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2019/02/24 08:01
1月クールの話題作『3年A組』 若手俳優が刺激し合い成長する現場に所属事務所も期待
2019年1月クールのドラマの中でも特に異彩を放つ学園ドラマ『3年A組 今から皆さんは、人質です』(日本テレビ系 毎週日曜よる10時30分)。回を重ねるごとに注目度は上昇、関連ニュースが多数配信され、それに伴い視聴率も好調に推移している。その人気の要因の一つは、オーディションで選ばれた魅力的な個性の3年A組の生徒たち。永野芽郁をはじめ、福原遥、上白石萌歌、川栄李奈ら、すでにキャリア・人気ともに第一線のメンバーが多数いる中、新しい顔ぶれを見つけるのも“宝探し的”な楽しみとなっており、制作サイドも積極的に仕掛けている。『3年A組』に生徒役を送り出している芸能プロダクションに話を聞くと、役者としての成長や知名度の向上の上で、大きくプラスの影響を受けていることが分かった。
300名以上が参加したオーディションで選ばれた3年A組の生徒たちには、すでにドラマや映画で実績を積んでいる俳優たちがいる一方、モデルやアイドル、アーティストとして活躍してきて、これから演技の経験を積んでいこうとする出演者も少なくない。アイドルを夢見るツインテールの結城美咲を演じるのは、セブンティーン専属モデルとして人気の箭内夢菜(やない・ゆめな)。彼女が所属するアービングのスタッフは「演技経験が少ない中、このような影響力のある作品に出演させていただき光栄です。同年代のキャリアのある出演者から刺激を受け、成長できたと実感しております。セブンティーンの専属モデルとして活動させていただいておりますが、役者業とモデル業をしっかり両立できるようにマネージメントしていきます」と語る。
バレー部の所属でグレーのパーカーがトレードマークの河合未来を演じているのは、『CanCam』の読者モデルとして活動後、女優として映画、舞台に出演中の搗宮姫奈(つきみや・ひめな)。搗宮自身も「やはり圧倒的に私の事を知ってくださっている方が増えて、SNSなどからのコメントでも、自分自身にも本当に励みになります」と語り、「出演者の皆さんのお芝居による化学反応を肌で感じ、もっともっとチャレンジしたい、もっともっと色んなことを肌で感じたい。そうさらに強く感じるようになりました」とポジティブな変化を実感しているという。
搗宮が所属するフィットのスタッフは「話題作の一員として携われている事のありがたさと、今第一線で活躍されている方達と同じ空気を現場で感じられていること、その経験が本人の今後にとってとても大きいと思っています」とコメント。そして「色々な作品に出させていただいている事が、今回の作品や、それ以降の作品に繋がっていると思っておりますので、点で終わらないように、線を繋いでいけるように、今後も演技を中心に進めて行けたらと思っています」とマネジメントの方針を語った。
書道部部員で唯一のメガネキャラ・浅見沙也を演じている若林薫(わかばやし・かおる)の所属事務所・グリーンメディアのスタッフは、同作出演後「若林への問い合わせが増えましたし、若林を目指して所属を希望する方も増えました」と反響の大きさを実感。若林についても「同年代で活躍されている方々とお仕事をさせていただき、かなり良い刺激を受けているようです。一緒にお芝居をさせていただける嬉しさもあり、レベルの差を感じる悔しさもあり、撮影が始まる前と今では、向上心が増し、お芝居に対する取り組み方も変わりました」と好影響があったことを明かした。
そして「人数がいるクラスの中で、唯一“メガネ”という目に付く特徴を付けていただきました。その“メガネ”が教室の中でほどよく目立っているので、ありがたく思っております」(グリーンメディア担当者)とも言う。ドラマのエンディングは、卒業アルバムのような、生徒たちのキャラクターが活きた写真で構成されているが、そのほかにも公式ツイッターでオフショットを公開したり、さらには生徒たちの穏やかだった日常を描く『「3年A組」事件が起こる○日前の日常』というスペシャルショートムービーをWEBで配信するなど、生徒たち一人ひとりをフィーチャー。そうした制作サイドのバックアップも、キャスト達の魅力を引き立たせ、ひいては作品の高評価へとつながっている。
数年後、出演メンバーからさらに多くの人気女優・俳優が育ち、「あの人もこの人も出ていた神ドラマだった」として振り返られることも十分考えられる『3年A組』。生徒役出演者の所属事務所も今後の盛り上りに大きな期待を寄せている。なお、『3年A組』出演者の所属事務所の新人募集オーディションが、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載されている(下記参照)。