話題作への出演が続くネクストブレイク俳優・板垣瑞生(M!LK)、役者としての目標は「アカデミー賞の主演男優賞」 | ニュース | Deview-デビュー

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2019/05/31 21:48

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話題作への出演が続くネクストブレイク俳優・板垣瑞生(M!LK)、役者としての目標は「アカデミー賞の主演男優賞」

ダンス&ボーカルユニット「M!LK」のメンバーとして活動する一方、俳優としても活躍中の板垣瑞生 撮影/mika(C)Deview
ダンス&ボーカルユニット「M!LK」のメンバーとして活動する一方、俳優としても活躍中の板垣瑞生 撮影/mika(C)Deview

 ダンス&ボーカルユニット「M!LK」のメンバーとして活動する一方、映画『ソロモンの偽証』、大河ファンタジー『精霊の守り人』、映画『響 -HIBIKI-』などの話題作に出演し、俳優としても着実にステップアップを遂げている板垣瑞生(18歳)。6月28日(金)公開の映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』では、主人公・初に恋する3人の男性の一人、小田切梓役を演じている。

 オーディションサイト『Deview/デビュー』では、同映画で幼なじみである初と数年ぶりに再会を果たし、昔と変わらず優しく接する一方で、ある目的を抱えているという難しい役に挑んだ彼に、演じる上での苦悩や現場の雰囲気、本作の見どころなどを語ってもらった。さらにこの春、高校を卒業し、“新・社会人”としての新たなスタートを切った板垣が今思う、役者業への想い、そして芝居の楽しさを知ったきっかけとは…。

■「今回久しぶりの共演なんですが、清水尋也と共演するときはいつもハードな現場なんですよね(笑)」

――映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』の原作や台本を読んで、演じられた小田切梓について、どのような印象を受けました?

【板垣瑞生】「このお話をいただいてから原作を読んだのですが、梓に関しての最初の印象は、完璧に近い人だなと。読み進むにつれて、梓が抱えているものだったり、違った側面が見えてきて。台本を読んでからは、映画版のほうがより生身の人間らしいなという印象が強くなりました。彼のバックボーンが生々しく描かれていますし、梓の負の部分が、山戸(結希)監督の手によって巧みにすくい取られているなと。完成した映画を観たときに、その負の部分がキレイに見えてきたりもして、逆にすごく怖いなと思いました」

――いろんなものを抱えているキャラクターなだけに、芝居をしているときは精神的にもキツかったんじゃないでしょうか。

【板垣瑞生】「はい、キツかったです(苦笑)。当時の僕はもう、いっぱいいっぱいでした。何も隠すことなく自分をさらけ出して、あの瞬間瞬間、1シーン1シーンを生きていないと山戸監督に置いていかれる感じがして、もがいていましたね。本番直前に台本の台詞が増えたりすることもあったりして、とにかく必死に喰らいついていかなきゃ!という感じでした。僕は梓として、初のことが好きという気持ちと、まったく真逆の負の感情とを同時に持ち合わせていないといけなかった。人を好きになるという感情は理解できたけれど、もう一つの“負”のほうの感情は、自分の人生においては考えられないようなものだったので。僕は切り替えがあまり上手くできるタイプではないので、現場では日常会話をしながらも、“怒り”みたいな感情を抱えたままだったと思います。一瞬でもその感情を切らしてしまったら、梓にはなれなかった。山戸監督は、そういう一瞬、一瞬を大事に撮られる監督だったので」

――これまでいくつもの現場を経験していきているわけですが、山戸さんとの現場は、板垣さんにとって今まで経験してこなかったような“初めて”なことも多かったですか?

【板垣瑞生】「そうですね。似ている……というと少し違うけど、感覚的なところでは(『ソロモンの偽証』の監督である)成島(出)さんと近いものを感じました。作品に対する熱意が尋常でないし、本当に映画がお好きなんだなと。正直、キツいなと思うこともあったけど、本当に素敵な監督さんだなというのは、撮影を通してずっと感じていました。作品への愛だけでなく、僕らへの愛も伝わってきましたし、自分も生半可な気持ちで臨んではいけないという気持ちが、より強まりました」

――共演した清水尋也さんとは、とても仲がよいそうですね。

【板垣瑞生】「 『ソロモンの偽証』で共演して以来、ずっと仲良いですね。ただ、連絡は取り合うけれど、そこまでマメに会っていたわけではなくて。でも、お互いが出る作品について、“今度、コレ出るんだね”とか、観たらその感想を送りあったりしていました。今回、久しぶりに共演したんですが、清水尋也と共演するときはいつもハードな現場なんですよね(笑)。お互いに『いっつもキツイところで一緒になるね。でも、それが良いよな』って言っていて。彼がいてくれたおかげで、僕も気持ちを預けられたというのはあります。自分がどれだけ自由に芝居をしても、彼はそれを返してくれるっていう信頼があったから。この作品を経て、より仲良くなれました」

――完成した映画を観て、どう感じましたか?

【板垣瑞生】「今まで観たことがない作品で、とてもおもしろかったですし、新しい恋愛映画だなと思いました。いろんなギミックというか、仕掛けが詰め込まれているし、初とテレビ電話で会話しているシーンは、実際に自分たちでスマホで自撮りしているんですけど、映像で観たときにとても生々しかったし、鮮明に映っていて、本当にその世界に入ったような感覚になりました」

■「お金と時間があれば、小学生の頃からひとりで自転車に乗って映画館に行っていた」

――板垣さんは、小学校5年生という10代のかなり早い時期にスカウトされて事務所入りしていますが、もともと芸能界に興味はあったんですか?

