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2018/09/24 18:10
ももクロが初のミュージカルに挑戦!3年ぶりのタッグを組む本広克行「女優さんの顔になってきた」と太鼓判
ももいろクローバーZが主演を務めるミュージカル『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』が24日より、舞浜アンフィシアターにて開幕。前日の23日には公開舞台稽古が行われ、ももクロのメンバー・百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、佐々木彩夏、共演の妃海風、シルビア・クラブ、演出の本広克行が初日前会見に出席した。
2018年5月でデビュー10周年を迎えたももクロ。2015年に映画・舞台『幕が上がる』で女優としてスクリーン&舞台に立ち、アーティストとして新たな一面を見せた彼女たちが、3年の時を経て、再び本広とタッグを組み、ももクロの珠玉のナンバーをふんだんに織り込んだジュースボックスミュージカルに挑戦。『全力少女』、『走れ!』、『Chai Maxx』、『行くぜっ!怪盗少女』などのヒットナンバーをはじめ、10月12日に配信される新曲『天国のでたらめ』など、様々な楽曲を新たなアレンジで生バンドの演奏とともに披露する。
初日を目前に控え、百田は「ここのステージに来る前のエレベーターの中でもずっとダメ出しを受けていて(苦笑)」と話しつつ、「そのくらいギリギリまで詰めて詰めて、素敵な作品になるようにキャスト・スタッフのみなさんと全力でやっています。ぜひたくさんの人に楽しんでいただけたら」とコメント。
玉井は「ミュージカルというと歌が大事だということなのですが、10年間やってきているのにあれですが、私たちは歌が得意とは言えないので…。そこは苦戦しながらも、シルビアさんや妃海さんに勉強させていただきながら稽古をしてきました」と明かす。そして、「いよいよ初日ということで、本当にドキドキしていますが、心強いキャスト・スタッフのみなさんに囲まれているので、私たちは精一杯力をだして頑張りたいと思います」と意気込む。
「初めてのミュージカルでわからないことだらけ」と述べた高城。「劇中にも出てくるキーワードとして、パラレルワールドや夢、死後の世界とかのワードが出てくるんですが、一見ファンタジーだけど、実はすごく奥深いテーマになっています。それはきっと、観てくださった方々のいろんなプラスになる感覚だと思うので、それを感じ取ってもらえるよう、私たちも頑張ります」と想いを語る。佐々木も「死後の世界とかパラレルワールドとか、答えがわからないテーマがたくさん張っているんですが、みなさんが観た次の日いからの生活や日々が充実するような公演になったらいいなと思います」と吐露。
自分たちの楽曲を役を通して歌うという新たなチャレンジをしているももクロ。百田は普段の歌唱とは「まったく違う」と語り、「もちろんアレンジも違うし、お芝居の中に組み込まれることによって、歌うときの心情や曲の表情もまったく変わってきて。自分たちでやりながら、"こういう聞こえ方もするんだ""こういう感じ取り方もできるんだ"と、曲の新しい発見もたくさん見つけられているので、すごく楽しい」と笑顔を見せる。
高城も「お芝居やストーリーが加わると、一つ一つの歌詞の意味がより身に沁みてわかる。ももクロの楽曲って、難しいワードがけっこう入っているんですが、そういう難しいワードでさえ、"こういう意味だったんだ"とか、自分自身も違う方向から曲をみられるようになりました」とコメント。
また、「次回出演するならどんな作品がいいか?」と尋ねられると、「海を渡る物語」(百田)、「殺陣をやりたい」(玉井)、「家族の話で、妹役をやりたい」(佐々木)とそれぞれ回答。高城は「ももクロとは到底結びつかないけど、みんなでラブストーリーをやりたい。私たちはそういう系は挑戦したことないので、知らない世界を知ってみたい」と目を輝かせていた。
ももクロとの3年ぶりのタッグについて、本広は「びっくりしたのは、稽古2日目にはもう台本を手放していて。前回のときには台本をかなり手放せなくて苦労していたので、2日目に手放しているのを見て、"俺もちゃんとやらなきゃ!"って、ちょっと緊張しました。成長だと思います」と太鼓判を押す。そして、「女優さんの顔になってきた。前とはえらい違いだなと思った」と4人の成長ぶり感心しきり。
そんなももクロに対し、妃海が「"はじめまして"のときから、ハッピースマイル・ハッピーオーラで、まっすぐ人と向き合う感じでした。ハッピーをたくさんもらえましたし、アイドルってハッピーの心が大事なんだなって思いました」と明かすと、シルビアも「シチュエーションによって反応する対応力があるので、すごくいい女優さんだと思っています。今後も演技を観てみたいなと思う」と絶賛していた。
『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』は、9月24日(月・祝)〜10月8日(月・祝)まで舞浜アンフィシアターにて上演。