今年、7年ぶりに復活した名門ミスコン『ミスマガジン2018』。受賞者5名のなかで『ミスヤングマガジン』を受賞したのが、広島県出身の高校2年生、寺本莉緒だ。弾けるような明るい笑顔と、88cmのバストで注目を集める16歳の新人にインタビュー！

■寺本莉緒インタビュー

――ミスヤングマガジン受賞おめでとうございます。まずは受賞の感想を。

「発表会見でも言わせていただいたんですが、ひと言でいうと『ぶちうれしい』です！　広島の言葉を使って言いたいと思って準備してました。『ぶち』は最上級で、“Very Very Very”ぐらいです！　ぶっちぎりに嬉しいです（笑）。グラビア自体が初めてなので、その初めてのことでヤングマガジンさんの賞をいただけたのは、もう嬉しいというほかないです」

――グラビアに挑戦すると最初に聞いたときは？

「私はグラビアに対して否定的な気持ちは無かったので、それで自分のことを知ってくれる人が増えるんだったら“全然やります！”って感じでした」

――SHOWROOMの配信でもたくさんのファンの方が応援してくれたようですね。

「『元気だね』『明るいね』といって、応援してくださるファンの方が一気に増えました。普段は学校があったので、学校に行く前に朝の5時に配信をしていたのですが、通勤や通学の前に見てくださったみたいで、一日の元気になっていたら嬉しいです。歌が以前から好きで、ミュージカルなど舞台でも今後歌っていきたいなと思っているので、配信でもどんどん歌を歌ってます。ファンの方からリクエストを受け付けたり、夏が近づいたら夏系のテーマで選曲したり…」

――広島弁を使っていたのも好評でした。

「意識して広島弁を使うというより、自然と出ちゃうんです。今年から家族がこっち（東京）に出てきて一緒に暮らすようになって、余計に出てしまうというか。家庭では広島弁なので、配信もアットホームな感じで。自分らしさが出せると思います」

――女の子が広島弁を使うと、そのギャップに“萌える”といいますよね。

「SHOWROOMを見た方からは『広島弁をもっと喋って！』って言われてたんですけど、私的には広島弁＝怖いという印象しかないので（笑）。女の子でも普通に“〇〇じゃけえ”だったりして。それが可愛いと言ってもらえるのであれば…自分の武器にしたいです」

――『ヤンマガ』のグラビア撮影は沖縄ロケでしたが、いかがでした？

「沖縄は初めてで、すごく楽しかったです。私、海がすごく好きで、めちゃくちゃキレイだったので、そこに早く入りたい！っていう気持ちで撮影していました、いろんなカワイイ水着も着せていただけたのも楽しかったです。グラビア撮影は初めてでしたが、緊張はしなかったです。とりあえず沖縄が今の東京と同じぐらい暑くて、びっくりしました。暑さは得意ですし、むしろ好きなんですけどね」

――グラビア撮影で大変だったことや、意外な発見はありました？

「水着の撮影のときはちょっとでもスリムに見せたいから、腹筋に常に力を入れてたんです。だから次の日は筋肉痛で。沖縄の撮影が終わって帰って来たときに、自分の身体を鏡で見たら、お腹に普段入っていない線がピッ！と入ってて。あれだけ力を入れ続けていたら腹筋って割れるんだ！って（笑）」

――出来上がった雑誌を見た感想はどうでした？

「『明るい！』『元気！』『笑顔！』という感じでファンの方々は受け取ってくれているので、そんなイメージで黄色の水着を着たカットが気に入っています。“ワハーッ！”っていう感じで笑顔全開で撮っていただきました」

――『ミスヤングマガジン』に決まって、周りの反応は？

「グラビアに対してマイナスの反応があるかなとちょっと思ったんですけど、そんなことは全然なくて、みんなから『良かったね』って祝福をいただいています。ローファーズハイ!!の仲間からも『おめでとう』のLINEが来て。『今度一緒にお祝いしようね』って約束しました」

――事務所の先輩のベイビーレイズJAPAN・林愛夏さんからも祝福されていました。

「そうなんです！！　愛夏さんはベスト16からベスト5を選ぶ時にも投票を呼び掛けてくださって。決まった瞬間には、すぐ愛夏さんに電話して“決まりました〜！”って報告しました。すごくありがたいし、感謝しています」

