新潟で活動するアイドルグループ・Negiccoがデザインした「みなとまちラッピングバス」が完成。6月24日に完成発表会が開かれ、25日から運行開始となっている。

　これは新潟開港150周年Nii port事業の一環である「賑わい創造プロジェクト」として行われたもの。新潟に住んでいる人、旅行で来訪した人にも、他にはない「世界に一つだけのバス」で、みなとまち新潟の『おもてなし』をしようというプロジェクトだ。

　みなとまちの中心部を巡る新潟交通株式会社の路線バス「みなと循環線」を走る小型バスのラッピングをNegiccoがデザイン。車内アナウンスもNegiccoが担当している。今回のプロジェクトの資金は、クラウドファンディングを活用し、今年2月1日から4月21日まで募集。目標金額400万円のところ、425万5000円の応募があり、プロジェクトが進められてきた。

　そして24日（日）、ラッピングバスの完成発表と試乗会が行われ、クラウドファンディング出資者を含む約200人が参加した。完成したバスの車体は、上部が緑、下部が白という全体的に「ネギ」をモチーフにした色合いで、側面は、萬代橋や新潟西港周辺の風景にNegiccoメンバーの3人が溶け込んだデザインとなっている。

　デザインを担当したNegiccoメンバーは、 「みなと循環線に乗って見ることができる風景を取り入れ、そこに足を運ぶきっかけにしたい」とデザインに込めた思いを語った。新潟県外から試乗会に参加した人からは「また“ネギバス”に乗りに新潟に来たい」という声も多数聞かれ、新潟観光のきっかけに、と期待されている。“ネギバス”は25日から新潟交通路線バス「みなと循環線」で運行を開始している。