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2018/11/16 11:20
美少年・ユン役の樋口裕太「見どころは僕の女装!」とアピール、生駒里奈と矢部昌暉W主演舞台「暁のヨナ〜緋色の宿命編〜」開幕
草凪みずほによる漫画『暁のヨナ』を舞台化した、「暁のヨナ〜緋色の宿命編〜」が15日より開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロが行われ、W主演をつとめる生駒里奈と矢部昌暉(DISH//)らキャスト陣が囲み取材に登壇した。
本作は、謀反により父・王を殺された王女ヨナが、流浪の身になりながら、神官に仕えるユンや伝説の四龍の戦士などの様々な人との出会いにより成長し、自身の運命に向き合っていく姿を描く物語。2014年にはテレビアニメ化もされ、2016年には舞台化もされた。
囲み取材には、ダブル主演を務める生駒と矢部のほか、山本一慶、西川俊介、奥谷知弘、木津つばさ、樋口裕太、陳内将が登壇。王女・ヨナを演じる生駒は「この物語はヨナの成長物語でもあるんですが、今回の舞台ではヨナが一人の女性としてどう成長していくかが見どころ」と明かし、初日を迎えるにあたり「ヨナはあまりないのですが、アクションが多い中、今日こうやって全員で元気に初日を迎えることができて、それが一番嬉しい」と喜びを噛み締る。そして、「今日やっとみなさまに『暁のヨナ』の世界をお届けできるので、精一杯頑張りたいと思います」と決意を新たにした。
ヨナの幼なじみでもあり、専属護衛としてヨナを守るハク役の矢部も「僕も序盤から戦っていますし、四龍もそれぞれの力を使って戦っているので、迫力あるアクションが魅力」と明かし、「約1ヵ月間、みっちり稽古してきたので、その成果だったり、みんな本当に仲良くなったので、ヨナ御一行の中の良さをステージ上でも表現できたら」と意気込む。
四龍の一人で右手に龍の力を宿すキジャ役・山本は「僕は右手が大きくなるという設定があるので、それが舞台でどう活かされ演出されるのか、注目してほしい」と明かし、「みんなで集中して稽古を積んできて、お互いのシーンを見て意見を出し合ったりして深めていった仲でもあるので、仲の良さも出しつつ、しっかりと本番に向かって頑張っていきたいと思います」と力強く語る。同じく四龍の一人・ゼノを演じる木津は「今回は原作の1巻〜7巻までを舞台化していて。そこにはゼノは登場してないんですが、この舞台でゼノがヨナ御一行とどう絡んでいくのか、楽しみにしていただけたら」と期待を煽る。
2016年の初演に続き、ユン役で出演する樋口は「新生のヨナカンパニーを見ていて、生駒ちゃんらしいヨナが見せられるんじゃないかなと思うし、ほかのみんなもすごく個性が溢れていて、本当に素晴らしいものになるんじゃないのかなと思います」と胸を張り、「見どころは僕の女装です!」とアピール。
スウォン役の陳内は「この時代に限りなくアナログでいろんなことを表現しています」と述べ、「舞台ならではの表現で、『暁のヨナ〜緋色の宿命編〜』にちゃんと連れていけるようになればいいなと思います」とコメント。さらに、「舞台セットもすごくキレイなものになっていますし、シーンとシーンのつなぎ目もアンサンブルの方々が人力で転換してくださっていて。各々のシーンはもちろん、つなぎ目と呼ばれるところもみんな命を注いでいるので、すべてが見どころです」と自信をのぞかせた。
今年も残り1ヵ月ちょっとということで、「今年1年を漢字一文字で表すと?」と聞かれたキャスト陣。今年5月に乃木坂46を卒業した生駒は、「いろんな第一歩踏み出した1年だったので"動"」と述べ、矢部は「僕は"考"。今年はいろいろと考えさせられることや、自分で考えて何かを行動するということもすごく多かったですし、この稽古期間も含めたくさん考えたので」と回答。
さらに「仕事で海外に行ったり、いろんなものを見ることができた年だから"見"」(山本)、「僕がこうして表現できているのはいつも応援してくださるお客様がいるからですし、これからも一緒に歩んでいきたいなという想いを込めて"歩"」(奥谷)、「"戦"。この1年間いろんなところに行って戦わせてもらったので」(木津)、「建立の"立"。今年は2日1本くらいのペースで舞台に立たせていただいたので、そこへの感謝と、よく突っ走って立ってこれたなという想いから」(陳内)と、各々今年の漢字一文字を発表。
そんな中、西川が「糸」と答えると、「?」の表情を浮かべるキャスト陣。西川が「こうしてみなさんと共演できたことも一つの糸だと思うので」と明かすと、生駒が「それって、"縁"じゃないの?」と指摘し、笑いを誘う。改めて西川は「"縁"か!」と苦笑いしつつ、「みなさんと今日出会ったことも何かの縁ですし、縁って大事だなって思います」と説明し直し、場を和ませていた。
最後に生駒は「初日を迎えるまでにすごくたくさんのことがあって。キャスト・スタッフ含め、お客様にどういう風に伝えるかというのを一生懸命考えてここまで来ました」と振り返り、「初めましての方ばかりでしたが、今はすごく大好きな人たちに変わったので、そんな人たちと作るヨナの旅を、お客さんに楽しんでいただけたら嬉しいです」と本作への想いを語る。矢部も「今までやってきたことをすべて出し切って、あとは来てくださるお客様に満足して帰っていただけるよう、僕らはここから10日間突っ走るだけなので、頑張りたいと思います!」と身を引き締めた。
舞台「暁のヨナ〜緋色の宿命編〜」は、11月15日(木)〜25日(日)まで東京・EXシアター六本木にて上演中。