グラビアでも活動する犬童美乃梨、橋本梨菜、青山ひかる、有村瞳、佐藤望美らで結成されたアイドルユニット・sherbetが、3rdワンマンライブ『BEST OF SUMMER』を5日、浅草花やしき内に新たにオープンした「花劇場」で行った。

　「ENDLESS SUMMER」でオリコンデイリーランキング1位を獲得という実績を引っ提げてワンマンライブに臨んだsherbet。CAをイメージし、ボディラインもくっきりの新衣装で登場すると、グラドルユニットとあなどれない切れ味のダンスとボーカルを披露。リーダーの犬童は「花劇場でアイドルがライブを行うのは今日が初めて。ウチらがめちゃめちゃ盛り上げて、爪痕を残していきたい」と宣言。初披露の新曲「アテンションプリーズ」で会場の温度をさらに上昇させた。

　衣装チェンジのためにメンバーが袖に下がると、スクリーンに撮り下ろしのショートムービーが上映されたが、これは10年後のメンバーをイメージした架空の未来の物語。ある者は幸せな家庭を持ち、ある者は夢を追い続け、ある者は新しい世界に挑戦。しかし、どんな人生を選んでも、全力で駆け抜けた仲間たちとの日々はいつまでも輝いている…。そんなイメージ映像について橋本は「メンバーみんなでワンワン泣いた」と言い、「10年後も今がサイコーだし、いつまでも友達」と言い切った。

　犬童は「この5人でのワンマンライブは初めてなので不安でしたが、個々が少しずつでも成長しているのが目に見えて分かりました。本当にこの5人は仲がいい。何年たってもこのまま純粋な気持ちを忘れずに進んで行きたい」と実感を込めて語る。そして青山は「今のメンバーが最強で、本当に楽しくて毎度毎度いい思い出を作っている。こんなに大きな場所でライブが出来て嬉しいし幸せ。ぜひ皆さん私たちについて来てください！」と呼び掛けた。

　涙もろい橋本は、今回も涙をこぼしながら「15歳のときにステージに立った時から温めている“アイドルとして売れたい”という夢は10年経っても変わってない。普段グラビアで活動していても、ライブをやっていることを知らない人がたくさんいるし、アイドルのライブに出演しても“なんでグラドルがいるんだ？”と言われて悔しい思いをしました。グラビアでどんなに売れても、私はsherbetで売れて夢を叶えたいんです。『未知しるべ』の歌詞にあるように、神様に見つけてもらえるまで、決してあきらめない。私たちは絶対に売れます」と強い思いを語った。

　衣装を3度替え、ダブルアンコールまで答えたsherbet。最後にはベストアルバム発売という嬉しい発表も行い、個々の活動だけでなくさらにsherbetとして一つ上の段階に昇って行く決意を見せた。