――ちょっと昔を振り返っていただいて…芸能界に興味を持ったきっかけは？

「小さい時から目立ちたがりで、テレビに出たいと思っていて、写真を撮られるのも大好きな子供でした。文化祭とかになると“よし！みんなで最高のクラスにしよう！”とか言って、先頭で引っ張るタイプ。家の近くのスタジオで小3からダンスを習っていたんですが、歌や演技は全然経験はありませんでした。レプロに所属するオーディションを受けたのは、中学校のときの友達が舞台に出演することが決まって、周りの注目が一気にその子のほうにいっちゃったのが刺激になったからなんです。私はもっと注目されたい！　よし！　東京に出よう！って思って、オーディションを探して応募したんです」

――最初に応募したオーディションでチャンスを掴んだんですね。

「『どうせ受からない』とか言われるのがイヤで、家族に言わずに応募しちゃったんですが、2次審査の時に大阪に行かなくちゃいけなくなって、そこで家族に“連れてってくれない？”って打ち明けました。家族みんなで大阪に旅行がてら審査に行って、完全にこっちのペースでした（笑）」

――事務所に所属後、演技ワークショップのレッスンを受けて、若手女優の集団「浅草少女歌劇団・ローファーズハイ!!」に加入します。

「ローファーズハイ!!は即興劇が多いので、自分を出していくことが大事で。ほかの子と自分はキャラがどう違って、どうやったら自分が映えるかを学びました。劇団に結構人数がいるので、自分なりに自己プロデュースについて考えていましたね。私、身長が150cmしかないんですが、周りのメンバーが高かったので、どうやったら自分が大きく見えるかという方法を探して。ダンスでは振り付けを大きく踊って自分を大きく見せようとか、歌でも声量だけは負けたくないので、家で発声の自主トレをしていました」

――そんな努力が実ったのか、昨年末から年始にかけて東宝ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』にも四女・シュプリンツェ役で出演しました。

「四女役と五女役のオーディションを受けたのですが、その役は『元気』で『溌剌とした』子を求めていたので、とにかく元気に楽しんでやりました。初めて日生劇場に立った時は“デカい！！”って思ってビックリしました。地方のホールもみんな大きくて、こんなに大きな劇場に自分が立ってるって思うと、楽しい！という感覚しかありませんでした」

――注目されればされるほど楽しめる、というのは一種の才能かもしれませんね。さきほど自己プロデュースの話が出ましたが、グラビア活動でのチャームポイントは？　

「やっぱりこのバストは自分の武器だと思っています。グラビアを始めるまでは、着たい洋服が着れないというのが嫌だったのですが、こうやってメディアで取り上げてもらえるからには出していこうって思ってます。元々中学生の時から『デカいよね』って言われてはいたんです。体育の時とかに冷やかされたりもしたんですが、それ以上に私のキャラが定着していたので、陰で言われたりせずに男の子もいじってくるというか。今では“親からいいものをもらったなぁ”という気持ちですね（笑）」

――野球観戦が好きで広島出身ということは、もちろんカープ女子？

「兄が二人いるんですが、二人とも高校まで野球をやっていて、家族みんなで野球好きです。自分も野球の応援に行くうちに“野球って楽しい〜”って思うようになって。カープもよく球場に試合を観に行きますし、友達にカープファンも多いです。最近、WEBで『カープ女子／タレント』で調べると名前が出るようになったんです！」　

――今後の目標を教えてください。

「まだカープの『赤』を着たことが無いので、『赤』の水着を着たいです（笑）。まずは一人でヤングマガジンの表紙・巻頭を飾りたい。そしていずれは写真集を出せたらいいなって思ってます。目標としては、私の出演するCMが流れるようになって“ああ、あの人見たことある”って、街中を歩いていてふわっと思ってもらえるような人になりたいです」

――芸能界を目指しているデビューの読者にエールをいただけますか？

「私も親の許可があって応募したわけではないのですが、人生は自分がやりたいことをやるべきだ思っています。自分の人生を豊かにするためには、一歩踏み出すことが大事だと思うので、迷わずやりたいことに突き進んでいただけたら、夢はかなうと思います！」

■寺本莉緒（てらもと・りお）
2001年11月5日生まれ、広島県出身
身長150cm　B88 W60 H88