ニュース
2019/01/19 20:59
錦織めぐみ、Luce Twinkle Wink☆を卒業 5人体制5年間のゴールを駆け抜けた
5人組アイドルグループ「Luce Twinkle Wink☆」のメンバー・錦織めぐみの卒業ライブ『5ール☆!〜ゴール〜』14日(月・祝)、渋谷TSUTAYA O-EASTで開催された。
宇佐美幸乃、深沢紗希、錦織めぐみ、板山紗織、桧垣果穂の5人で結成されて以来、メンバーチェンジもなく約5年間活動してきたLuce Twinkle Wink☆。『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『うらら迷路帖』『ゲーマーズ!』などのアニメ主題歌も担当し、「Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-」でさいたまスーパーアリーナのステージに単独で立つなど幅広い支持を受けてきた。
錦織は卒業の理由について「2年前ほど前から体調を崩し、ルーチェとしてのグループ活動が体調面で苦しくなっており、アイドル活動も8年を迎える今、ここで元の健康的な身体になりたいと心から思った」と公式ブログに綴っており、復帰後に錦織は声優を目指す道を歩むことを決意。この卒業ライブが、5人体制の5年間のひとつのゴールとなった。
超満員のフロアにSEが流れ、5人が最後のセットアップ。初のテレビアニメオープニング主題歌となった「1st Love Story」で幕を開け、5曲連続でパフォーマンス。「これだけの人を見て実感が湧いた」という錦織は、「悲しいとかじゃなくて、皆が楽しめる、いつも通りのルーチェでいきたい。泣いたら“腹パン”だからね!」と、普段通りのルーチェを「ウインカー」(ルーチェのファン)の目に焼き付けようとする。
2つ目のブロックでは、自身が作詞や作曲を手掛けた“つくルーチェ楽曲”の「Precious☆Summer」「Let me cry」「夢のその先」をセレクト。錦織が歌詞を手掛けた、黒須克彦の楽曲「Let me cry」は「ダンスが最強に難しくて、ルーチェを成長させてくれた曲」(宇佐美)。そして錦織作詞・作曲の「夢のその先」は「卒業を考えた時に考えた曲」であり、思い入れもひとしおだ。大切なルーチェの財産に、宇佐美が「これからも大切に歌っていくからね」と言うと、錦織が「新メンバーが入ってから、調べに行くから!」と冗談めかして応じ、今後も続く絆を感じさせた。
次なるブロックでは「ルーチェの熱さ、カッコよさを見せます」と「Twinkle“5”stars!!☆」「ラブ×タイムソルジャー 〜未来と君を行き交う戦士」「少女たちの微熱」と雰囲気の異なる3曲を連続で披露。続いてスクリーンには、研究生時代からルーチェ結成、メジャーデビュー、フランス遠征、さいたまスーパーアリーナと、5人が駆け抜けた歴史が映し出されて行く。
映像が終わると、この卒業ライブのためにあつらえた白の衣装に身を包んだ錦織が一人で登場。実は衣装には桜があしらわれていて「旅立ちの桜と、アニメが好きだという気持ちの原点として『カードキャプターさくら』をイメージした」という。そして、坂本真綾の「CLEAR」をソロで歌唱。「一歩を踏み出せない自分の背中を押してくれた曲。失敗を恐れずに踏み込んでいこうという気持ちが歌い込まれているから」と、今の自分の心境に重ねながら熱唱すると、ウインカーも黄色のサイリウムで精いっぱいのエールを送った。
本編最後のブロックでは「後悔しないように」と「You are a star!」をはじめとするアッパーな楽曲をつるべ打ち。最後は全員の名前が歌詞に織り込まれたアンセム「meteor bell」で本編の幕を閉じた。すぐさま巻き起こった盛大な「めめたん」コールに導かれ、再び登場したルーチェ。5人が着込んでいるのは、錦織がメンバーをイメージしたモチーフをデザインしたTシャツだ。錦織は「ルーチェで良かった。私、あんまり人を好きにならないんだけど、でもルーチェにいたことで捨てたもんじゃないなって思うようになった。優しくて、愛されてここまで来れた。愛してくれてありがとう…大好きです」と独特の言い回して、メンバーとウインカーに感謝した。
アンコールの最後には「寂しいけど、笑顔で終わりたい」と「はじまりの曲」として初のオリジナル曲「刹那ハレーション」を披露。ダブルアンコールではメジャーデビュー曲「恋色 思考回路」をパフォーマンスして、5人体制のLuce Twinkle Wink☆を完結させた。最後まで卒業セレモニーのような泣かせる演出を嫌った錦織。5年間の活動のゴールテープを切った5人は、笑顔のままリスタートの位置についた。