株式会社WACKが発表したアイドル育成プロジェクト『WAgg』によるお披露目公演『WAgg the beginning』が9日、TSUTAYA O-WESTにて行われた。

　事前に同事務所のアーティストBiSHが出演する事が告知されていた本公演。前日の夜には、WAggの顔出しアー写、デビューするまでの1ヵ月を追ったドキュメンタリー映像も公開され、大きな注目を集めていた。

　1部、2部ともに始めにライブを行ったのは、WAggの先輩アーティスト・BiSH。1部は「スパーク」「MONSTER」等、メジャーデビュー前の曲をメインで歌い上げ、ファンを盛り上げた。2部は一転。「GiANT KiLLERS」「SMACK baby SMACK」と、最近のライブ定番曲を頭で歌い、MC開けは「オーケストラ」「プロミスザスター」「beautifulさ」とバラード系のナンバーを披露し、BiSHの表現の幅の広さを見せつけた。

　BiSHが会場を盛り上げた後、出てきたのは本公演の主役・WAgg。1部、2部ともにWACKを支え続けてきた代表曲「nerve」のイントロが流れ出すと会場のファンが湧きだす。そしてメンバーが全員で勢いよくジャンプで登場すると、会場のボルテージも一気に最高潮へ。

　そこから「OTNK」「GANG PARADE」「BiSBiS」「EMPiRE is COMiNG」など、先輩グループの代表曲を生歌で披露。次々と色々なグループの楽曲が流れる様子にファンも喜びを見せた。

　4曲披露すると、メンバーのナルハワールドによるMCに移る。カンペを取り出したナルハワールドは、「WAgg4箇条」の発表を行った。「1、WAggのファンの総称は「新米」と言います　2、写真撮影はOKです。動画の録画、録音は禁止です。3、ダイブ、リフト、サーフ等の危険行為は禁止です。4、あとは自由。」

　ナルハワールドは「私たちは次世代のWACKのエースとなるべくこれから活動して行きます。新米さん達もチャーハンや卵かけご飯やチキンライスになれるように私たちWAggもいっぱいいいっぱい変わっていくと思います。これからのWAggに期待していてください」と締めくくり、サアヤイトによる曲振りから『BiSH -星が瞬く夜に- 』がスタートした。

　2部では「ハッピーバースデーワッグ！！」とハナエモンスターが軽快な煽りを入れ、そこから、他のどのグループよりも幼い可愛さが炸裂。「Buttocks Beat! Beat!」、サアヤイトによるハモリが特徴的な「Plastic 2 Mercy」を立て続けに披露し、次々と新米達を熱狂の渦へと巻き込んでいく。

　そこから「アカルイミライ」「GANG2」と少し落ち着いたナンバーが続いていき、徐々に会場がエモーショナルな雰囲気に包まれる。1部では「スパーク」、2部では「オーケストラ」を披露し、「オーケストラ」は頭の愛（ラブ）によるか細い声の歌い出しで聴かせた。

　そして、メンバーそれぞれによる自己紹介MCに入ると、ファンに3つの約束をするマリン・バや、ウルウ・ルによる自己批判からMCに映るという独特の入り方、『この8人で最強に面白くなりたいです』とメンバーを強く評価するMC等、八者八様に自分の気持ちを語った。

　最後にWACKはじまりのグループBiSの名ナンバー「Primal.」を披露した後、1部はアンズピアによる挨拶で終了。2部の最後には、10月東名阪仙ツアーの開催も発表。全箇所で同じ事務所のアーティストEMPiREが帯同する2マンツアーを行うことが決定した。

　お披露目公演で先輩グループBiSHの肩を借りながらも堂々としたパフォーマンスを見せたWAgg。WAggの今後の活動に目が話せない。