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2018/09/12 19:15
若手ラッパー日本一が決定 『BAZOOKA!!!高校生RAP選手権』初の東海地区で開催
若手ラッパーの日本一を決めるフリースタイルバトル『BAZOOKA!!!高校生RAP選手権』が8月31日、Zepp名古屋で開催され、HARDYが優勝を果たした。
不良や、ネットラッパーなど個性ある素人の高校生たちが、それぞれの生い立ちを全面にぶつけ、同じ土俵、同じルールでフリースタイルのラップMCバトルを展開する同大会。第14回となる今回は、初の名古屋で行われ、東京・大阪で行われたオーディションを通過した出場者16名が全国から集結し、熱い青春バトルを繰り広げた。
開場前から開催を待ちわびるファンが多く詰めかけたZepp名古屋。年度がかわり期待されるのはルーキーの登場。今大会から出場資格を得たルーキーは、本出場者16名中4名。また、10名が本戦初出場と、まだ見ぬ実力者の台頭にも注目が集まった。
第1戦目は藤 KooS 対 空音。大人顔負けのリリックとフロウ、独特なライムが飛び交う戦いは、ハイレベルな戦いが予感される展開となった。トーナメント 1 回戦 2 試合目では波乱が起きる。今回で本戦出場3回目のhMzがルーキーのMCリトルに敗れる結果となったのだ。ワードセンスに定評のある両者の対戦に、審査員は口々に「僅差の勝負だった」と振り返り、審査員で第1回大会・第4回大会の優勝者であるT-Pablowからは敗れたhMzに対して「この後、この子以上に上手い子が出てこないじゃない」と言わせるほど拮抗した勝負となった。
熱戦を勝ち抜き決勝に駒を進めたのは、Red EyeとHARDY。前回大会、注目を集めながらも初戦で敗退したRed Eye。4回目にして悲願の優勝を目指すHARDY。実力も経験値も兼ね備えた両者が決勝に進出となった。
どちらが勝つかわからないバトルに、会場のボルテージも最高潮に達する。拮抗したバトルは延長の末、前回大会で初の決勝に進出するもあと一歩で優勝を逃したHARDYに決まった。審査員の漢a.k.a GAMIからは「審査員でも結果が割れるほど難しかった」とハイレベルなバトルを振り返った。なお、大会の模様は、24日午後9時より、BSスカパー!にて放送される。
◆優勝者・HARDY コメント
(過去大会で)負けた分、大きな喜びがあります。今回はこれまでで1番気合が入ってました。「これで最後」 と決めていたので、ホンマにこの大会で優勝を取る気やって、背水の陣で臨みました。Red Eye君は落ち着 いていて、綺麗にレゲエを入れてきて「やられた」と思ったところもあったけど、「(自分が)勝った」と思 ってましたが確信がなくて最後まで分からなかったです。この結果がプラスになるかマイナスになるかは僕の行動次第、「あいつも高校生RAP選手権に出てたんだ」って言われるような大きな存在になりたいです。