、世界各国でも人気を博している。
ゲネプロ前の囲み取材には、崎山をはじめ、郷本直也、鈴木拡樹、橋本祥平、荒木宏文が出席。座長を務める崎山は、「稽古は1ヵ月ないくらいだったんですが、あっという間に過ぎていきました」と述べ、「でも、みんなと一緒に作っていったので、演劇として観てもらいたいなという部分と、2.5次元という言葉がだんだん広まってくれていますが、そういう部分も合わせて楽しんでもらえたら」とコメント。さらに、「原作を知っている方は懐かしいなと思ってもらえるだろうし、初めて観る方には"こんな舞台観たことない"と思ってもらえるような舞台になっております」と語った。
幽助のライバル的存在・桑原和真を演じる郷本は、「本当にとてもいいチームワークで毎日稽古をしておりまして。そのチームワーク感もかなり本番に影響してくるんじゃないかなと思います。ぜひ、みなさま楽しみにしていてください!」とアピール。
「僕も小さい頃に(『幽☆遊☆白書』の)読者であり、アニメ版の視聴者でもありました」と明かした蔵馬役の鈴木。「稽古初日に感じたことなんですが、一番最初に幽助が登場して、舞台でしゃべり始めた瞬間に、『幽☆遊☆白書』が帰ってきた!ということをすごく肌で感じました」と話し、「観てくださるみなさまには、同じ気持ちになってもらえるんじゃないかと、今からワクワクしております。とにかく早く、新たになっているけど、どこか懐かしさを感じる『幽☆遊☆白書』を届けたいなと思っています」と作品への思いを語る。
飛影役の橋本は、共演者が様々な作品で活躍しているキャスト陣ということで、「これほどまでにプレッシャーと緊張やいろいろなものを感じる雰囲気を味わった顔合わせっていうのは初めての経験でした」と回顧。そして「連載が始まった当初は、僕はまだ生まれてなかったんですが、もちろん僕の世代も『幽☆遊☆白書』という作品は知っていましたし、学生のころに漫画も見ていました」と述べ、「それだけ幅広い世代の方に愛されている作品ですので、生半可な気持ちでは今ここに立っていないです。最後まで、プレッシャーと緊張と戦いつつ、楽しみつつ、最高のものをみなさまにお届けできるよう頑張りたいと思います」と決意を新たにした。
コエンマ役の荒木が、コエンマのトレードマークのおしゃぶりを咥えたまま挨拶を始めると、キャスト陣から「そのままいく?」「さすが!(笑)」と突っ込まれ、笑いを誘う。「稽古初日から大変クオリティの高い稽古・芝居を見れて、すごく刺激をもらいながら、稽古最終日まで常にチャレンジして、掘り下げて作品を作り上げました」と明かし、「関係者の方々や共演者の友人とかにもすごく注目をしてもらっていて。『観るのが楽しみだ』と言ってもらえる作品の本番を迎えられるということは、大きなプレッシャーがあるとの同時に、見せつけてやろう!という想いです」と吐露。そして、「その期待を軽く超えられるようなものを稽古期間で作れたので、自信を持って舞台上に立ちたいなと思います」と自信をみなぎらせた。
そんなコエンマ役の荒木に対し、質疑応答タイムで一番最初に挙手した郷本は、「荒木さんは、本番中もずっとおしゃぶりをつけたままなんですか?」と質問。荒木は「そうだな! このまま話していこうと思う。 聞き取れなかったら字幕を出すかもな」とジョークを交えつつ笑顔で答えた。
見どころについて聞かれると、崎山は「幽助が霊丸を打つシーンがあるので、そこを注目してもらたら」と述べ、郷本は「原作にもあるんですが、幽助が桑原に乗り移るシーンも見事なコレボレーションになっているので、そこを楽しみにしてもらえたら」とコメント。鈴木は「今ここには剛鬼がいないんですが、盗賊集団として蔵馬、飛影、剛鬼の3人が揃うというのは今作ならではなので、その3ショットは見どころです」と語り、橋本は「額の包帯を取る瞬間があって、この日のために"眼"を開かせました。ぜひ、見てください!」とアピールした。
【公演概要】
舞台「幽☆遊☆白書」
東京公演:8月28日(水)〜9月2日(月) シアター1010
大阪公演:9月4日(水)〜8日(日) 森ノ宮ピロティホール
福岡公演:9月10日(火)〜12日(木) ももちパレス
愛知公演:9月20日(金)〜22日(日) 一宮市民会館
■原作:冨樫義博「幽☆遊☆白書」(集英社「ジャンプコミックス」刊)
■脚本・演出:御笠ノ忠次
■主催:舞台「幽☆遊☆白書」製作委員会
(Office ENDLESS/ぴえろ/読売広告社/サンライズプロモーション大阪/晩第ナムコアーツ/キョードー西日本(福岡公演のみ))
■キャスト
浦飯幽助:崎山つばさ 桑原和真:郷本直也 蔵馬:鈴木拡樹 飛影:橋本祥平
雪村螢子:未来 浦飯温子:角島美緒 ぼたん:平田裕香 剛鬼:新田健太 幻海:エリザベス・マリー
コエンマ:荒木宏文
(C)舞台「幽☆遊☆白書」製作委員会
(C)Yoshihiro Togashi 1990-1994年