ニュース
2018/10/16 20:51
コスプレイヤー・五木あきら、『戦慄女子 キャンプ女編』で初演技 「演技を学ぶことがコスプレを次のステップに」
国内外で活躍するコスプレイヤー・五木あきらが、CS局エンタメ〜テレ☆シネドラバラエティにて、27日に放送されるオムニバスホラードラマの一編『戦慄女子 キャンプ女編』でドラマ初出演。初の演技挑戦にして初主演を務めた。
『戦慄女子 キャンプ女編』で五木が演じるのは、キャンプ場に訪れた4人の若者たちの前に姿を現し、不思議な現象を巻き起こす謎のヒロイン・ラビ役。これまで演技の仕事のオファーはあっても全て断っていたという五木が、本作に出演する決め手になったのは「ホラーが大好き」だからだという。「ホラーは非日常の世界を楽しめます。殺人鬼や幽霊に追われて、キャーキャー言うのって、普通の生活ではあまりないですよね? なので、やってみたいなと思いました」と語る。
しかし、実際に与えられた役は、怖がる側ではなく、どちらかと言うと怖がらせる側。藤田真一監督の「五木さんはコスプレイヤーなので、コスプレ要素のあるキャラクターを演じて欲しかった」という意向で、五木あきらのために『ラビ』というキャラクターが用意されたのだ。
ラビを演じてみての感想を聞くと、「表情や仕草だけで、ラビのミステリアスな雰囲気を出すのが、難しかったです。他の役者さんたちの演技の迫力に気圧されて、一気に緊張感が高まりました。これは頑張らないといけないと思いました」とプレッシャーを感じていたことを明かす五木。その一方で「役者さんたちは、本番スタートの声がかかると、声も表情もコロっと変ります。それがとてもカッコよかったです。演技が出来るのってすごいですよね。私もそうなれるように、もっともっとお芝居の勉強しようと思いました」と、大きな刺激を受けたようだ。
そして「今、コスプレイヤーに求められていることは、キャラクターを再現することだけですが、見た目だけでなく、中身を含めてキャラクターに成り切ることが、次のステップだと思います。私はコスプレして人前に出る時、そのキャラクターがどのような動きをするのかを考えますが、まだ“らしくしている”程度でしかありません。演技が出来ればキャラクターに入り込んで、その結果、ファンの人たちをもっと魅了することが出来るはずです」と語り、コスプレを次のステージに引き上げるために演技力が必要であるという結論に至ったようだ。
「コスプレイヤーが、2.5次元の舞台やドラマに出られるようになるといいですね。2.5次元は演技が出来る役者さんが出演されていますが、役者のみなさんも見た目はキャラクターに似せていて、コスプレに近い部分もあると思います。私たちコスプレイヤーが、きちんと演技を勉強して、キャラクターをきちんと演じられるようになれば、別のフィールドでも活躍が出来て、幅が広がりますよね」とコスプレ界全体のことを考えている五木。。今回の『戦慄女子 キャンプ女編』での初演技が、五木あきらにとってのターニングポイントとなり、コスプレ界を変える一歩になるかもしれない。
『戦慄女子 キャンプ女編』は、10月27日22:30〜23:00、CS局エンタメ〜テレ☆シネドラバラエティにて放送。
■五木あきら・プロフィール
様々な公式コスプレイヤーとしての活動やイベント出演、雑誌や商品のモデル、商品デザイン監修などコスプレイヤ ー(表現者)としての視点を活かし活動範囲を広げている。コスプレイヤーとしてTVにも出演。また、世界10ヶ国以上で大規模イベントにゲスト招致される。