深川麻衣、山本周五郎原作の朗読劇『柳橋物語』に挑む 温かくも芯の通った声に魅了される舞台 | ニュース | Deview-デビュー

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2019/02/26 17:11

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深川麻衣、山本周五郎原作の朗読劇『柳橋物語』に挑む 温かくも芯の通った声に魅了される舞台

朗読劇『柳橋物語』に出演する深川麻衣。
朗読劇『柳橋物語』に出演する深川麻衣。

 女優・深川麻衣が、5月2日に東京・草月ホールで一日限りで上演される朗読劇『柳橋物語』に出演することが発表された。山本周五郎の時代小説を原作に、元禄時代、過酷な運命を健気に生き抜いた少女・おせんを演じる。

 深川は、2016年に乃木坂46を卒業後、女優に転身。現在、ドラマ25『日本ボロ宿紀行』(毎週金曜24:52〜テレビ東京ほか)、NHK連続テレビ小説『まんぷく』(月〜土曜8:15〜NHKほか)と2本のドラマにレギュラー出演。映画『愛がなんだ』(4月19日)、『空母いぶき』(5月24日)の公開が控えるなど、女優として飛躍の年を迎えている。

 そんななか上演される朗読劇。深川は同作に触れ「おせんという1人の女性の苦しみと愛に満ちた人生を通して、『生きること』の意味を強く考えさせられました、今回、朗読劇でこの物語を自分の口から言葉にさせていただくのは、正直とても怖くて仕方がありません。今にも逃げ出したいです」と、女優としての大きなチャレンジに対する、素直な気持ちを表現。しかし「これから始まる稽古の中で、少しずつおせんに歩み寄り、寄り添いながら、当日会場に来てくださった皆さんと一緒に、その瞬間に生まれる様々な気持ちを共有できるような時間になればいいなと願っております」と意気込みを語った。

 没後50年という節目を迎える時代小説の大家・山本周五郎作品に深川とともに挑むのは、脚本家・演出家の笹部博司。朗読劇「栄二を愛した女〜山本周五郎名作『さぶ』より」でも深川を見てきた笹部は「今度の麻衣ちゃんは、おせんです。周五郎が書いた女の中の女。過酷な試練の中で、彼女は少しずつ、自分を成長させます。そして最後のカッコよさ。けなげで、優しくて、一途で、強い。痺れますよ。楽しみにしてください」と期待を込めて語り、「ちょっと色っぽくも、作ってみたいとも思っています」と深川の成長に合わせた演出の構想の一端を覗かせた。

 今回も深川は、宣伝ビジュアルや本公演パンフレットなどのビジュアルデザイン原画も担当するなどアーティスティックな一面も見せる。ピアノ生演奏を用いることに特色のある笹部演出と、柔らかくあたたかくも一筋芯の通った深川の声のハーモニーにも期待したい。公演は5月2日午後1時と午後6時の2回公演で、チケットは3月8日から抽選先行受付を開始する。

■『柳橋物語』あらすじ

両親を亡くし、祖父に育てられるおせん。年頃になり幼馴染の庄吉から求愛を受けると、上方修行へ行く庄吉に「待っている」と約束した。庄吉が不在の間、同じく幼馴染で庄吉の同僚でもある幸太にも思いを寄せられるが、おせんは庄吉への義理を果たすかのごとく、幸太には冷たくあたり続ける。そんな中、大火が江戸の町を襲い、おせんは全てを失ってしまう。後に、庄吉が修行から戻ってくるが幸太との仲を疑われ、周囲の人々からの誹謗中傷にもさらされる。貧困、病気、孤独…数々の苦難にまとわりつかれ、極限まで追い詰められるが、とあることがきっかけで真実の愛に気づく。非業の中で手にした強さと愛を胸に少女はたくましく生きていく

■深川麻衣プロフィール

ふかがわ・まい●1991年3月29日生まれ、静岡県出身。2011年乃木坂46第1期生オーディションに合格し、メンバーとして活動。2016年6月にグループを卒業し、2016年9月よりテンカラットに所属して女優として活動を始める。2018年2月17日公開の『パンとバスと2度目のハツコイ』で映画初出演、初主演。連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)、ドラマ25『日本ボロ宿紀行』(TX・主演)が放送中。映画『愛がなんだ』(4月19日公開)、『空母いぶき』(2019年公開)の公開を控える。

関連写真

  • 朗読劇『柳橋物語』に出演する深川麻衣。

  • 朗読劇『柳橋物語』に出演する深川麻衣。

  • 深川麻衣が手掛けた宣伝ビジュアル。

  

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