【板垣瑞生】「当時の僕は芸能界というものに対して何も知らなかったんです。芸能事務所といった存在も知らなかったし、そもそも、テレビっていうものに自分が出られるとは思ってもいなかったので」

――仕事として頑張りたい!という意識が芽生えたのは?

【板垣瑞生】「中1の頃、初めて出た映画で菅田将暉さんが一緒だったんですけど、僕は映画の現場が初めてで何もわからず、台詞ひとこと言うにも緊張していて。そんな僕に対して、当時二十歳だった菅田さんがすごく優しく接してくださったんです。一つの作品を一緒に作る仲間として受け入れてもらえた感覚がすごく嬉しくて、“またこういう現場に呼んでもらえるようになりたい”と思ったし、“そのためにはもっと、お芝居を頑張らなければいけないな”と思いました。そこからお芝居のレッスンに対しての意識がすごく変わった気がします」

――映画は昔から好きだったとか。

【板垣瑞生】「そうですね。お金と時間があれば、小学生の頃からひとりで自転車に乗って映画館に行っていました。映画が好きだと自覚するまでもなく、ひたすら観に行っていましたね。この仕事を始めてからは、撮り方が気になったりすることもありますが、昔も今も鑑賞の芯は変わっていません。この役いいなぁ、この気持ち、わかるなぁっていう。そこは、今後も変わらないと思います」

――現実や自分とかけ離れた作品や人物も演じられていますが、自分と近いキャラクターと遠いキャラクターで、演じにくい、演じやすいというのはありますか?

【板垣瑞生】「自分と重なる部分があるほうが、やりにくい……かな。梓にしても、何度かそう感じたことがあって、怖かったんですよ。台本が初稿からどんどん変わっていって、板垣瑞生という人間に近づいてきた部分もあって。自分自身と全然違う役のほうが、変身じゃないけれど、人って飛び込めちゃうと思うんです。でも梓という役は、僕と似ている部分があって、自分をさらけ出す感じだったので、怖かったという感覚でした」

――監督の追い込み、すごいですね! 板垣さんは今年高校を卒業したということですが、気持ち的な面での変化は。

【板垣瑞生】「“自分はもう社会人なんだ!”と。大人にならなきゃなぁと思いました。その上で、芸能人であるというのはあまり意識したくないなとも思いました。今までも特にそれを意識したことはないんですけど、社会人として働いている方も学生の方も、みなさん同じ人人間として変わらないですから。ただ、これからは学生ではなくなり、僕は板垣瑞生という一個人として出陣していかないといけない。そうなったときに“芸能人”という肩書ではなく、ひとりの人間としてしっかりと頑張って生きていきたいと思いました」

――お芝居の魅力、どんなところに感じていますか?

【板垣瑞生】「新しい自分に気づかせてくれるところです。たとえば、今回の梓を通して、もともと自分の中にあったけれど、これまで気づいていなかった自分の中の残虐性だったり負の部分だったり、お芝居は周りも自分も知らなかった自分に出会わせてくれるものだなって思います。現場で演じる前に準備をしている段階で“あっ、自分の中にもこんな感情があったのか!”と驚くこともありますね」

――では最後に、これからの目標と、芸能界デビューを目指している読者への応援メッセージをお願いします。

【板垣瑞生】「アカデミー賞の主演男優賞を獲れるような俳優に……いや、獲ります!! それと、きっとどの仕事をしていても、大変なことはたくさんあると思うんです。役者という仕事にも辛いことはある。そういった覚悟を持って、やりたいことに対して一歩踏み出すことが大切なんじゃないかなと思います。夢に向かって何か行動するってとても素敵なことだなと。自分の人生を決めるのは絶対に自分だと思うし、どうかを決断するかはその人次第。自分で決めて、自分で動くしかないので、“どうしてもやりたい!”という強い想いがあるのであれば、後悔しないように、自分の心に従って一歩踏み出してみてください」

【プロフィール】
板垣瑞生(いたがき・みずき)●2000年10月25日生まれ、東京都出身。スターダストプロモーション所属。7人組ボーカルダンスユニットM!LK (ミルク) メンバーとして活動中する一方、俳優としても活躍中。2015年映画『ソロモンの偽証』で注目を集め、第25回日本映画批評家大賞 新人男優賞を受賞。近年の主な出演作は、ドラマ/大河ファンタジー『精霊の守り人』(NHK)、『神ちゅーんず〜鳴らせ!DTM 女子〜』(ABC・EXほか) 、映画/『響-HIBIKI-』、『僕に、会いたかった』などに出演。『初恋ロスタイム』 (2019年9月公開) 主演 、『超・少年探偵団NEO -Beginning-』(2019年公開)などが控える。

 板垣瑞生のインタビュー全文&撮り下ろしカットは、オーディションサイト『Deview/デビュー』に掲載中。なお現在『デビュー』では、板垣が所属するスターダストプロモーションほか、”10代スターの所属事務所の新人募集を特集した『TEENS☆STAR特別2019オーディション』を開催中(下記リンク参照)。応募締切は6月3日(月)まで。さらに、スターダストプロモーション創立40周年記念を記念したプロジェクト『スターダストプロモーション 第1回スター☆オーディション』の募集が本日より開始された。同オーディションの詳細も、『デビュー』にて掲載中。

関連写真

  • ダンス&ボーカルユニット「M!LK」のメンバーとして活動する一方、俳優としても活躍中の板垣瑞生 撮影/mika(C)Deview

  • 映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』(6月28日公開)では小田切梓役で出演する板垣瑞生 撮影/mika(C)Deview

  • 板垣瑞生 撮影/mika(C)Deview

  • 板垣瑞生 撮影/mika(C)Deview

  • 映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』6月28日全国ロードショー(C)相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会

  

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