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2019/04/05 07:41
女優3人のお風呂シーンたっぷりのドラマ『のの湯』 主演の奈緒「銭湯で毎日撮影していて疲れが溜まらなかったんですよ」
4月14日にスタートするドラマ『のの湯』(BS12 トゥエルビにて毎週日曜日夜7時から放送)の取材会ならびにトークセッションが2日、都内で行われた。会見には主人公の鮫島野乃(さめじま・のの)役の奈緒をはじめ、湯毛岫子(ゆげ・くきこ)役の都丸紗也華、アリッサ・リベラ役の高橋ユウ、そして原案協力の久住昌之が出席し、ドラマの見どころなどを語った。
ドラマ『のの湯』は『くおんの森』の釣巻和著、『孤独のグルメ』の久住昌之原案協力の同名人気漫画原作のドラマ化。浅草で人力車の車夫をしている鮫島野乃(奈緒)が同じアパートに住む大家の孫・湯毛岫子(都丸紗也華)、留学生のアリッサ・リベラ(高橋ユウ)と女性3人で各地の個性豊かな銭湯をめぐり、“ハダカの付き合い”を通して次第に友情を深めていく、体も心もほっこり温まる癒しのストーリー。
ドラマの見どころについて聞かれた3人は、「第1話からお風呂のシーンがたっぷりでてきますし、2話以降は3人の友情が展開していきますので楽しみにして下さい」(奈緒)、「お風呂のシーンはもちろんですが、私が犬の散歩のバイトをするシーンが面白くなっているのでぜひ見てほしいです」(都丸)、「日本が大好きだけど人前で裸になることに抵抗があるアリッサが銭湯に挑む姿と、のんきな2人との温度差です(笑)」(高橋)とそれぞれコメント。
また、原案協力の久住昌之を交えて行われたトークセッションでは、ドラマに出てくるおすすめの銭湯について、奈緒は麻生十番「竹の湯」、都丸は船橋「クアパレス」、高橋は栃木「玉川の湯」をそれぞれ挙げ、久住は3人に御徒町「つばめ湯」を薦めた。久住は「つばめ湯に行ってから、すぐ近くにある『孤独のグルメ』でも紹介した羊の肉を食べさせるおいしい店に行くのがいいと思うな。アメ横のあたりを散歩したりとかして、上野公園にも行ってみたり」と具体的なデートプランも披露。
一方の奈緒は久住を北千住の「タカラ湯」に連れて行きたいと提案。「タカラ湯さんはとても大きくて、ザ・銭湯という場所だったので、そこに一緒にいかがでしょうか! 本当は『クアパレス』とちょっと迷ったんですけど、お酒を飲みたいのでなるべく電車で行けるとこで、北千住かなと!」と語った。
最後に奈緒は「このドラマは老若男女すべての方に楽しんでいただけるドラマとなりました。よる7時からなので、みなさん是非お風呂に入る前によるご飯を食べながら『のの湯』を見て、そのあとお風呂にゆっくり浸かるのもよし、銭湯に行ってもいいですよね!ゆっくりとこのドラマとともに癒されてほしいなと思います。是非見てください!」とアピールした。
■奈緒コメント
「原作を読んで、とても可愛らしい野乃ちゃんを演じられるのを楽しみにしていました。都丸さんは最初に会った時、大人っぽい印象があったんですけど、会ってみると本当にチャーミングで、一緒にお芝居をしていてものすごく一生懸命な方だと思いました。ユウさんとの共演は三度目になりますけど、頼りになるお姉さんなので、この3人の空気感がとても居心地がよかったです。日常のなかで非日常が味わえるのが“銭湯”の魅力の一つだと思います。ちょっとした特別感が味わえて、ゆっくりと考えごとができたり、リセットできたり。なにより、銭湯で毎日撮影していて疲れが溜まらなかったんですよ。そこも大きな魅力ですね。銭湯の思い出といえば、小学校低学年の頃、家が銭湯を営んでいる友達と仲が良かったんです。銭湯が閉まった後に入れてもらったりして、すごく憧れの場所でした」
■都丸紗也華コメント
「岫子は原作ではショートカットで、しかも半分金髪なのでびっくりしたんですけど、原作通りに前髪も作って、メッシュも入れて楽しかったです。銭湯では自分の家のお風呂より大きなお風呂に浸かれるから贅沢ですよね。私もこのドラマの撮影の間、毎日肌ツヤが良くなったって周りから言われたので、撮影が終わってからも普通に行くようになりました(笑)。みなさんもぜひ銭湯に行ってほしいですね。そういえば、まだ幼稚園くらいのとき、パパとお兄ちゃんと一緒に男湯に入って、とても恥ずかしかったのを覚えてます(笑)」
■高橋ユウコメント
「私はこの役をいただいたとき、ハーフですが生まれも育ちも日本なので、自分とどう近づけようかと思い、不安だった部分もあったのですが、3人でいると自然と演じられ、空気感がいい感じに出せました。一人でお風呂に入ってリラックスするのも好きですけど、銭湯には“出会い”があるなって思いました。たまたま銭湯で会った人とお話ししたり、いつも会ってる友だちと普段できない話をしたり。他の場所と比べて、よりリラックスできる特別な場所なんだなって思います。私は4人兄弟なんですけど、結構みんなで銭湯に行くことが多かったのですが、学校でたまに見かける、すごくおとなしそうな先輩が実は超ナイスバディだったのを目の当たりにしてしまい衝撃を受けた記憶があります(笑)」
■久住昌之コメント
「この作品は、もともと自分が書いた『昼のセント酒』というエッセイ集を漫画にしたい、という話から始まりました。僕が銭湯選びを担当し、漫画家の釣巻和さんとどんなふうにしたら面白いか一緒に話し合いました。僕が女湯に入れるわけはないので、釣巻さんに銭湯入っていただいたのですが、彼女が必ずそこで面白い話をそこで思いついてくれて、そうやってどんどん話ができていった感じです。それから、僕が結成した音楽ユニット「スクリーントーンズ」と「くす玉」で、エンディングテーマ以外、ドラマで流れる音楽を40曲以上作っているので、ぜひ音楽にも注目して欲しいですね」