ニュース
2018/11/23 14:37
だいすけお兄さん、音楽の目覚めはウィーン少年合唱団を描いた映画『青きドナウ』
日本最大規模の子どものための国際映画祭映画祭『第26回キネコ国際映画祭』が22日、二子玉川ライズで開幕。同映画祭のジェネラル・ディレクターを務める女優の戸田恵子をはじめ、中山秀征、高橋克典、横山だいすけがオープニングセレモニーに出席した。
キネコ国際映画祭は二子玉川駅周辺の会場で26日まで開催され、世界20ヵ国の長編・短編44作品を上映するイベント。オープニングセレモニーでは、多数詰め掛けた子供たちを前にゲストの4人がドレミの歌を合唱。現場で映像に声を合わせる生吹き替え(ライブシネマ)を披露した。
「うたのお兄さん」として会場でも一番大きな声援を受けていた横山は、幼い時に影響を受けた映画について聞かれ、「『青きドナウ』というウィーン少年合唱団の映画を観て音楽と出会ったんです」と明かす。また「『ネバーエンディング・ストーリー』も大好きなんですが、ファルコンに乗って空を飛ぶシーンで『自分も飛べるんじゃないか』とワクワクする気持ちになったのは、音楽が助けてくれた一面があると思うんです。この映画祭でも音楽にフィーチャーして楽しんでもらえれば」と語った。
戸田は「ディズニーの実写版映画にすごく影響を受けました」といい「海外の作品なので、出てくる人がスゴイ綺麗だなと(笑)。顔がちっちゃいな、足が長いなとか、王子様素敵だなって普通の女の子のように憧れた」と幼い頃を振り返る。声優の仕事と映画の関りについて「映画の世界観を別の感じで味わえるのは、すごく面白い仕事に就いたなと思う。時に美女の声をやれたりすることが喜びだったりして」とコメント。
中山は映画の想い出について「地元に映画館が一つしかなかったんですが、夏休みに『東映まんがまつり』を観に行くのが楽しみでした。映画も楽しいんですが、映画館のポップコーンの香りと、大好きなジュース、その一日の全てが楽しかったことを覚えています」と語る。今も子供たちと映画に行くこともあり「『スター・ウォーズ』とか一緒に見に行ったりします」というが「大学2年から小学校6年までいて年代が幅広いので、なかなか全員一緒にというのは無くなってきた」とも。しかし「このキネコにくればみんな一緒に観られますので。大人が見ても子供が見ても面白い作品が集まっているのはこの映画祭ならではかと」と映画祭のアピールに繋げた。
そして高橋は「おじいちゃん・おばあちゃん子だったので、アメリカの古い映画を観に名画座によく連れてってもらいました。その頃に、こういう世界に携わりたいと思ったので、今の仕事には直結していますね」と語る。「今度、子供と一緒に『ファンタスティックビースト』を観に行こうと思っていて楽しみにしています」といい「子供はすごく自由な発想で映画を観るんですよね。映画と対話しながら観ているのが羨ましくて。僕は職業病でつい違う目で見ちゃうんですけど」と語った。
なお「キネコ国際映画祭」では、オーディションで選ばれた、上映作品を生吹き替えする声優チーム「KLA’s(キネコ・ライブ・アクターズ)」も活躍している。