注目の新人・細田佳央太&関水渚が石井裕也監督とのエピソードを告白、映画『町田くんの世界』公開直前ティーチイン試写会 | ニュース | Deview-デビュー

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2019/06/05 18:01

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注目の新人・細田佳央太&関水渚が石井裕也監督とのエピソードを告白、映画『町田くんの世界』公開直前ティーチイン試写会

映画『町田くんの世界』ティーチイン試写会に登壇した(写真左より)北島直明プロデューサー、細田佳央太、関水渚(C)Deview
映画『町田くんの世界』ティーチイン試写会に登壇した(写真左より)北島直明プロデューサー、細田佳央太、関水渚(C)Deview

 映画『町田くんの世界』の公開直前ティーチイン試写会が4日、都内で行われ、主演を務めた細田佳央太と関水渚、北島直明プロデューサーが登壇した。

 『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞・最優秀作品賞を含む計6部門を受賞、"史上最年少"での最優秀監督賞受賞となった石井裕也監督と、興行収入48億円突破の大ヒット作『キングダム』プロデューサー・北島直明が、第20回手塚治虫文化賞・新生賞受賞作家の傑作漫画を題材に、主演・超新人×奇跡の豪華キャストで描く人間賛歌『町田くんの世界』。

 岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子という主役級の豪華キャスト陣が脇を固める中、1000人超えのオーディションを勝ち抜いた、演技経験ほぼゼロの"超新人"細田と関水が主演を務める。

 この日のティーチイン試写会には、映画公開前にも関わらず、すでに複数回映画を観ているという熱心なファンの姿もあり、来場者からの質問に答えたり、ひと足早く鑑賞した観客に向けて、ここでしか聞けない制作秘話や本作に仕掛けられた演出についてなどのトークが繰り広げられた。

 「一番頑張ったなと思うシーンは?」と質問されると、「とにかく全部のシーン全力だった」と口を揃える細田と関水。その中でも、細田は「特訓の期間から、ずっと猪原さんとの2人のシーンをやっていて。川べりで追いかけまわすシーンもそうですが、“もっとやらなきゃ!”という想いがすごくあって、そこは頑張りました」と明かすと、関水も「体力的な意味では川べりで走り回ったシーン。あと、二人がプールで溺れるシーンは、実はプールが(ダイビング専門のため)水深が6mくらいあって、なかなか難しくて。撮影前にご指導いただいて一生懸命練習して撮影したので、そこも頑張ったなって思います」と振り返る。

 「印象に残っているシーン」ついては、細田は「池松さんとバスを降りて、二人で混乱しあってぶつかるシーン」と述べ、「あそこで生まれて初めて、芝居ってすごく楽しい!と感じて。カメラ位置が変わって、自分がお芝居していないときでもずっとにやけが止まらないくらい高揚していて。それくら芝居が楽しいって感じた瞬間だったのえ、すごく印象に残っています」と本作で芝居の楽しさを実感することができたという。

 一方の関水は、川岸でお互いの気持ちをぶつけ合うシーンを挙げ、「印象に残っているのは川べりでのシーン。猪原さんも町田くんも、お互いに言葉にはならない声や叫びとかで初めて本音を思いっきりぶつけ合った場所なんですが、あのシーンは大変でしたけどすごく気持ちが良くて楽しかったです」と回顧。

 また、豪華キャスト陣が脇を固める中での主演ということに対し、細田は「オーディションに受かったときに、監督から『死ぬ気で一生懸命やってくれ』と言われて。本当にすごい方々とやらせていただいたのですが、そこに負けているようではダメだというのも感じていて、監督の『一生懸命やれ』という言葉が、ずっと自分の気持ちを持たせてくれていました」コメント。

 さらに細田は石井監督と毎日撮影が始まる前にグータッチをしていたそうで、「最初は良いのかな?っていう気持ちだったけど、『今日も1日よろしくお願いします』という意味と、一生懸命やるという意味だと捉えて、それで気持ちが奮い立ちましたし、グータッチは監督との印象的な思い出です」と打ち明けた。

 共演者について関水は、「みなさんスーパースターなんですけど、中身もスーパースターで、私たちにとても優しくしてくださって。めちゃくちゃ緊張したんですが、優しく話しかけてくださったので、少しだけリラックスできました」とコメント。そして、石井監督については「監督は神様みたいな人」と表現した関水。「何を言うと私の心が動くのかということをすべて理解されている方で、自分の中で宝物にしたい言葉がたくさんあって。本当にひと言だったりするんですが、毎回、私が芝居に悩んでいるときにかけてくださるひと言がすごく重みがあって、そういうことか!とすぐに分かるし、すごく救われました」と石井監督とのエピソードを告白。

 そんな主演二人に対し、北島プロデューサーは「なかなか最近は、本当の意味での若手が活躍できる場所っていうのが少なくなってきていて。なんとか、若い役者たちが子の世界を目指して夢を持てるようにしたいというのがあり、今回、新人2人をオーディションで選ばせていただきました」と打ち明け、「この豪華キャストの中で芝居するのって、そうとうキツかったと思うんですが、彼らの一生懸命な姿を観たら、きっと“自分ももっと頑張らないと!”って思ってもらえると思いますし、そう思ってもらえたら嬉しいです。これから先も彼らの成長をずっと応援していただけたらありがたいです」と観客に呼びかける。

 そして最後に、関水は「とにかく私たちは毎日死に物狂いで猪原さんと町田くんを演じました。この一生懸命やったという熱い思いが伝わってほしいなと思います。それと、とても温かい映画なので、少しでも多くの方に観ていただき、温かい気持ちの人が増えたらいいなと思います」とアピール。細田も「プロデューサーの北島さんはもちろん、この『町田くんの世界』のポスターに載っていないスタッフさんもたくさんいて。本当にいろんな方々に支えていただきました」と述べ、「自分たちも宣伝頑張りますが、ぜひ皆様にもSNSとかで広めていただけたら嬉しいです」と語り、イベントを締めくくった。

 映画『町田くんの世界』は、6月7日(金)より全国ロードショー。同作品は、7月11日から北米カナダで開催される「ファンタジア国際映画祭」コンペティション部門への選出が決定している。なお、オーディションサイト『Deview/デビュー』では、本作で主演を務めた細田佳央太と関水渚のインタビューを近日公開予定。

関連写真

  • 映画『町田くんの世界』ティーチイン試写会に登壇した(写真左より)北島直明プロデューサー、細田佳央太、関水渚(C)Deview

  • 町田くん(町田一)役の細田佳央太(C)Deview

  • 猪原さん(猪原奈々)役の関水渚(C)Deview

  • 映画『町田くんの世界』で主演を務めた細田佳央太(右)と関水渚(左)(C)Deview

  • 細田佳央太(C)Deview

  • 関水渚(C)Deview

  • 映画『町田くんの世界』で主演を務めた細田佳央太(左)と関水渚(右)(C)Deview

  

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