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2018/11/15 20:35
宮崎秋人、木村了が対照的な二人のマラソンランナーを熱演、実話を基にした舞台『光より前に〜夜明けの走者たち〜』上演開始
舞台『光より前に〜夜明けの走者たち〜』のプレビュー公演が14日、東京・紀伊國屋ホールにて行われ、宮崎秋人、木村了らキャストからのコメントと臨場感溢れる舞台写真が到着した。
本作は、1964年、東京オリンピックで銅メダルを獲得した新人マラソンランナー・円谷幸吉と、その四年後にメキシコオリンピックで銀メダルを獲得した君原健二という、ライバルでもあり友人でもあった二人のマラソンランナーを描く物語。演出を谷賢一が担当するほか、青山学院大学の陸上競技部・原晋監督が特別監修を務める。
東京オリンピックで栄光を掴み、四年後のメキシコオリンピックで金メダルを宣言するも、育成方針の変更、指導者による婚約破談、持病の悪化など、挫折と失望の果てに、自死という道を選択した円谷。一方、東京オリンピックでメダル候補として期待されたものの八位に終わり、絶望の底に落ち引退を決意。しかし、結婚を機に自分を取り戻し、国際大会で活躍するようになり、メキシコオリンピックでは、銀メダルに輝いた君原。対照的な二人のランナーの葛藤や友情、コーチとの絆などをリアルに描き出す。
キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。
【円谷幸吉役・宮崎秋人】
「約一ヵ月間の稽古をしてきまして、いよいよ幕開けです。円谷幸吉さんを知れば知るほど責任も重大と感じ、円谷さんという存在を届けなければいけないという使命感も増してきましたので、自分の与えられた役をしっかり演じ切りたいと思います。君原健二さんも観に来てくださいますし、最後まで精一杯頑張ります」
【君原健二役・木村了】
「僕一人だけ御存命の君原健二さんの役を演じますが、この作品ならではの君原さんをお見せする気持ちで臨んでいます。カンパニーの皆で熱さを持って世界観を作り上げており、革新的な映像とともに、谷さんの才覚が存分に発揮されている作品です。言葉一つ一つがすごく大事になっていて、心と心のキャッチボールを大切にした人間ドラマですので、観ていただいた方に何か答えを見つけていただけるのではないかと思います。気負いせずに観にきていただきたいです」
【宝田修治役・中村まこと】
「いよいよ初日の幕が開きますよ。号砲一発、五人の役者が走りはじめます。舞台裏のスタッフさんも走りますよ。受付嬢も走る。遅れて来たお客さんも走る!完走目指して頑張ります。ご来場お待ちしてます!」
【高橋進役・高橋光臣】
「円谷幸吉と君原健二という二人の純粋なランナーの生き様、どのように生き、どのような結末を迎えるのか、その人生でどのような人が関わったのか、それによって二人がどのように変わっていったのか、二人の人生の軌跡を一緒にたどっていただけると、それぞれの心に残る作品になるのではないかと思います。じっくりと味わっていただけたら嬉しいです」
【畠野洋夫役・和田正人】
「当時を知る人には懐かしく、知らない世代には誇らしさを感じる、そんな空気を纏う舞台が生まれたように思います。偉人たちが積み上げてきた歴史の偉大さを、今まさに皆様と共に体現できることを嬉しく思います」
【作・演出 谷賢一】
「信頼するコーチや恋人との関係など、マラソンランナーの話でありながら人間関係が主体になっている物語です。円谷さんの悲劇は繰り返されてはならないことで、現代に正しく伝えたいと思い作品化しました。何を大事に生きていったら良いのか、作品を通して感じていただけたらと思います」
【特別監修・青山学院大学 陸上競技部 原晋監督】
「スポーツに携わる方はもちろん、サラリーマン、子育てに悩む親御さんなど、様々な方にぜひ観ていただきたい作品です。走るとは何か、生きるとは何か、その答えが見つけられるのではないかと思います」
舞台『光より前に〜夜明けの走者たち〜』は、11月25日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演され、その後11月29日(木)〜12月2日(日)まで大阪・ABCホールにて上演される。なお、本公演のDVDが2019年4月17日に発売されることが決定。