2018年10月、4年ぶりの来日公演を東京・大阪にて開催するマライア・キャリーが、今回のジャパン・ツアーを記念して、初の日本独自の企画ベスト・アルバム及び『恋人たちのクリスマス』7インチ・アナログを来日直前にリリースすることが決定した。

　女性アーティストとして世界最高セールスを誇るマライア・キャリー。が、新曲「GTFO」の発表に続き、10月に開催する4年ぶりのジャパン・ツアー直前に、今回の来日を記念初の日本独自企画ベスト・アルバム『マライア・キャリー ジャパン・ベスト』を10月17日に、そして日本での累計セールスがシングル130万枚／収録アルバム280万枚を超える『恋人たちのクリスマス』の完全生産限定7インチ・アナログをクリスマス・レッド・カラー盤で10月24日にリリースする。

　マライアのベスト的作品といえば、360万枚という日本洋楽史上最高セールス記録である1998年発表の大ベスト・セラー『The Ones』、そして、米・ソニー・ミュージック傘下のエピック・レコードへと復帰して2015年にリリースした『#1 インフィニティ』がある。ただしこれらは“No.1”ヒットに限定した“シングル・コレクション”である。

　今回の『マライア・キャリー ジャパン・ベスト』は、「ウィズアウト・ユー」「オープン・アームズ」「スルー・ザ・レイン」など5曲が今作のために特別収録され、「ヴィジョン・オブ・ラヴ」「エモーションズ」「ヒーロー」「ファンタジー」「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」「恋人たちのクリスマス」を始めとしたソニー・ミュージック傘下コロンビアでの第1黄金期、そして「ウィ・ビロング・トゥゲザー」「タッチ・マイ・ボディ」といったユニバーサル・ミュージック傘下アイランド・デフ・ジャムでの第2黄金期の欠かせない楽曲も含まれており、キャリアの集大成的な、レーベルを越えた真の“ベスト”と言える内容。全19曲を収録したCDにオリジナル・ハンカチが付いた豪華仕様の初回生産限定盤と通常盤の2形態で発売される。

　今年後半に予定されているオリジナルとしては2014年発表の『ミー。アイ・アム・マライア』以来4年ぶり通算15作目となるニュー・アルバムから、先日の「GTFO」に続き、10月5日には“ニュー・シングル”として「With You｜ウィズ・ユー」という楽曲をリリースすることも発表しているマライア。10月以降も、新曲、ベスト・アルバム、ジャパン・ツアー、そしてニュー・アルバムと、日本のファンにとって「マライア充」な日々が続く。